二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

福音弓の手元のチューブの摩耗や伸びについて。

2022-03-17 12:24:37 | ●弓: 福音弓
この手元のチューブは元々は、このように竹の割れを防ぐための物でした。

最初には、このチューブはありませんでした。あるお店に置かせてもらってたところ、このネジを受ける部分が何回か割れそのたびに見本を交換しました。
これは結構無理やりに、ネジを緩めずに無理やり外そうとすると、竹のこの部分が割れやすいのです。
そこで、この部分にチューブを付けて内部をボンドで補強したところ、かなり無理をして弓毛を外そうとしても竹が割れるということがなくなって来たのです。
どこでいろいろ試したところ、現状の様にチューブを、親指の乗るところくらいまで長くしたところ、大変に手のあたりが良く、むしろ竹で手が滑らずに軽く、引っかかってくれ、「持つな握るな二胡の弓」というのが実現しやすくなったと考えています。
しかし長い間使っていると、チューブは摩耗してきますし、いくら力を入れていなくとも摩擦で、このように伸びてきて膨らんできてしまいます。

そこで、最近はこの親指の当たるところへもボンドを入れて、膨らみにくくしています。福音弓を作り始めた当初は、3,4年弓を弾き込んだら、弓毛の張替えになるだろうから、その時に交換しようと考えていたのですが、
思いの他、皆さん長く使ってくれて、、5,6年たってから弓毛の張替えにいらしゃる方が多いのです。
大体4,5年するとこのように膨らんできてしまいますが、
これは人によるのです。かなりしっかりと握る人は、3,4年で膨らんできたりもしますが、中には6年くらい使っていても、ほとんど問題の無いものも多くあります。
「持つな握るな二胡の弓」です。
今回弓毛の張替えキャンペーンの間は、このチューブ無料で直しています。
更に進めて。
弓毛を張り替えずとも、この部分の交換だけでも受け付けようと思います。
無料です。
但し送料は往復とも、ご負担願います。
また、コロナが落ち着いたら、あちこちに調整会で行こうと考えています。その時にはこの部分の交換は無料でやろうと思っています。
その時には、会場までいらしてください。
早くコロナ終わって欲しいですね。
工房光舜堂西野和宏




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