いやいや、激動の1週間でありました。
大殿様が“石の友”の仲間入りで救急搬送、入、退院している間も頭を悩ませ続けた
大型台風27号と28号。
思えば、この2つの台風の行方によるストレスも、急病でダウンする原因だったような気がします。
しかし、たった半日のお泊りで復活して、
その後は何事も無かったかのように仕事に戻りバリバリと製作を続けた超人も、
最後の4日間では精神的にヘトヘトになっていたのです。
なまじっか天気図が読めなかった方がここまで殿を悩ませなかったかもしれません。
と言うのも、
『日本の二胡物語』開催の26日当日には、
台風27号が関東をギリギリ逸れて天気が回復するであろうことは、
殿にはかなり前から予測出来ていたのです。
あらゆる天気番組がまだどこも、どの天気予報士もが公表していない時から、
大殿様は台風27号が一番東側のルートを辿るであろうと読んでいました。
しかし、その後の28号の影響での減速、停滞期が、あまりに通常の台風の時より長く、
ギリギリまでGOサインを出せる状況にありませんでした。
一般論として、どの天気予報も読んでいない悪天候の回復をどんなに確信を持って言ったところで、
ご来場予定の皆様の不安な気持ちは払拭出来なかったでしょう。
まして、今回は日本各地の遠方から遥々聴きに来て下さる方が多かったので、より心配でした。
ご予約下さったお客様に多くのご年配の方々がいらっしゃったのを知っていたのも、
強行開催に踏み切れないところでした。
先の台風26号で伊豆大島が大被害に遭い、
巷では その危機管理が問題になっている真っ最中でしたから、
主催者としての責任を いっそう真剣に見つめ直していたのです。
また身近な問題として、
伊豆大島には今回参加予定だったアーティスト『桐鱗』のアトリエが在り、
彼女は島を動けず参加を断念していました。
結局、更に危険な状況になり彼女は東京へ避難するという事態に加え、
ワタクシ事ですが我が実家も大島の避難勧告地域に在りまして家族は深刻な状況でした。
そんな、身近な人間に伊豆大島関係者が2人もいたことも、
より強く大殿様がお客様全体の安全を意識するきっかけになったようです。
日本各地から集まる『日本の二胡物語』出演者達の足も心配でした。
今回の演奏会は出演者が多い上、しかも台風がやって来る関西方面からは8名もの参加、
特に、車での東京入りを予定していたXeno Quartetのメンバーの道中には、
途中ルートに、高速道路でありながら波がかかる海岸沿い、という箇所が在ります。
そこが万が一通行止めになり迂回すると7時間かかる道であることも殿は知っていました。
時間ごと新たに発表の天気図のわずかな変化を睨み、ギリギリまで台風の進路を読んでいましたが、
タイムリミットは開催日2日前、と決めていました。
他道府県、遠方からご来場予定の方々、又、お友達の分までまとめてご予約して下さった方々にも、
開催可否の連絡が余裕を持って行き渡るようにしなければならないと思ったのです。
その最後のたった1日で天気図が良い方向へ変わるであろう、殿にはそう思えていても、
中止の場合、発表が金曜日では遅すぎるのです。
そして、木曜日18時半。
次の最新発表を待たずに、ついに中止の決断を下した殿。
まさしく苦渋でした、自分では開催出来ると読めていたからです。
しかし、その時外は、そして、各地のTV台風情報中継は、暴風雨。
この決断は正しかったとワタクシは確信しています。
その後、夜10時半の最新発表の天気図は、、、
台風が、開催するには影響が無い事を示していました。。。
「この気圧配置図が夕方出ていれば。。。!」
殿が一番悔しかった瞬間でしょう。
しかし、その後の各関係者、お客様へのご連絡では、皆様から「英断」とのお褒めの声を頂き、
その早い決断を、特に遠方の方々からは感謝していただきました。
「日本人の、今の二胡の現状をカタチにしてみよう!」と1年以上前から計画し準備してきた間には、
「日本人に何が出来る」という、好意的ではない声がいくつも有ったのも事実です。
今後、その方面からは中止を喜ぶ声や批判的な声も聞こえてくるかもしれませんが、
気にしません!
反対したり、批判したりする声はただの部外者ですから、やっかみにすぎないと思ってますし。
それに、実際のところ、
中止の連絡を関係各位、全ご予約のお客様に連絡したり事後処理に奔走したら、
なんだか充実してしまって、殿もワタクシも妙にスッキリしているのです。
それだけ、この1週間がドラマチックで濃厚だったからでしょう。
早くから多くの方々に注目していただき、期待していただき、あっという間に完売御礼。
満席で締め切った後も、というより、
締め切った後からの方がチケットの問い合わせが続出する事態。
そんな、二胡界の皆様の注目を浴びた『日本の二胡物語』は、
台風の行方やら1週間前に倒れる主催者の体調やらで最後の最後まで見せ場(?)を作り、盛り上がり、
このブログでも最終週はアクセス数が通常より平均で100~200アップ、
何事も無く開催するよりハラハラ、ドキドキ、スリルに満ちていたのでしょう。
そもそも台風を避ける為にこの時期開催を選んで企画していたのですから、
クライマックスがこんなにとんでもないことになるとは、誰も想像していませんでした。
ある意味、
『日本の二胡物語』は、この台風達のおかげで よりドラマが生まれました。
ひょっとすると、開催するより盛り上がったのかもしれません(笑)&(泣)
日本の二胡界を台風のように引っ掻き回して幻に終わったこの会は、
“もう一つの”『日本の二胡物語』だったのかもしれません。
唯一の心残り、素晴らしい演奏者の方々を一堂に会してご紹介出来なかったのは本当に残念ですが、
それは、いつの日か、また。。。
必ずや!
※ ご予約いただいた全指定席分の方々は把握出来ていたので直にご連絡したのですが、どうやらご予約無かった数人の方々が当日中止を知らずにいらしてしまったと明日館の方から伺いました。当日会場には出向いていたのですが、行き違いになり直接ご挨拶出来ず申し訳ありませんでした。
大殿様が“石の友”の仲間入りで救急搬送、入、退院している間も頭を悩ませ続けた
大型台風27号と28号。
思えば、この2つの台風の行方によるストレスも、急病でダウンする原因だったような気がします。
しかし、たった半日のお泊りで復活して、
その後は何事も無かったかのように仕事に戻りバリバリと製作を続けた超人も、
最後の4日間では精神的にヘトヘトになっていたのです。
なまじっか天気図が読めなかった方がここまで殿を悩ませなかったかもしれません。
と言うのも、
『日本の二胡物語』開催の26日当日には、
台風27号が関東をギリギリ逸れて天気が回復するであろうことは、
殿にはかなり前から予測出来ていたのです。
あらゆる天気番組がまだどこも、どの天気予報士もが公表していない時から、
大殿様は台風27号が一番東側のルートを辿るであろうと読んでいました。
しかし、その後の28号の影響での減速、停滞期が、あまりに通常の台風の時より長く、
ギリギリまでGOサインを出せる状況にありませんでした。
一般論として、どの天気予報も読んでいない悪天候の回復をどんなに確信を持って言ったところで、
ご来場予定の皆様の不安な気持ちは払拭出来なかったでしょう。
まして、今回は日本各地の遠方から遥々聴きに来て下さる方が多かったので、より心配でした。
ご予約下さったお客様に多くのご年配の方々がいらっしゃったのを知っていたのも、
強行開催に踏み切れないところでした。
先の台風26号で伊豆大島が大被害に遭い、
巷では その危機管理が問題になっている真っ最中でしたから、
主催者としての責任を いっそう真剣に見つめ直していたのです。
また身近な問題として、
伊豆大島には今回参加予定だったアーティスト『桐鱗』のアトリエが在り、
彼女は島を動けず参加を断念していました。
結局、更に危険な状況になり彼女は東京へ避難するという事態に加え、
ワタクシ事ですが我が実家も大島の避難勧告地域に在りまして家族は深刻な状況でした。
そんな、身近な人間に伊豆大島関係者が2人もいたことも、
より強く大殿様がお客様全体の安全を意識するきっかけになったようです。
日本各地から集まる『日本の二胡物語』出演者達の足も心配でした。
今回の演奏会は出演者が多い上、しかも台風がやって来る関西方面からは8名もの参加、
特に、車での東京入りを予定していたXeno Quartetのメンバーの道中には、
途中ルートに、高速道路でありながら波がかかる海岸沿い、という箇所が在ります。
そこが万が一通行止めになり迂回すると7時間かかる道であることも殿は知っていました。
時間ごと新たに発表の天気図のわずかな変化を睨み、ギリギリまで台風の進路を読んでいましたが、
タイムリミットは開催日2日前、と決めていました。
他道府県、遠方からご来場予定の方々、又、お友達の分までまとめてご予約して下さった方々にも、
開催可否の連絡が余裕を持って行き渡るようにしなければならないと思ったのです。
その最後のたった1日で天気図が良い方向へ変わるであろう、殿にはそう思えていても、
中止の場合、発表が金曜日では遅すぎるのです。
そして、木曜日18時半。
次の最新発表を待たずに、ついに中止の決断を下した殿。
まさしく苦渋でした、自分では開催出来ると読めていたからです。
しかし、その時外は、そして、各地のTV台風情報中継は、暴風雨。
この決断は正しかったとワタクシは確信しています。
その後、夜10時半の最新発表の天気図は、、、
台風が、開催するには影響が無い事を示していました。。。
「この気圧配置図が夕方出ていれば。。。!」
殿が一番悔しかった瞬間でしょう。
しかし、その後の各関係者、お客様へのご連絡では、皆様から「英断」とのお褒めの声を頂き、
その早い決断を、特に遠方の方々からは感謝していただきました。
「日本人の、今の二胡の現状をカタチにしてみよう!」と1年以上前から計画し準備してきた間には、
「日本人に何が出来る」という、好意的ではない声がいくつも有ったのも事実です。
今後、その方面からは中止を喜ぶ声や批判的な声も聞こえてくるかもしれませんが、
気にしません!
反対したり、批判したりする声はただの部外者ですから、やっかみにすぎないと思ってますし。
それに、実際のところ、
中止の連絡を関係各位、全ご予約のお客様に連絡したり事後処理に奔走したら、
なんだか充実してしまって、殿もワタクシも妙にスッキリしているのです。
それだけ、この1週間がドラマチックで濃厚だったからでしょう。
早くから多くの方々に注目していただき、期待していただき、あっという間に完売御礼。
満席で締め切った後も、というより、
締め切った後からの方がチケットの問い合わせが続出する事態。
そんな、二胡界の皆様の注目を浴びた『日本の二胡物語』は、
台風の行方やら1週間前に倒れる主催者の体調やらで最後の最後まで見せ場(?)を作り、盛り上がり、
このブログでも最終週はアクセス数が通常より平均で100~200アップ、
何事も無く開催するよりハラハラ、ドキドキ、スリルに満ちていたのでしょう。
そもそも台風を避ける為にこの時期開催を選んで企画していたのですから、
クライマックスがこんなにとんでもないことになるとは、誰も想像していませんでした。
ある意味、
『日本の二胡物語』は、この台風達のおかげで よりドラマが生まれました。
ひょっとすると、開催するより盛り上がったのかもしれません(笑)&(泣)
日本の二胡界を台風のように引っ掻き回して幻に終わったこの会は、
“もう一つの”『日本の二胡物語』だったのかもしれません。
唯一の心残り、素晴らしい演奏者の方々を一堂に会してご紹介出来なかったのは本当に残念ですが、
それは、いつの日か、また。。。
必ずや!
※ ご予約いただいた全指定席分の方々は把握出来ていたので直にご連絡したのですが、どうやらご予約無かった数人の方々が当日中止を知らずにいらしてしまったと明日館の方から伺いました。当日会場には出向いていたのですが、行き違いになり直接ご挨拶出来ず申し訳ありませんでした。
今回は大変残念ですが、中止にされたのは正しかったと思います。
中止にされた事で、出演の方々やお客様の身の安全を第一に考えてくれる良い主催者様だと私は思います。むしろ、より信頼度が増したように思います。
今回楽しみにしておりましたが、楽しみが先にのびただけです。
いつか、またの日を期待しちゃうです♪
お疲れ様でした!取りあえず一息入れて休養を!
実現できなかったことで、一番残念なのは、実際に聴いていただけなかったということだけです。
出演者の皆さん、あの台風ん中でも行くとおっしゃっていただけていましたから、多分良い演奏になっていたと思います。でも皆さんこれから演奏に脂がのって来ることですし、まだまだ出会っていない演奏者の方も多いですから。
次回が楽しみです。