二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

西野二胡の制作は半年くらい予定が詰まっています。

2025-01-20 13:48:09 | ■工房便り 総合 
そこで、今年は調整会の予定はたてていません。

二胡の楽器としての調整は、そのほとんどの問題が木軸のがたつきにあるようです。
光舜堂を始めた頃には、その木軸のがたつきと言うのも、かなり刃物で削り出してやっと収まるものが多かったと、思います。
ところが最近この10年くらい前からの物は、相変わらずチョークの粉が入っているとはいえ、削ると言っても、10分も20分もかかって削らなければいけない物は、とても少なくなってきたと思います。
昨年も、神戸、富士、福岡、長崎と合わせると40台くらいな二胡を見ましたが、これは持ち帰らないと直せないと言うのは、木軸が原因ではなく、他の、皮屋、台、そして竿そのものの、曲がりや亀裂くらいでした。
木軸の、がたつきは、その80%くらいは、ワックイで直せます。
ですので。桐子ちゃんのネットショップ、桐桐精品店さんで販売しております。
新ワックイも、作ってから3年半たち施してから問題なく稼働しているのです。
また、大きな二胡屋さんあるいは、中国人の楽器屋さんなど、調整会という名前での楽器販売会も全国あちこちで開かれて、とりあえずは、千斤の巻き直しや、駒やフェルトなどの交換もやってくれているみたいです。
光舜堂の工房へは、毎週、二台三台と、本格的な修理のものが送られてきます。、
多いのは、やはり皮の張り替えですね。
こればかりは、今のところ、日本のなかでは光舜堂だけがやっています、

またここへ来て、西野二胡の製作依頼も増え、ご注文での二胡の制作は現在半年待ちくらいになっています。
その他、工房にすでに出来上がった二胡もあります。
工房で弾いてみてください。
また、孟さんのNMLさんでも通販しています。

そんな中、あらたに和胡弓の弓の発売も決まり、松脂の製造もあり、どうやら、工房から出て何処かで、出張調整会と言うのは、今の所今年は予定に入れていません。

皆さんもし、なんとなく音のガサつき、或いは金属音なと、或いは、調弦な、不安定さなどありましたら、先ずはワックイを施してください。
そして弓。
手で触ったり、毛が傷んでいたり、以外と多いのが弓毛の問題です。
また、松脂ぬり過ぎで、ガサガサになっている弓毛と言うのは相当あります。
弓毛を張り替えましょう。
そして弦の交換。
このブログのなかにも二胡の救急箱電子版という項目があります。
それを読んで弦の交換などしてみましょう。

それでも収まらないようでしたら、楽器を光舜堂に送って下さい。
キチンと二胡の音になる様にしてお返し致します。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ


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