先日、九段の科学技術館で弦楽器フェアというのを見に行きました。
弦楽器フェアとは言いましても、そのほとんどはバイオリンです。
当然二胡は有りませんでした。
バイオリンは、大手の楽器屋さんはもちろん、個人の工房も、50社ほど出ていました。
イタリアのクレモナからも、数社出展していました。
各ブースには製作者が、前に立ち、来客と話したり、試し弾きを勧めたりしています。
驚いたのは、試し弾きの方が、8割位の人が、メンデルスゾーンの協奏曲を弾くことです。
私には一生かかっても(もうたいして有りませんが)絶対無理だろうなという難しい曲です。
中には高校生くらいの人も多く、バイオリンの層の厚さというのをしみじみ感じたのです。
以前中西桐子さんとお会いした時、中国に留学するとのことを聞き、
「それだけ弾けるのに、いまさら何で留学?」と聞きましたところ、
彼女が言うには、私ぐらいに弾けるのは、中国にいけば、中学生ぐらいの人でも沢山います、とのこと。
当然、彼女の謙遜が言わせた言葉とは言え、その後の会話の中でも、やっぱり上には上がいるものだなと、思う感じは伝わってきました。
話が飛びました。
弦楽器フェアです。
その中で、興味を引いたのは、当然、バイオリンの製作材料やさんが、3社も入っていたことです。
ネットで調べていても出てこないところもありましたし、出展していないところもあります。
こんなにバイオリンを作る人がいるのかと、驚いたのですが。
もっと驚きは、フランスから、バイオリンの駒の専門業者が来ていたことです。
バイオリンの駒というのは、4、~5年で取り換えるものだそうです。
あの3ミリぐらいの木の板が、歪んでくるのだそうです。
弦の力が強いですから、そう言うこともあるのだろうと思います、
ですから、駒専門の業者が、フランス、ドイツ、スイス、アメリカなどにあるといいます。
二胡の駒は、歪んでくるという形はしていません、かなりずんぐり厚みもありますから。
でももしかしたらここに問題は有るのかもしれません。
他の弦楽器の駒というのは、かなり華奢なものが多いのです。
沖縄の三線等の駒は、単なる2mm位の木の棒ですし、日本の三味線の水牛の角でできた物も、太さ(細さ)2mmぐらいのものです。
硬くて密度のある材料そしてなるべく軽量なものが、弦の振動を素直に振動板に伝えるということまではわかってはいたのですが、
形状そのものまではこの数十年変わってきてはいませんでした。
唯一つ違うのは、8角形用の二胡の底面が長円形に出来た駒です。
これはもちろん音はよく出ます。
しかし、音色が単調になるのはいた仕方ないのかもしれません。
ですからこの8角形用の駒も、様々な材料で作られて試されてはいますが、
6角形の二胡の、あの含みのある音というのは出にくいのかもしれません。
そう言う意味では、ウチダ駒というのは、構造的に、かなり良い形なのでしょう。
音の含みも十分ですし、鳴りは言うまでも有りません。
弦の圧力を、皮に対して垂直に掛けますから、(因みに今までの駒の形状では、弦の圧力が、駒の一部を通して、上向きにかかります、全部の力が伝わっていません)
内田さんが最初に試したものは、駒の厚みもかなりありました、
私自身がなんとなくこの形と感で作ったものは、三日月型の上半分の形をしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d2/7cf4f82246d0a6438b837e9e6cf91fbe.jpg)
より軽量に、ということです。
後は素材をなににするかということでしょう。
そして大きさ、重量、それから厚みなどなど
それから、弦の角度を考え、皮の弾力を加味して、角度を決める、このことはバイオリンでも一台一台に、合わせるのが普通です。、
また内田さんにお会いして少しつめていかなければいけないことも多くあり、
今は、今まで作ってきた駒の中で、比較的どの音も取り出しやすい、楠の枝と、槐の枝
それから素材自体が、硬い柔らかいという二つの構成を持っている、松節、とゼブラ、
そしてもちろん、楓、(バイオリンの駒)も有力候補ではないでしょうか。
後は、もしかしたら、村山さんの作っているような、硬質なもの、水牛の角や、牛骨など、それから彼の作る駒のような繊細なバイオリンの駒を思わせるような形状というのが、かなり有効なのかもしれません。(村山さんに、このうちだ駒の形状でのでの製作試してみて欲しいですね、彼の技術は、工芸品の域ですから。)
さてさて、どちらに進むのでしょう?
それより、二胡作りやるのが先決ですかね、それともバイオリン?
もっと急ぐのは、表参道に作る{カフェミューズ}
1月一杯は掛かりきり。
でもバイオリン、もう少しでできるのに、、、、
弦楽器フェアとは言いましても、そのほとんどはバイオリンです。
当然二胡は有りませんでした。
バイオリンは、大手の楽器屋さんはもちろん、個人の工房も、50社ほど出ていました。
イタリアのクレモナからも、数社出展していました。
各ブースには製作者が、前に立ち、来客と話したり、試し弾きを勧めたりしています。
驚いたのは、試し弾きの方が、8割位の人が、メンデルスゾーンの協奏曲を弾くことです。
私には一生かかっても(もうたいして有りませんが)絶対無理だろうなという難しい曲です。
中には高校生くらいの人も多く、バイオリンの層の厚さというのをしみじみ感じたのです。
以前中西桐子さんとお会いした時、中国に留学するとのことを聞き、
「それだけ弾けるのに、いまさら何で留学?」と聞きましたところ、
彼女が言うには、私ぐらいに弾けるのは、中国にいけば、中学生ぐらいの人でも沢山います、とのこと。
当然、彼女の謙遜が言わせた言葉とは言え、その後の会話の中でも、やっぱり上には上がいるものだなと、思う感じは伝わってきました。
話が飛びました。
弦楽器フェアです。
その中で、興味を引いたのは、当然、バイオリンの製作材料やさんが、3社も入っていたことです。
ネットで調べていても出てこないところもありましたし、出展していないところもあります。
こんなにバイオリンを作る人がいるのかと、驚いたのですが。
もっと驚きは、フランスから、バイオリンの駒の専門業者が来ていたことです。
バイオリンの駒というのは、4、~5年で取り換えるものだそうです。
あの3ミリぐらいの木の板が、歪んでくるのだそうです。
弦の力が強いですから、そう言うこともあるのだろうと思います、
ですから、駒専門の業者が、フランス、ドイツ、スイス、アメリカなどにあるといいます。
二胡の駒は、歪んでくるという形はしていません、かなりずんぐり厚みもありますから。
でももしかしたらここに問題は有るのかもしれません。
他の弦楽器の駒というのは、かなり華奢なものが多いのです。
沖縄の三線等の駒は、単なる2mm位の木の棒ですし、日本の三味線の水牛の角でできた物も、太さ(細さ)2mmぐらいのものです。
硬くて密度のある材料そしてなるべく軽量なものが、弦の振動を素直に振動板に伝えるということまではわかってはいたのですが、
形状そのものまではこの数十年変わってきてはいませんでした。
唯一つ違うのは、8角形用の二胡の底面が長円形に出来た駒です。
これはもちろん音はよく出ます。
しかし、音色が単調になるのはいた仕方ないのかもしれません。
ですからこの8角形用の駒も、様々な材料で作られて試されてはいますが、
6角形の二胡の、あの含みのある音というのは出にくいのかもしれません。
そう言う意味では、ウチダ駒というのは、構造的に、かなり良い形なのでしょう。
音の含みも十分ですし、鳴りは言うまでも有りません。
弦の圧力を、皮に対して垂直に掛けますから、(因みに今までの駒の形状では、弦の圧力が、駒の一部を通して、上向きにかかります、全部の力が伝わっていません)
内田さんが最初に試したものは、駒の厚みもかなりありました、
私自身がなんとなくこの形と感で作ったものは、三日月型の上半分の形をしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d2/7cf4f82246d0a6438b837e9e6cf91fbe.jpg)
より軽量に、ということです。
後は素材をなににするかということでしょう。
そして大きさ、重量、それから厚みなどなど
それから、弦の角度を考え、皮の弾力を加味して、角度を決める、このことはバイオリンでも一台一台に、合わせるのが普通です。、
また内田さんにお会いして少しつめていかなければいけないことも多くあり、
今は、今まで作ってきた駒の中で、比較的どの音も取り出しやすい、楠の枝と、槐の枝
それから素材自体が、硬い柔らかいという二つの構成を持っている、松節、とゼブラ、
そしてもちろん、楓、(バイオリンの駒)も有力候補ではないでしょうか。
後は、もしかしたら、村山さんの作っているような、硬質なもの、水牛の角や、牛骨など、それから彼の作る駒のような繊細なバイオリンの駒を思わせるような形状というのが、かなり有効なのかもしれません。(村山さんに、このうちだ駒の形状でのでの製作試してみて欲しいですね、彼の技術は、工芸品の域ですから。)
さてさて、どちらに進むのでしょう?
それより、二胡作りやるのが先決ですかね、それともバイオリン?
もっと急ぐのは、表参道に作る{カフェミューズ}
1月一杯は掛かりきり。
でもバイオリン、もう少しでできるのに、、、、
でも、某駒作り師かららは、荒いと言われます。
仏像を彫っていても言われますね。
ほぉさんには下手くそと言われます。
商品にはならない、
良いんです、商品にするつもりはないですから。
あくまでも、音の為。
バイオリンの駒の良いものは、気を鉈で割って、樹の目の通りに作るのが良いといわれますね。
拍子木もそうですね、桜の木の芯を鉈で割ります。
そうやって製材したものはあとで狂いにくいのと、目が通っているので音が通りやすいのだと思います。
と下手くそな事のいいわけです。
意外と不器用なのです。
わたしは、煩悩が多いのでなかなか竹をスパット割ったような事や判断ができません。
なんかそういう性格なので演奏はこじんまりした感じだし、むろん駒作りもなんか見たことあるような駒になっちゃうんだろうな~、とちょっと思う
皆やればよいのに、それぞれのオリジナルというのもあるのが二胡の駒の良いところではないですかね。
まだまだ始めたばかりです、変に器用に小奇麗に作ろうとするより、伸びますよ。
私がそうでしたこんなぶきっちょいないとよく言われましたよ。