先週の金曜日の夜から、大阪に行っていました。
本業の?インテリアの打ち合わせを無理やりお願いして、9時からにしていただき、どちらが本業なのかというくらいに二胡を沢山見て来ました。
大阪での出来事は、ほぉさんが、面白おかしく書くことでしょうから、私は真面目に二胡のことを書きましょう。
以前、鳴尾四重奏団の革胡の修理をしたことがあるのは書いたことがありますね。
大阪の鳴尾さんの教室の片隅に、棹が折れていて、全解体の状態で、段ボールに詰まっていました。
大体が、革胡というのを始めてみたのです。
それも解体状態でしたから写真で見た正常な状態となかなかアタマの中で結び付きません。
でも棹の折れた部分が、ちょうど胴の中に入る部分でもあり、無くなっている材料もなさそうなので、
「直します、やってみます」
というよりやってみたいのが本音でしたが、即答。(笑)
最悪全部作りなおしてしまえばよいと考えたのも事実です。
送られて来た、革胡を一度組み立てて、壊れている棹を、直し、その不具合を削りなおして、
さて鳴らしてみたら、(チェロの弦をつけたのです)なんだか、とても鳴らない。
こういう時には降って来るのです。
どこを触れば良いのかというのが。
偉そうなと思わないでください、これは物つくりを仕事にしている人にはみな有ることです。
そこで駒を少し改造して、駒の受けの曲がっているのを直し(これは鉄でできています)そしてその駒を受ける部分に、多少の加工を施し、更に、内部の漆(内部に漆が塗ってありました)の斑を直し、そして一番振動を出さなければいけない所を削り込みます。
もちろん弾きながら、叙々にです。
なんとかこれなら楽器になるかなというところまで仕立て上げました。
鳴尾弦楽団ファーストコンサートの会場で、鳴尾さんから、革胡を修理したと紹介され、なんとその会場で、さっそく修理のお願をされたのです。
なかなか大阪には行かれず、今回ようやっと、その方達にお会い出来ました。
東京にはあまりありませんが、関西にはかなりの数の二胡の合奏団というのがあるようなのです。
教室を超えて、色々な合奏団があるようです。
東京の合奏団は、基本的にはなんとか先生の合奏団ということであって、なかなか教室の枠組みが外れませんね。
このあたりですかね、関西の二胡の活動というのが大変活発だという原因は。
ともあれ、その合奏団(専属の練習ホールを持っています)のホールで、さっそく依頼されていた革胡3台を見せてもらいました。
一台は棹を受けるところがひび割れていて、もう2台は、完全な調整不足。
更に出て来るは出て来るは、計6台。
革胡がこんなにあるんだと、驚いたものです。
革の緩くなったもの、皮が破れている物、殆どすべて、まともな状態にありませんでした。
胴の割れたものや、皮の破れたものをあちらこちらの楽器屋さんに持ち込んだり、京都の民族楽器屋さんに持ち込んだり、たらいまわしにされた揚句、できないとのことでした。
これは仕方ないですね、直しているうちに他のところが悪くなったらどうしようかという気にさせるようなものです。
中にはバイオリンやチェロを作っている方に持ち込んで、調整してもらった物も有りましたが、これだけはその場で直しました簡単でしたから。
駒が鉄の棒で受けているのですが、そこにどう言うわけか、フェルトがはさんであったのです。
多分雑音がするということで、当たりを柔らかくしたのだと思いますが、これが原因で音が小さくなってしまいました。
雑音はその鉄の受けが曲がっていたことが原因でしたから、その場で、ギュっと真っ直ぐに、力技。
フェルトを外すと、雑音も無く音量も良く出るようにはなりました。
後はその場で出来るようなものではないので、送ってもらう事になるのでしょう。
しかし、そのホールで、皆さんが練習し始めたのですが、、、、他の部屋で少し二胡の話などしていて、とても気になる雑音が一杯聴こえて来ます。
うっかりあの音が気になるとでも言おうものなら、大変な事になりかねませんから
これ以上仕事増やすのも、いろいろ問題ありますから、(特にほぉさんが側に居る時には)何も言わずに帰ってきたのです。
しかし、これではまだまだ、二胡の修理屋としては、仕事なくならないな。
嬉しいやら、かなしいやら。
おなかすいたよ、とほぉさんが、ぶつぶつ言っているのを、(私はあまりお腹が減らないですから)無理やりつれて、次のお仕事へ。(途中で何か食べさせないと)
本業の?インテリアの打ち合わせを無理やりお願いして、9時からにしていただき、どちらが本業なのかというくらいに二胡を沢山見て来ました。
大阪での出来事は、ほぉさんが、面白おかしく書くことでしょうから、私は真面目に二胡のことを書きましょう。
以前、鳴尾四重奏団の革胡の修理をしたことがあるのは書いたことがありますね。
大阪の鳴尾さんの教室の片隅に、棹が折れていて、全解体の状態で、段ボールに詰まっていました。
大体が、革胡というのを始めてみたのです。
それも解体状態でしたから写真で見た正常な状態となかなかアタマの中で結び付きません。
でも棹の折れた部分が、ちょうど胴の中に入る部分でもあり、無くなっている材料もなさそうなので、
「直します、やってみます」
というよりやってみたいのが本音でしたが、即答。(笑)
最悪全部作りなおしてしまえばよいと考えたのも事実です。
送られて来た、革胡を一度組み立てて、壊れている棹を、直し、その不具合を削りなおして、
さて鳴らしてみたら、(チェロの弦をつけたのです)なんだか、とても鳴らない。
こういう時には降って来るのです。
どこを触れば良いのかというのが。
偉そうなと思わないでください、これは物つくりを仕事にしている人にはみな有ることです。
そこで駒を少し改造して、駒の受けの曲がっているのを直し(これは鉄でできています)そしてその駒を受ける部分に、多少の加工を施し、更に、内部の漆(内部に漆が塗ってありました)の斑を直し、そして一番振動を出さなければいけない所を削り込みます。
もちろん弾きながら、叙々にです。
なんとかこれなら楽器になるかなというところまで仕立て上げました。
鳴尾弦楽団ファーストコンサートの会場で、鳴尾さんから、革胡を修理したと紹介され、なんとその会場で、さっそく修理のお願をされたのです。
なかなか大阪には行かれず、今回ようやっと、その方達にお会い出来ました。
東京にはあまりありませんが、関西にはかなりの数の二胡の合奏団というのがあるようなのです。
教室を超えて、色々な合奏団があるようです。
東京の合奏団は、基本的にはなんとか先生の合奏団ということであって、なかなか教室の枠組みが外れませんね。
このあたりですかね、関西の二胡の活動というのが大変活発だという原因は。
ともあれ、その合奏団(専属の練習ホールを持っています)のホールで、さっそく依頼されていた革胡3台を見せてもらいました。
一台は棹を受けるところがひび割れていて、もう2台は、完全な調整不足。
更に出て来るは出て来るは、計6台。
革胡がこんなにあるんだと、驚いたものです。
革の緩くなったもの、皮が破れている物、殆どすべて、まともな状態にありませんでした。
胴の割れたものや、皮の破れたものをあちらこちらの楽器屋さんに持ち込んだり、京都の民族楽器屋さんに持ち込んだり、たらいまわしにされた揚句、できないとのことでした。
これは仕方ないですね、直しているうちに他のところが悪くなったらどうしようかという気にさせるようなものです。
中にはバイオリンやチェロを作っている方に持ち込んで、調整してもらった物も有りましたが、これだけはその場で直しました簡単でしたから。
駒が鉄の棒で受けているのですが、そこにどう言うわけか、フェルトがはさんであったのです。
多分雑音がするということで、当たりを柔らかくしたのだと思いますが、これが原因で音が小さくなってしまいました。
雑音はその鉄の受けが曲がっていたことが原因でしたから、その場で、ギュっと真っ直ぐに、力技。
フェルトを外すと、雑音も無く音量も良く出るようにはなりました。
後はその場で出来るようなものではないので、送ってもらう事になるのでしょう。
しかし、そのホールで、皆さんが練習し始めたのですが、、、、他の部屋で少し二胡の話などしていて、とても気になる雑音が一杯聴こえて来ます。
うっかりあの音が気になるとでも言おうものなら、大変な事になりかねませんから
これ以上仕事増やすのも、いろいろ問題ありますから、(特にほぉさんが側に居る時には)何も言わずに帰ってきたのです。
しかし、これではまだまだ、二胡の修理屋としては、仕事なくならないな。
嬉しいやら、かなしいやら。
おなかすいたよ、とほぉさんが、ぶつぶつ言っているのを、(私はあまりお腹が減らないですから)無理やりつれて、次のお仕事へ。(途中で何か食べさせないと)
お疲れさまでした。
お疲れさまでした。