二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

ヴァイオリンいじり、まずは駒から

2011-06-25 08:12:51 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
駒のお取り寄せ ¥1500。

普通は、素人には上手く出来ないので修理のプロにお願いするそうだ。
修理価格は、”並”で ¥12000前後。



ワタクシの安物ヴァイオリンを工房108城に持ち込んで以来、
殿は毎日隙間時間を見つけてはひたすら弾いている。
先生に習い始める予定の来月までの間は、ほとんど独学。(たまに ほぉ教授)
早くも初心者とは思えない音色を出せるようになり、かなりご満悦。

しかし、根っからの物作り体質の殿は、
演奏練習よりも、その楽器の様々な欠点に早くも気付き、既にその解決策を見出す方が楽しいようだ。
いじりたくてウズウズしている。
というか、既に応急的な処置は始めてる。

「いいですよ、今より良くしてくれるなら分解しても」

信頼しているので、そうワタクシは言い切れるけれど、
さすがに殿も、人様のそれなりな価格の楽器に対しては、
自分の物の様に早々とは分解できないらしい。

「ま、そのうちね。 でもまずは駒を変えよう」

手始めは駒から、ということか。
で、楽器店に問い合わせたら、冒頭の値段を告げられた。
「ご希望なら物の取り寄せは出来ますけど、難しいから簡単には合わせられないですよ」
そこまで言われても、「ハイそうですね、まぁやってみます」と受け流し、
取り寄せをお願いした駒は1週間後に届いた。


今後の為に、まずは形のトレースを取ってから、
元々付いていた駒もトレースして比較。
今度は、前より厚めにするらしい。
その後、
いざ、装着!

ヴァイオリンの上面に接する部分を同じカーブに整え、密着させる。
弦を張り、微調整。
それだけでも音色の厚みが歴然と変わる。
更に、微調整、微調整、を繰り返し、
やれE線がこもる、― ではここを削って。。。
どうもD線のこの音色が好きじゃない、― じゃぁ、ここを紙ヤスリでひと撫で。。。
微調整、微調整。。。


結果、、、


たった駒一つで、


ワタクシの”並”ヴァイオリンは、
多分、プラス50~80万円分はレベルアップした音色になりました。

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