「しんたろ君、ライブの前に薔薇駒つける？」
そう誘ったら、
来週もライブが２つ入っている峠岡慎太郎君は、
愛用の西野二胡『六歌仙：業平』を最新仕様にすべく、
さっそく工房へ調整にやって来ました。
お天気は崩れかけていましたが、
感触に慣れるにはギリギリじゃないほうが、、、ということで
早めにおいでと誘ったのです。
雨男の峠岡君、期待を裏切らず現れた時には既に雨。
雨が降るとぬかるみになる１０８城の敷地ですから
彼のカッコイイ靴をゲベゲベにするのですが、
（晴れてても彼のおしゃれな服を汚すキタナイ工房なのですが）
いつも楽器の事となるとそれらも顧みないプロ意識の高さで、
入口に雑草がボウボウ生えてて「わわっ！」と声をあげつつも
かき分けてやって来ます。
彼ほど、西野の調整を信頼して、また重要視して、
事あるごとに頼ってくれている二胡奏者は他にいませんね。
そこがまた西野を喜ばせるツボなのですが、
今回の『薔薇駒』の事もブログで読んで相当気になっていたようです。
（関係無いけど、彼はビニール傘をたたむ所作が綺麗です。
ワタクシなんぞ、良い傘なんか持って来たら一発で汚れるから
工房へはやはりビニール傘で来ますが、
その分邪険にして荒々しく雑に扱います。元々ガサツですがｗ
しかし峠岡君は、まぁビニールであろうとも丁寧！！
雨男過ぎて傘たたみの達人になってるんでしょーか？？？）
さて話戻って、『薔薇駒』装着！
期待で胸膨らましワクワクの峠岡君、
ちょっと駒の溝を合わせて、店主が弾いたら、、、
あれ？
え？
全く効果無いのです！！
なんで？？？
思わせぶりに雨の中呼んでおきながら結果はコレかい？
と彼が思ったか分りませんが（ちょっとは思った？）
『業平』自体は問題無いのに、
『薔薇駒』を付けても何も変化しないのです！
「なんでだろ？」
「今のところ業平だけだよ？」
「きちんと育って鳴ってる楽器だと、いらないとか？？」
「他の楽器は変わったんですか？」
そんなセリフが出るほど、峠岡君には『薔薇駒』が意味不明。。。
ホント、雨の夜に呼び出したのに意味無かった？？？
「うーん、、、それぞれ差はあるんだけど、
ここまで全く変化無いのは無かったんだよ。。。」
しかし、『業平』の皮の育ち具合を診ていた店主、
「うん！皮が柔らかくなってきてるから駒が高いんだな！」
そう言って駒の高さを調整しだしました。
硬い木なのでいつものように直ぐには削れません。
なにしろ、他の駒は やすり掛けすると粉が出るのですが、
『薔薇駒』の場合は、こすると紙やすりに色は移りますが、
ほとんど木の粉が出てこないのです！
それで高さを『業平』仕様にして、リトライ！
ああ！出た出た！！
やっと峠岡君も納得できる効果！
一時はどうなるかと思いましたが、
やっぱり丁寧な検診、調整が必要なんですね。
ちなみに『業平』、楽器は絶好調なのに
最近峠岡君が弾いていて少々不調と感じていたのは、
弓のせいでした。
弓毛を無意識に触ったらしく油分が付いてることが発覚！
「この弓毛、ヘン！」
、、、と言っても峠岡君が気付かないほどですから
ほんの僅かでしたが、さすが弓職人は敏感！
上手い人には関係無い、という意見もあるようですが？
プロにとってはパフォーマンスの質に影響しますよね。
ライブ前に気付いて良かったです。
こんな風に、この『薔薇駒』というエサで
各地の西野二胡を呼び出すことは、
久しぶりにきちんとじっくり検診出来るので
結構いろいろな面で有効なのですね。
とにかくまぁ峠岡君の場合、そんな外的要因も
『薔薇駒』の効果を下げる原因になっていたようですが、
しかしそれ以上に、
「この駒、やっぱり絶対送りは無理だね。調整必須だわー！」
と店主が改めてしみじみ言いました。
（本当は、他の種類の駒も やはり調整して合わせるのがベストなので、
なるべく調整にいらした方がより効果が出るんですよ～☆
というか、駒がきちんと合っていない人のほうが多いので、
良い音色で弾きたい方は是非調整にいらして下さいね！）
そんなわけで西野二胡ユーザーの皆様、
『薔薇駒調整』はきちんとご予約下さいね。
２週間ほど前にはご連絡いただきたいですが、
ちなみに、５月７日分はあとわずかで閉め切りますよ～。
※ 峠岡君が工房に出入りしているのは『六歌仙』貸与者ゆえでして、
一般のお客様は工房では受け付けておりませんのでご了承下さい。
そう誘ったら、
来週もライブが２つ入っている峠岡慎太郎君は、
愛用の西野二胡『六歌仙：業平』を最新仕様にすべく、
さっそく工房へ調整にやって来ました。
お天気は崩れかけていましたが、
感触に慣れるにはギリギリじゃないほうが、、、ということで
早めにおいでと誘ったのです。
雨男の峠岡君、期待を裏切らず現れた時には既に雨。
雨が降るとぬかるみになる１０８城の敷地ですから
彼のカッコイイ靴をゲベゲベにするのですが、
（晴れてても彼のおしゃれな服を汚すキタナイ工房なのですが）
いつも楽器の事となるとそれらも顧みないプロ意識の高さで、
入口に雑草がボウボウ生えてて「わわっ！」と声をあげつつも
かき分けてやって来ます。
彼ほど、西野の調整を信頼して、また重要視して、
事あるごとに頼ってくれている二胡奏者は他にいませんね。
そこがまた西野を喜ばせるツボなのですが、
今回の『薔薇駒』の事もブログで読んで相当気になっていたようです。
（関係無いけど、彼はビニール傘をたたむ所作が綺麗です。
ワタクシなんぞ、良い傘なんか持って来たら一発で汚れるから
工房へはやはりビニール傘で来ますが、
その分邪険にして荒々しく雑に扱います。元々ガサツですがｗ
しかし峠岡君は、まぁビニールであろうとも丁寧！！
雨男過ぎて傘たたみの達人になってるんでしょーか？？？）
さて話戻って、『薔薇駒』装着！
期待で胸膨らましワクワクの峠岡君、
ちょっと駒の溝を合わせて、店主が弾いたら、、、
あれ？
え？
全く効果無いのです！！
なんで？？？
思わせぶりに雨の中呼んでおきながら結果はコレかい？
と彼が思ったか分りませんが（ちょっとは思った？）
『業平』自体は問題無いのに、
『薔薇駒』を付けても何も変化しないのです！
「なんでだろ？」
「今のところ業平だけだよ？」
「きちんと育って鳴ってる楽器だと、いらないとか？？」
「他の楽器は変わったんですか？」
そんなセリフが出るほど、峠岡君には『薔薇駒』が意味不明。。。
ホント、雨の夜に呼び出したのに意味無かった？？？
「うーん、、、それぞれ差はあるんだけど、
ここまで全く変化無いのは無かったんだよ。。。」
しかし、『業平』の皮の育ち具合を診ていた店主、
「うん！皮が柔らかくなってきてるから駒が高いんだな！」
そう言って駒の高さを調整しだしました。
硬い木なのでいつものように直ぐには削れません。
なにしろ、他の駒は やすり掛けすると粉が出るのですが、
『薔薇駒』の場合は、こすると紙やすりに色は移りますが、
ほとんど木の粉が出てこないのです！
それで高さを『業平』仕様にして、リトライ！
ああ！出た出た！！
やっと峠岡君も納得できる効果！
一時はどうなるかと思いましたが、
やっぱり丁寧な検診、調整が必要なんですね。
ちなみに『業平』、楽器は絶好調なのに
最近峠岡君が弾いていて少々不調と感じていたのは、
弓のせいでした。
弓毛を無意識に触ったらしく油分が付いてることが発覚！
「この弓毛、ヘン！」
、、、と言っても峠岡君が気付かないほどですから
ほんの僅かでしたが、さすが弓職人は敏感！
上手い人には関係無い、という意見もあるようですが？
プロにとってはパフォーマンスの質に影響しますよね。
ライブ前に気付いて良かったです。
こんな風に、この『薔薇駒』というエサで
各地の西野二胡を呼び出すことは、
久しぶりにきちんとじっくり検診出来るので
結構いろいろな面で有効なのですね。
とにかくまぁ峠岡君の場合、そんな外的要因も
『薔薇駒』の効果を下げる原因になっていたようですが、
しかしそれ以上に、
「この駒、やっぱり絶対送りは無理だね。調整必須だわー！」
と店主が改めてしみじみ言いました。
（本当は、他の種類の駒も やはり調整して合わせるのがベストなので、
なるべく調整にいらした方がより効果が出るんですよ～☆
というか、駒がきちんと合っていない人のほうが多いので、
良い音色で弾きたい方は是非調整にいらして下さいね！）
そんなわけで西野二胡ユーザーの皆様、
『薔薇駒調整』はきちんとご予約下さいね。
２週間ほど前にはご連絡いただきたいですが、
ちなみに、５月７日分はあとわずかで閉め切りますよ～。
※ 峠岡君が工房に出入りしているのは『六歌仙』貸与者ゆえでして、
一般のお客様は工房では受け付けておりませんのでご了承下さい。
