現在二胡には、形状がいくつかあります。
6角形、8角形、偏8角形、変5角形、楕円形、そして丸です。
それぞれに音の特性があります。
大きく分けると、6角形とその他の角、そして丸です。
丸い二胡というのは最近では殆ど作られていないみたいです。
特徴は、音が素直、ボリュームが大きい、というのがあげられます。
丸ですから、内部での材料の変化というのが少なく、素直な音に鳴りやすいのでしょう。
そして、胴の全体の木の厚みが一定ですから、倍音も少なくなり、鳴りも大きくなります。
戦前の二胡の殆どがこの形状でした。
6角形の二胡というのも昔からありましたが、むしろ少数派でした。
1950年代の終わりに、二胡を国民の楽器としてより完成度の高いものにしようということになった時に、選ばれたのが、この6角形でした。
その後、より大きな音が出ることを目的として、8角形のものが作られたと言われます。
この角のところというのは、二胡の胴の形状として、板厚が大きくなります。
この角がしっかり厚い事によって、音としては倍音も増えますし音が鋭角的にもなります。
丸は、音としては全体にまろやかであり、甘い音色になりやすいのですが、倍音の少ない分単調にもなります。
そこで大きい音を求めて選ばれたのが、6角形より丸に近い8角形の二胡だと思います。
8角形は、皆さんご存知のように、胴の真ん中と、後ろの部分は円形になっています。
ただこの形状は音の大きさを重視する為に胴の木の厚みが非常に薄く、音割れの出る楽器も多いのです。
そこで工夫されたのが、内部に竹の筒を入れることによって、音を整流する形にしています。
8角形の二胡は、音を大きくするというのを目標に1980年代になって作りだされた二胡です。
その後偏8角形や、楕円などいろいろ作りだされていますが、それほど広がりを見せていはいません。
と言いますのは楽器は円形或いは円筒に地価変えれば近いほど素直な、クリアーな音になります。
バイオリンなども、胴の真ん中の部分の角が亡くなると、クリアーではありますが、単調になってしまいます。
音色という人の気持ちをくすぐる、影の部分というのは無くなりますね。
人は歳を取ると角が取れて丸い正確になると言います。
でも面白みは無くなりますね、私なんかはもう少し角が取れた方が、まだ人様から付き合いやすいと言われるのでしょうが、そしたら、二胡作りもしなくなってしまうかもしれません。
二胡から、角が取れても二胡の独特のあの揺れる音というのが無くなってしまうからかも知れません。
幾ら8角形などが、角が無くなると言っても、バイオリンのように、大変切れのある音では無いのですが、6角形のあの倍音の多さは、やはり二胡の代表なのかもしれません。
倍音も多く、音のボリュームも確保でき、なおかつ音色も良いという楽器作りが出来れば、私の目標は達成されますが、これは中国の二胡製作者たちも同じでしょう。
二胡は未だに進化、変化し続けている楽器なのです。
私も角を取らずに、多少付き合いにくいやつと言われても、変化し続けて、作り続けるべきなのでしょう。
6角形、8角形、偏8角形、変5角形、楕円形、そして丸です。
それぞれに音の特性があります。
大きく分けると、6角形とその他の角、そして丸です。
丸い二胡というのは最近では殆ど作られていないみたいです。
特徴は、音が素直、ボリュームが大きい、というのがあげられます。
丸ですから、内部での材料の変化というのが少なく、素直な音に鳴りやすいのでしょう。
そして、胴の全体の木の厚みが一定ですから、倍音も少なくなり、鳴りも大きくなります。
戦前の二胡の殆どがこの形状でした。
6角形の二胡というのも昔からありましたが、むしろ少数派でした。
1950年代の終わりに、二胡を国民の楽器としてより完成度の高いものにしようということになった時に、選ばれたのが、この6角形でした。
その後、より大きな音が出ることを目的として、8角形のものが作られたと言われます。
この角のところというのは、二胡の胴の形状として、板厚が大きくなります。
この角がしっかり厚い事によって、音としては倍音も増えますし音が鋭角的にもなります。
丸は、音としては全体にまろやかであり、甘い音色になりやすいのですが、倍音の少ない分単調にもなります。
そこで大きい音を求めて選ばれたのが、6角形より丸に近い8角形の二胡だと思います。
8角形は、皆さんご存知のように、胴の真ん中と、後ろの部分は円形になっています。
ただこの形状は音の大きさを重視する為に胴の木の厚みが非常に薄く、音割れの出る楽器も多いのです。
そこで工夫されたのが、内部に竹の筒を入れることによって、音を整流する形にしています。
8角形の二胡は、音を大きくするというのを目標に1980年代になって作りだされた二胡です。
その後偏8角形や、楕円などいろいろ作りだされていますが、それほど広がりを見せていはいません。
と言いますのは楽器は円形或いは円筒に地価変えれば近いほど素直な、クリアーな音になります。
バイオリンなども、胴の真ん中の部分の角が亡くなると、クリアーではありますが、単調になってしまいます。
音色という人の気持ちをくすぐる、影の部分というのは無くなりますね。
人は歳を取ると角が取れて丸い正確になると言います。
でも面白みは無くなりますね、私なんかはもう少し角が取れた方が、まだ人様から付き合いやすいと言われるのでしょうが、そしたら、二胡作りもしなくなってしまうかもしれません。
二胡から、角が取れても二胡の独特のあの揺れる音というのが無くなってしまうからかも知れません。
幾ら8角形などが、角が無くなると言っても、バイオリンのように、大変切れのある音では無いのですが、6角形のあの倍音の多さは、やはり二胡の代表なのかもしれません。
倍音も多く、音のボリュームも確保でき、なおかつ音色も良いという楽器作りが出来れば、私の目標は達成されますが、これは中国の二胡製作者たちも同じでしょう。
二胡は未だに進化、変化し続けている楽器なのです。
私も角を取らずに、多少付き合いにくいやつと言われても、変化し続けて、作り続けるべきなのでしょう。
"オフクロの味"ってのがあるらしく
サイエンスはそこを定量的に明らかにしたとしても
それで唯一の解答とはならないところがオモロイところです(お袋さんは大勢ですから
音楽は弾かれた傍から消えゆくartです。
(擦弦楽器はそうした運命に抗う不遜ゆえ
宮廷から忌避されもしましたが)
“器を水から揚げよ!”
サムサーラが揺いでこれほどニルヴァーナを暗示するartもほかにないですね
…胡琴だっておそらく?
一握の砂に宇宙を見ると言ったウイリアムブレイクや、灼熱する鉄の中に宇宙の神秘を見出した、スエーデンヴォルグ、或いは松と楓の板の中に音を閉じ込めたガルネリ、科学する心が感性によって紡ぎだすのが、物作りの宇宙なのではないでしょうか。
科学する心は事実を積み上げ、素材の中に浸み透る感性の針が、素材の中の音を拾い出すのが、楽器作りです。
そうありたいと、全てを否定せず、全てをありのままに受け入れる科学する心があれば良い楽器を作り出せるのかもしれません。
"物作りの宇宙"に響くシンタックスも独特ですね
ロゴスの太刀筋が旋盤や鉋の気配を帯びています。。
そして銀河の渦はいまやヴァイオリンの形象をかたどって居り・・・