蘇州、北京とも、花窓に近い最後部が、薄くなっている。
此処は、高音のポジション。
高音は、周波数が短いし、音の振幅幅も小さくなる。
理由は私には、解らないが、後ろから40ミリのところまでが、高音のでるところ。
此処の消すり方一つで、高音がでるかでないか決まってしまう。
ついでに言うと、真ん中のあたりが、低音部分得御受け持つようだ。
音全体の、ボリュウムは、皮の面積と、その皮の張ってあるところの形状が、大きく影響する。
全体としてなってはいるのだが、真ん中あたりの厚みは、低音を形造り、
後ろの、厚みが高音を形造る。
この3ケ所の削りのバランス。これが二胡の音を作る。
まえにも、言ったが、これは、材質によっても、それぞれ、変わる。
また、胴を構成する6枚の板が、同じキー音を持つように削らない限り、雑音となる。
拍子木と同じ。
基本的には、製材の段階で、一枚の板から、同じ6枚を取るのが一番同じ音になりやすい。
最初から、1セットとして、製材するべきだろう。
また内部を削る時、刃物で削ったとしても、出来うる限り、細かい、刃の後が残るように
削る。
あるいは、紙やすりで言えば60番くらいの、比較的荒いやすりを使い、
木目に対して、直角方向の荒らしをするべき。
あるホームページで見たことが有るが、決して、表面と同じように仕上げてはいけない。
理由は、音にふくらみがなくなる、演奏している、その音だけが際立ってくる。
一音一音が際立ち、次につずく余韻がなくなる。
ある意味、小さな、エコー現象がなくなる。
二胡独特の、揺れる音作りが出来なくなる。
全ての弦楽器は、その内部の荒らしかたによって、音にふくらみと、幅と、奥行きが出る。
だから、各楽器制作者は、此処に自分の、音楽のセンスを、注入する。
幸いにも、二胡の場合、組みあがって、弦を張ってから、後ろから作業できる。
バイオリンや、三味線など、閉じられた楽器は、一発勝負になるので大変。
外側の削りだけで、調整する以外にない。
これらのことを考えると、量産品の物は、よほど縁と運に恵まれない限り、
良い楽器に、出会いにくい。
かと言って、私が今までに弾いた数万円のクラスの二胡の中にも、これはと、思うような
鳴りをする楽器にも、出会える。
それは、たまたま、6枚の板のキー音が整い、たまたま、うろこは小さいが厚みのある皮が張ってあるという場合だろう。
(鱗は、決して、大きいほうが良い音がするわけではない。鱗が大きいのが良いというのは、迷信、このことは近いうちに書くつもり)
多分、数千台に、一台かもしれない、でも、それがまた二胡という楽器の面白さかもしれない。
此処は、高音のポジション。
高音は、周波数が短いし、音の振幅幅も小さくなる。
理由は私には、解らないが、後ろから40ミリのところまでが、高音のでるところ。
此処の消すり方一つで、高音がでるかでないか決まってしまう。
ついでに言うと、真ん中のあたりが、低音部分得御受け持つようだ。
音全体の、ボリュウムは、皮の面積と、その皮の張ってあるところの形状が、大きく影響する。
全体としてなってはいるのだが、真ん中あたりの厚みは、低音を形造り、
後ろの、厚みが高音を形造る。
この3ケ所の削りのバランス。これが二胡の音を作る。
まえにも、言ったが、これは、材質によっても、それぞれ、変わる。
また、胴を構成する6枚の板が、同じキー音を持つように削らない限り、雑音となる。
拍子木と同じ。
基本的には、製材の段階で、一枚の板から、同じ6枚を取るのが一番同じ音になりやすい。
最初から、1セットとして、製材するべきだろう。
また内部を削る時、刃物で削ったとしても、出来うる限り、細かい、刃の後が残るように
削る。
あるいは、紙やすりで言えば60番くらいの、比較的荒いやすりを使い、
木目に対して、直角方向の荒らしをするべき。
あるホームページで見たことが有るが、決して、表面と同じように仕上げてはいけない。
理由は、音にふくらみがなくなる、演奏している、その音だけが際立ってくる。
一音一音が際立ち、次につずく余韻がなくなる。
ある意味、小さな、エコー現象がなくなる。
二胡独特の、揺れる音作りが出来なくなる。
全ての弦楽器は、その内部の荒らしかたによって、音にふくらみと、幅と、奥行きが出る。
だから、各楽器制作者は、此処に自分の、音楽のセンスを、注入する。
幸いにも、二胡の場合、組みあがって、弦を張ってから、後ろから作業できる。
バイオリンや、三味線など、閉じられた楽器は、一発勝負になるので大変。
外側の削りだけで、調整する以外にない。
これらのことを考えると、量産品の物は、よほど縁と運に恵まれない限り、
良い楽器に、出会いにくい。
かと言って、私が今までに弾いた数万円のクラスの二胡の中にも、これはと、思うような
鳴りをする楽器にも、出会える。
それは、たまたま、6枚の板のキー音が整い、たまたま、うろこは小さいが厚みのある皮が張ってあるという場合だろう。
(鱗は、決して、大きいほうが良い音がするわけではない。鱗が大きいのが良いというのは、迷信、このことは近いうちに書くつもり)
多分、数千台に、一台かもしれない、でも、それがまた二胡という楽器の面白さかもしれない。