二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡を扱うための最低限の知識。(先生方へ、これは必ず教えてあげてください)

2015-12-12 09:48:23 | ■工房便り 総合 


調弦の時に、木軸を回す時には、このように、必ず親指を、棹にかけて下さい。

あるいは



このように、小指をかけても良いです。

二胡の木軸は、楔状に作られているため、単に回すと抜けやすいです。

ですので、上の画像のように、親指をかけて回します。

そうすると、かなり力の弱いじょせいでも、ゆっくりときちっと、小さく動かせます。

そして親指が棹にかかっているため、自動的に、木軸を締め上げます。

このことはいまさら、何言っているのとお思いの方もいらっしゃれるでしょうが、

光舜堂に来られる方の70%がこの事をご存じありません。

常識と思うから、あえては教えていないのかもしれないと危惧して、ここに書かせていただきます。

また、硬くて抜けにくい場合は、



このように、親指をかけずに、上下に軽くゆすぶりながら、回すと抜けやすいです。

調弦の際は、

最初はこのように木軸が抜けやすくなるように、親指をかけずに回し、ほんの少しだけ木軸を抜きます。軽く調弦して、

最後に音が決まったら、親指を棹にかけて、手を握りこみます。

そうすると木軸は、止まりやすく成ります。

そうすると調弦しやすいです。

大きなお世話と思われる方もいらっしゃるでしょうが、あしからず。
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