調弦の時に、木軸を回す時には、このように、必ず親指を、棹にかけて下さい。
あるいは
このように、小指をかけても良いです。
二胡の木軸は、楔状に作られているため、単に回すと抜けやすいです。
ですので、上の画像のように、親指をかけて回します。
そうすると、かなり力の弱いじょせいでも、ゆっくりときちっと、小さく動かせます。
そして親指が棹にかかっているため、自動的に、木軸を締め上げます。
このことはいまさら、何言っているのとお思いの方もいらっしゃれるでしょうが、
光舜堂に来られる方の70%がこの事をご存じありません。
常識と思うから、あえては教えていないのかもしれないと危惧して、ここに書かせていただきます。
また、硬くて抜けにくい場合は、
このように、親指をかけずに、上下に軽くゆすぶりながら、回すと抜けやすいです。
調弦の際は、
最初はこのように木軸が抜けやすくなるように、親指をかけずに回し、ほんの少しだけ木軸を抜きます。軽く調弦して、
最後に音が決まったら、親指を棹にかけて、手を握りこみます。
そうすると木軸は、止まりやすく成ります。
そうすると調弦しやすいです。
大きなお世話と思われる方もいらっしゃるでしょうが、あしからず。