二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

どうも誤解が、、、!

2013-11-29 18:03:49 | ■工房便り 総合 
彪駒は、特に初心者から中級の方へ必需品というような言い方がいけませんでしたかね!

どうも黒彪の方がとても人気があるようなのです。

でも、基本は彪駒なのです。

音もバリっと出ますし特に高音は、初心者が普通に弾いてもきれいに鳴ります。

それこそプロや上級の人が弾けば、「高胡」、の代わりになるほど高音はなるそうです。

低音は低音として高音は高音として、バイオリンのように全体にわたって音になっていくのが、彪駒なのです。

黒彪、名前がかっこいいですね。

イメージも、、、

でもこれはどちらかというと特殊なもので、材料自体が、かなり均一な素材ですから、音がとてもクリアーなのです。

むしろ二胡独特の倍音が減ります。

そういう意味では、洋楽器などと合わせたり、ポップスや、ジャズなど弾く上手な演奏家が、高音も欲しく、楽器自体の木の音色を強調したいときにはとても役に立つものです。

もちろん構造として彪駒と同じですから、高音部までも良く出ますが、二胡の二胡たる所以の音色という感じは少し薄れます。

むしろ、場合の駒、特殊なものと考えられます。

そして相性が合いさえすれば、木の持っている音そのものを引き出します。

ですから黒檀は黒檀紫檀は紫檀の音色というのがとても強く印象つけられます。

弾き手を選びません。

どなたが弾いても、木の持っている音色が引き出せます。

そういう点では、いわゆる老紅木というのは、使ってある木の種類がいろいろです。

なんとなく老紅木の音、ということより、これはパドークの音、オバンコールの音、本紫檀の音と同じ老紅木にしてもしっかりとそれぞれの音を響かせますので、好みの音色というのがわかりやすくはなります。

これは老紅木と言われて購入されてなんとなく自分の楽器は老紅木の音と思っていた方が、この黒彪駒をつけることによって、本来の木の音色を聴き、場合によっては違和感を覚えることもあるでしょうし、あるいは反対に明確な音色に出会って余計その楽器が好きになることもあると思います。

まずは彪駒の方を試してみてください。



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