楽器は、変遷します。
形も変われば、音も変わり、その場所まで変わります。
日本のように、孤立した世界では、それほどの変化はありませんが、
この言葉、どう思います。?
シタール、チター、ギター
チターとギターは、形状もかなり似ています。
第3の男という映画で、日本でも有名になった楽器ですが、どうも。ジプシー達が持って移動したような話です。
ジプシーたちは、言語学的には、アーリア系とされています。元はインドからという説が多いのです。
そうすると、シタールから始まると言うのは、納得いくような気がします。
カーヌーン、チンバレン、チェンバロ、
これも、エジプトが最初に有ったという説もあります、が、中国にも同じ形態の、楊琴があります。どこが最初だったのでしょう。
二胡も、もちろん、胡と付くくらいですから、中国の西側から入ってきたのでしょう。
最初は、外国の、エキゾチックな音と思われていたのでしょう。
西側から来たとすると、最初から、蛇皮が張られていたというのは、無かったと思います。
なぜなら、ニシキヘビは、東南アジアにきり,いなかったからです。最初は、もしかしたら、木だったのか?
キジャック、ケジャック、馬頭琴等の木でできていた弦楽器系か、
あるいは、アラブに有るレバブと言う山羊皮を張ったもの。
このレバブがどうやら西に移動して、バイオリンの元になったという説がもっぱらです。
確かに、二胡等と違い、細長く表だけに山羊側を張ってあります。
同じ名前の、レバブと言うのが、バリ島にもありました。
これも山羊皮でした、かなり緩く張った、とても高音の出ない楽器でしたが、そのなんともいえない、緩い音色が、もしかしたら、コーランなどに合っていたかもしれません。
唯バリ島は、回教のインドネシアの中では、唯一ヒンドゥー今日ですが。
擦弦楽器は、基本的には、馬の居た国の生まれ、だったのだろうと思います。
何せ馬の尻尾の毛を使って弾くわけですから。(竹の棒で弾く楽器と言うのも有ったそうですが、どちらが先なのか?)
いつのころからか、蛇の皮を張るようになったのでしょう、諸説入り混じって色々有りますが、中国で、宋の時代という説が一番有力みたいです。
薄くて、強靭。それが蛇皮の特徴でしょう。
試しに様々な木で、蛇皮の代わりに、二胡に張って、鳴らしてみました。
簡単に言ってしまうと、これは、バイオリンとしか言いようがありません。
それもかなり小さな音です、高音も出ませんし、低音も出ません。
二胡ぐらいの大きさの音を作るには、多分倍の大きさ、直径18位は必要なのかもしれない
と思っていたところ。
何と、キジャックと言う楽器の駒を作るのを頼まれました。
キジャックの直径がまさに18位はあったのです。
みんな考えることは同じかーーー。
もちろんまだこのキジャックの、駒はできていません、できたら光舜堂に、お客様が取りに来られるまで、あずかろうと思っています。(もちろんお客様のご了承を得てからですが)
早く音聞いてみたいですね。
ともかく、木の板では幾ら薄く作っても、あの弾みのある音は出ないのです。
弦が揺れ、皮がはずみ、弓が緩い。
なるべく、固定化して、揺れる部分を、無くし完成度を上げて行く方向に進んで、
バイオリンが出来上がったとしたら、
そのゆるさのまま、限りなく完成?度を上げることにより、
演奏家の、個性が限りなく、表現できるようにした、今の二胡、
まだまだボリュウムと雑音という点で完成とまでは行かなくとも、
その雑音?不共和な、部分まで組み込んだ、音色作り、音作り、楽器作りを続けられたら、
もしかしたら、それは二胡ではないと言われるかもしれないのですが、
音色そのものは、二胡を代表する、ゆ る い 弦楽器を作り上げられるのかもしれません。
雑音との、共存、共和、
今の段階、私の作った二胡は、雑音を抑え込むことには、成功したと思います。
まだ100%ではありませんが。
しかし抑え込むと言う方向は、なんだかバイオリンの方向のような気がするのです。
それならバイオリンで良いわけです。
もしかしたら。
雑音が入り込んでいる、と言うのを超えられるような、不快でない雑音と言うのは、あり得ないでしょうか?
例えば虫の声のような、波の音のような、
二胡の作り上げる音から、飛び出さないような雑音まで抑え込めたとしたら。
あるいは、活かせるような雑音、
今の二胡は、その ゆるいままの楽器として完成するかもしれません。
より一人ひとりの個性を表現しやすい楽器になるかもしれません。
この項終わります。
西野和宏。
形も変われば、音も変わり、その場所まで変わります。
日本のように、孤立した世界では、それほどの変化はありませんが、
この言葉、どう思います。?
シタール、チター、ギター
チターとギターは、形状もかなり似ています。
第3の男という映画で、日本でも有名になった楽器ですが、どうも。ジプシー達が持って移動したような話です。
ジプシーたちは、言語学的には、アーリア系とされています。元はインドからという説が多いのです。
そうすると、シタールから始まると言うのは、納得いくような気がします。
カーヌーン、チンバレン、チェンバロ、
これも、エジプトが最初に有ったという説もあります、が、中国にも同じ形態の、楊琴があります。どこが最初だったのでしょう。
二胡も、もちろん、胡と付くくらいですから、中国の西側から入ってきたのでしょう。
最初は、外国の、エキゾチックな音と思われていたのでしょう。
西側から来たとすると、最初から、蛇皮が張られていたというのは、無かったと思います。
なぜなら、ニシキヘビは、東南アジアにきり,いなかったからです。最初は、もしかしたら、木だったのか?
キジャック、ケジャック、馬頭琴等の木でできていた弦楽器系か、
あるいは、アラブに有るレバブと言う山羊皮を張ったもの。
このレバブがどうやら西に移動して、バイオリンの元になったという説がもっぱらです。
確かに、二胡等と違い、細長く表だけに山羊側を張ってあります。
同じ名前の、レバブと言うのが、バリ島にもありました。
これも山羊皮でした、かなり緩く張った、とても高音の出ない楽器でしたが、そのなんともいえない、緩い音色が、もしかしたら、コーランなどに合っていたかもしれません。
唯バリ島は、回教のインドネシアの中では、唯一ヒンドゥー今日ですが。
擦弦楽器は、基本的には、馬の居た国の生まれ、だったのだろうと思います。
何せ馬の尻尾の毛を使って弾くわけですから。(竹の棒で弾く楽器と言うのも有ったそうですが、どちらが先なのか?)
いつのころからか、蛇の皮を張るようになったのでしょう、諸説入り混じって色々有りますが、中国で、宋の時代という説が一番有力みたいです。
薄くて、強靭。それが蛇皮の特徴でしょう。
試しに様々な木で、蛇皮の代わりに、二胡に張って、鳴らしてみました。
簡単に言ってしまうと、これは、バイオリンとしか言いようがありません。
それもかなり小さな音です、高音も出ませんし、低音も出ません。
二胡ぐらいの大きさの音を作るには、多分倍の大きさ、直径18位は必要なのかもしれない
と思っていたところ。
何と、キジャックと言う楽器の駒を作るのを頼まれました。
キジャックの直径がまさに18位はあったのです。
みんな考えることは同じかーーー。
もちろんまだこのキジャックの、駒はできていません、できたら光舜堂に、お客様が取りに来られるまで、あずかろうと思っています。(もちろんお客様のご了承を得てからですが)
早く音聞いてみたいですね。
ともかく、木の板では幾ら薄く作っても、あの弾みのある音は出ないのです。
弦が揺れ、皮がはずみ、弓が緩い。
なるべく、固定化して、揺れる部分を、無くし完成度を上げて行く方向に進んで、
バイオリンが出来上がったとしたら、
そのゆるさのまま、限りなく完成?度を上げることにより、
演奏家の、個性が限りなく、表現できるようにした、今の二胡、
まだまだボリュウムと雑音という点で完成とまでは行かなくとも、
その雑音?不共和な、部分まで組み込んだ、音色作り、音作り、楽器作りを続けられたら、
もしかしたら、それは二胡ではないと言われるかもしれないのですが、
音色そのものは、二胡を代表する、ゆ る い 弦楽器を作り上げられるのかもしれません。
雑音との、共存、共和、
今の段階、私の作った二胡は、雑音を抑え込むことには、成功したと思います。
まだ100%ではありませんが。
しかし抑え込むと言う方向は、なんだかバイオリンの方向のような気がするのです。
それならバイオリンで良いわけです。
もしかしたら。
雑音が入り込んでいる、と言うのを超えられるような、不快でない雑音と言うのは、あり得ないでしょうか?
例えば虫の声のような、波の音のような、
二胡の作り上げる音から、飛び出さないような雑音まで抑え込めたとしたら。
あるいは、活かせるような雑音、
今の二胡は、その ゆるいままの楽器として完成するかもしれません。
より一人ひとりの個性を表現しやすい楽器になるかもしれません。
この項終わります。
西野和宏。
駒楽しみです~
キジャックはそんなにポピュラーな楽器ではないので是非、光舜堂さんにおいて皆さんに触ってもらってください。
音色の話ですが、前の老師が言ってた言葉を思い出しました。
「3年で自分の音色をだせる人も居れば10年習っても自分の音色を出せない人も居ます。」
やっと3年経ちました。
まだまだですが、手に豆を作りながら自分の音色探しがんばります。
気おつけますが、貸していただきます、ありがとうございます。