私ごときまだ二胡歴4年ぐらいの物が、口はばったいようではありますが、少し調整について書いてみようと思います。
作っていてわかったこと、そして、この1年見せていただいた二胡達250台程の中で特徴的なことな度を書いていこうと思います。
何しろ、音のことを文章で書かなければいけないので、分かりにくさがあるかもしれません。
また漠然と抽象的な話をするより、皆さんのお持ちの二胡をご自身で調整してみて、うまくいったことや、なかなか上手くいかないなどのお話をコメントでいただけたら、
それについて具体的な話を進められるかとは思います。できるだけ、コメントとして参加していただけると嬉しいです。
さて、二胡の調整その1です。
二胡の調整というのは
千斤と、駒と弦という、慣れさえすれば、だれでもできると言う簡易なものです。
基本的には、蛇皮にどのくらいの圧力で、弦の力をかければよいのかという問題なのです。
それにはまずこれだけは必ずやっておくのが基本という事があります。
木の糸巻きの場合、先端の弦を通す穴より外に向かって弦を巻き直してください。
木軸の一番外側から弦が下の方に向かうようにします。
通常木の糸巻きは、棹の前の方で38ミリあります。
穴は棹から33ミリ位のところに開いているはずです。
先端の5ミリに十分弦は巻きつけることができます。
この位置を固定しておくことが、調整の一番最初にやることになります。
中には木軸が38ミリないものもありますが、なるべく先端に弦を巻くと言うのは基本にして下さい。
このようにすると、千金を巻きつけて、弦を棹の方に曳いて棹との高さを20ミリ前後にしたときに、より強く皮に駒を押す力が得られます。
多分このようになさっていない方はご自分の二胡見て、試しに巻き直してください。
他のところをいじらなくとも、発音が大変良くなるはずです。
弦を外すときには、内外弦どちらでも構いませんが、1本づつはずして、巻きなおすと、千金が緩んで取れたりすることはありません。
弦を巻くときには、まず穴に10ミリくらい通して、木軸を回しながら、弦を張って行って下さい。
これは弦にねじれを与えないためです。
手で巻きつけていくと、早いのですが、弦がねじれます。
弦がねじれると、金属疲労の原因になります。
早く傷んでしまい、酷い時は雑音の原因になる場合もあるのです。
これがまず基本です。やってみてください。
音が明快になるはずです。
(この時気を付けなければいけないことは、内弦と外弦を交差させないことです。交差するととても酷いガアガアという音になってしまいます。気を付けてください。)
今後、疑問をいただければ、色々試しながら、回答しようと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
尚、このブログにコメントはいやだなと言う方は、
光舜堂のホームページのお問合わせからメールでのお問合わせでも良いですが、その症状が皆さんの役に立つような状態でしたら、御相談の上ブログに回答させていただきます。
もちろんお名前は出しませんので。
西野和宏
作っていてわかったこと、そして、この1年見せていただいた二胡達250台程の中で特徴的なことな度を書いていこうと思います。
何しろ、音のことを文章で書かなければいけないので、分かりにくさがあるかもしれません。
また漠然と抽象的な話をするより、皆さんのお持ちの二胡をご自身で調整してみて、うまくいったことや、なかなか上手くいかないなどのお話をコメントでいただけたら、
それについて具体的な話を進められるかとは思います。できるだけ、コメントとして参加していただけると嬉しいです。
さて、二胡の調整その1です。
二胡の調整というのは
千斤と、駒と弦という、慣れさえすれば、だれでもできると言う簡易なものです。
基本的には、蛇皮にどのくらいの圧力で、弦の力をかければよいのかという問題なのです。
それにはまずこれだけは必ずやっておくのが基本という事があります。
木の糸巻きの場合、先端の弦を通す穴より外に向かって弦を巻き直してください。
木軸の一番外側から弦が下の方に向かうようにします。
通常木の糸巻きは、棹の前の方で38ミリあります。
穴は棹から33ミリ位のところに開いているはずです。
先端の5ミリに十分弦は巻きつけることができます。
この位置を固定しておくことが、調整の一番最初にやることになります。
中には木軸が38ミリないものもありますが、なるべく先端に弦を巻くと言うのは基本にして下さい。
このようにすると、千金を巻きつけて、弦を棹の方に曳いて棹との高さを20ミリ前後にしたときに、より強く皮に駒を押す力が得られます。
多分このようになさっていない方はご自分の二胡見て、試しに巻き直してください。
他のところをいじらなくとも、発音が大変良くなるはずです。
弦を外すときには、内外弦どちらでも構いませんが、1本づつはずして、巻きなおすと、千金が緩んで取れたりすることはありません。
弦を巻くときには、まず穴に10ミリくらい通して、木軸を回しながら、弦を張って行って下さい。
これは弦にねじれを与えないためです。
手で巻きつけていくと、早いのですが、弦がねじれます。
弦がねじれると、金属疲労の原因になります。
早く傷んでしまい、酷い時は雑音の原因になる場合もあるのです。
これがまず基本です。やってみてください。
音が明快になるはずです。
(この時気を付けなければいけないことは、内弦と外弦を交差させないことです。交差するととても酷いガアガアという音になってしまいます。気を付けてください。)
今後、疑問をいただければ、色々試しながら、回答しようと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
尚、このブログにコメントはいやだなと言う方は、
光舜堂のホームページのお問合わせからメールでのお問合わせでも良いですが、その症状が皆さんの役に立つような状態でしたら、御相談の上ブログに回答させていただきます。
もちろんお名前は出しませんので。
西野和宏
一応注意してはみたものの、弦を自分で巻けないようで。。。
やはり教室では楽器の知識を教えないということに問題がありそうです。
なんでも先生頼りなのです。
ぜひ此処でいろいろ教えてくださいまし。
駄目になったらどうしよう!という感じですかね。
ばいおりんや、その他の弦楽器全て自分で弦を巻きなおします。当然のことなのですが、教室で教えないみたいですね。
それから、何年も弦を張り替えなくても大丈夫という教室もあるみたいですが、弾く数にもよりますが。普通2年ぐらいに一度は張り替えたいものですね、
それから手までも弾かない時は弦は緩めましょう。
楽器になれるという意味においても。
なので軸先が太くなるようにテーパーをつけたらどうでしょうか。
それにきちんと、木軸を回して弦を巻くようにしておくと、ぐちゃぐちゃにはならないのと、
これは言い忘れましたが、弦をはずすときにゆっくり引っ張りながら、木軸を緩めていくと弦が、多少は伸びます、ですから巻きなおしが難しくはありません