フェルナンブーコ病というビョーキがあります.
病気とも言えないのです。
フェルナンブーコという木があります。
硬くて粘りがあって、なおかつ、比較的軽い。
紫檀の仲間です。
ブラジルのフェルナンブーコ州でとれた、木です。
もともとはブラジルボクといわれ、ブラジルの名前の由来になった木でもあります。
そしてその木からとれる染料は、とても美しい、赤い色をしています。
この木をヴァイオリンの弓に試してみて、そのあまりの良さに、今ではフェルナンブーコ以外のヴァイオリンの弓というのはほとんどないのです。
美しく、なおかつ強靭、
そして香りもとても良いのです。
ところがこの美しい木を削っていると、硬い細かな粉末が出てきます。
これがのどを刺激し、鼻を刺激し、
涙は出るは鼻水は出るはしまいには、過剰摂取すると、
アレルギー反応を引き起こします。
フェルナンブーコだけではありません。
小葉紫檀も、ブラジリアンローズも、はたまた、紅木も、本紫檀も、
いわゆる二胡を造る木のほとんどが、このアレルギー反応を引き起こします。
のどがやられ、始終咳が出て、しまいには、汗をかこうものなら、木の粉が触れたところが、真っ赤にはれ上がり、
かゆみを伴い、たぶん、花粉症の方にはお判りでしょうが。
紫檀の類を触っているだけで、一年中ビョウキにかかっているのと変わりありません。
光舜堂へいらした方はお判りでしょうが、
私は時々、いやな咳をします。
風邪でもないですし、インフルエンザでもありません。
そのほかもちろん結核でもないのです。
フェルナンブーコ病なのです。
おかげで、ドクターストップ!
でも、
2,3日、紫檀類の加工をしなければ、まったく治ります。
ところがです、このところ、今光舜堂には、販売できる楽器がほとんど無いことに気が付きました。
去年の後半は、DODECAGONの製作に追われていて、
また知り合いの、教室や楽器屋さんに置いておいたのも、売れてしまっていたのです。
そこへきて、なんだか、変な欲求に駆られて、リグナムバイダで二胡を造ったりしました。
この木が良い香りです、
命の木ともいわれるくらいに、現地では大切にされていたものですし。
日本でもお数珠に作られたりします。
その緑色の不思議さが、大変 人の心をひきつけるのでしょうね。
いわゆる、中国などでいわれている、緑檀は塗装をしておかないと色はどんどん変色して、茶色くなってしまいます。
ところがこのリグナムバイダは、置いておけば置くほど深い緑になっていきます。
これは不思議ですね。
そんな不思議な木ですから、作っている私のほうにもかなりの影響が出ます。
強い木、はとても魅力があります、
紫檀黒檀、そして緑檀。
でもその美しさの陰には、、、!!
まあ、それでも、作りたいという要求が強く、出来上がった二胡の木の美しさというのは、ほかに替えようもないのです。
長く生きようなんて考えずに、(もう十分生きてきましたし、残るものもたくさん作ってきたし)
あと、どれだけ美しい楽器を造れるか、
ほんと良い音、
やまと二胡が出来上がりました。
病気とも言えないのです。
フェルナンブーコという木があります。
硬くて粘りがあって、なおかつ、比較的軽い。
紫檀の仲間です。
ブラジルのフェルナンブーコ州でとれた、木です。
もともとはブラジルボクといわれ、ブラジルの名前の由来になった木でもあります。
そしてその木からとれる染料は、とても美しい、赤い色をしています。
この木をヴァイオリンの弓に試してみて、そのあまりの良さに、今ではフェルナンブーコ以外のヴァイオリンの弓というのはほとんどないのです。
美しく、なおかつ強靭、
そして香りもとても良いのです。
ところがこの美しい木を削っていると、硬い細かな粉末が出てきます。
これがのどを刺激し、鼻を刺激し、
涙は出るは鼻水は出るはしまいには、過剰摂取すると、
アレルギー反応を引き起こします。
フェルナンブーコだけではありません。
小葉紫檀も、ブラジリアンローズも、はたまた、紅木も、本紫檀も、
いわゆる二胡を造る木のほとんどが、このアレルギー反応を引き起こします。
のどがやられ、始終咳が出て、しまいには、汗をかこうものなら、木の粉が触れたところが、真っ赤にはれ上がり、
かゆみを伴い、たぶん、花粉症の方にはお判りでしょうが。
紫檀の類を触っているだけで、一年中ビョウキにかかっているのと変わりありません。
光舜堂へいらした方はお判りでしょうが、
私は時々、いやな咳をします。
風邪でもないですし、インフルエンザでもありません。
そのほかもちろん結核でもないのです。
フェルナンブーコ病なのです。
おかげで、ドクターストップ!
でも、
2,3日、紫檀類の加工をしなければ、まったく治ります。
ところがです、このところ、今光舜堂には、販売できる楽器がほとんど無いことに気が付きました。
去年の後半は、DODECAGONの製作に追われていて、
また知り合いの、教室や楽器屋さんに置いておいたのも、売れてしまっていたのです。
そこへきて、なんだか、変な欲求に駆られて、リグナムバイダで二胡を造ったりしました。
この木が良い香りです、
命の木ともいわれるくらいに、現地では大切にされていたものですし。
日本でもお数珠に作られたりします。
その緑色の不思議さが、大変 人の心をひきつけるのでしょうね。
いわゆる、中国などでいわれている、緑檀は塗装をしておかないと色はどんどん変色して、茶色くなってしまいます。
ところがこのリグナムバイダは、置いておけば置くほど深い緑になっていきます。
これは不思議ですね。
そんな不思議な木ですから、作っている私のほうにもかなりの影響が出ます。
強い木、はとても魅力があります、
紫檀黒檀、そして緑檀。
でもその美しさの陰には、、、!!
まあ、それでも、作りたいという要求が強く、出来上がった二胡の木の美しさというのは、ほかに替えようもないのです。
長く生きようなんて考えずに、(もう十分生きてきましたし、残るものもたくさん作ってきたし)
あと、どれだけ美しい楽器を造れるか、
ほんと良い音、
やまと二胡が出来上がりました。