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これ以外と気が付かないので分かりにくいですが、
ヤマト二胡のシャム柿と小葉紫檀の組み合わせです。
左は胴の真ん中がシャム柿、角が小葉紫檀。
右は胴の真ん中が小葉紫檀、角がシャム柿。
響きと鳴りの良さは、ヤマト二胡の特徴です。
弾き始めてしばらくは圧倒される響きです。
弾き込み始めて、3ケ月ほどするとそれぞれの音色が出てきます。
このような実験から、二胡の胴のどの部分が音色に影響しどの部分が響きに影響するか分かって来ました。
あるお客様の御要望でヤマト二胡をとのこと、
それならば、敢えて同じ木で違う組み合わせを試していただこうと考えたのです。
やっとここまで来て、これから棹の制作。
まずは2台とも比較する上でも真黒黒檀の棹で、
それからもしご希望があれば小葉紫檀の棹も試していただこうかと。
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二胡造りも、いよいよここまで来ました。
これからはじっくりと良いものを残すべく作り続けます。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ