二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

2月1日、一日弦堂は、こんな感じ。

2020-01-06 16:59:52 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
これはほんの一部ですが、



これ面白いですね。

頭はヴァイオリン、胴は二胡。

大きさは、古い胡琴の大きさ、



胴の大きさは直径で、7センチ。ですから蛇皮も、どうやら網目錦蛇ではなく、もっと小さな蛇のようです。

どうやら、この胡琴は、
胡琴をヴァイオリンの様に鳴らそうということが意識され始めた時期に作られた物のようです。

あまりにも古い物、たぶん80年くらいは経っているのかもしれません。
ですから蛇皮も劣化して、駒を置こうとしたら破れてしまったので、
そこでとにかく音が聴いてみたいねということでCDMを張ってみました。

絹弦が張ってあり、普通の弓ではちょっと鳴らしきれません、
そこで絹弦用の弓、福音弓の『黒旋風』を作り出しました。
絹弦は元々からして黒毛の弓を使って弾いていたのです。
ですので、カナダ産のコントラバス用の黒い馬毛を使って作りました。
この弓はパワーがあり過ぎ普通の金属弦の二胡を弾くと雑音になりかねません。
低音二胡にはかなり合いそうですが、
一応ご来店のお客様にも試してみていただき、普通の弓で絹弦を弾くときより弾きやすい、という感触はいただきましたが、
弦堂さんと話していて、さらに改良を重ねようと思っています。多分一日弦堂には間に合うとは思いますが。


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