二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

間もなくブログを訪れていただいた方が100万人をこえます。

2018-05-14 19:15:12 | ■工房便り 総合 
ありがたいことです。

ブログを読んでいただいている方が増えるとともに、

実際の光舜堂へご来店の方々も増えてきているようです。

始めたころは、ご来店はjimmyさんだけなどという日もありましたっけ。

年月が経つごとに、様々なお付き合いも増えてきたりもします。

また各地の二胡の世界の様子も見えてきたりもします。

あちこちの先生方に調整会に呼んでいただけることも増えましたし、

また、お声がかかることも増えてきています。

私的には、ただひたすら皆さんの二胡が良く鳴れという以外には考えていませんし。

なにがあれ、その姿勢だけは崩すまいとブログも書きご来客とも接してきたとは思っています。

が、世の中は、なかなか、

私のいちずな、というか、頑固なと言い換えてもよいかもしれませんが、

その姿勢だけでは、やってはいけないなという事も、

まあ、本業のほうでも建築業界や夜の世界で、数十年過ごしていますので、わからないわけではありません。

しかし、このブログの苦しいことというのもあります。

一つには二胡は楽器であり音色であり、言葉では書ききれないことがたくさんあるのは、ご理解いただけるでしょう。

またその調整に関しても文章だけで皆さんに説明するというのも、これもなかなかに難しいことではあります。

また画像にしても音のことは伝えられません。

また音色がとか音はとか、様々なブログやSNSなど見ていても、音もアップしているにもかかわらず、

音そのものがうけるPCによってはあるいは録音そのものによっても、

実際の演奏とはかけ離れてしまうという事も、皆さんはご存知だと思うのです。

最近思うのは、なんとか私の調整技術をを伝えようとしても、言葉だけでは無理だし。

ましてや目の前でやって見せても、ご納得いただけないこともあるのだと、

確かに、そのようにやれば音もよくはなるし、鳴りもよくはなるけれど、

私は私自身のやり方があると、信じている方も多くいらっしゃるという事もあります。

そのように楽器を調整しようという方もいます。

このことも、大切だとは思うのです。

何しろ今までほとんどいなかったのですから。

すこしづつでも二胡を調整しようという方が増えてくるというのはとても良いとだと思っています。

その方がそのように信じているのなら、ご自身の楽器をいじっている限りは問題ないとも思うのです。

何しろ民族楽器なのだから、多少の雑味は必要なのだという考えもあります。

それも、良いと思うのです。

ところが私が言う健全に楽器を鳴らすという事からは離れていったとしても、

それもそれで二胡には違いないのです。

愛好家の方が困らないならば!

むしろ、二胡に対してあるいはご自身の二胡に対してどんな音を望むかというのは、

百人百様だなとも思います。

その方たちから見ると、光舜堂のブログはなんとおこがましい!と思えるでしょうね。

しかしその百人百様の中には光舜堂も入っているのです。

すこしづつですが、二胡の調整を仕事にし始めている方も出てきています。

しかしそれらの方々が皆同じ方向あるいは同感覚を持っているわけではありませんね。

当然、それぞれ、調整の仕方が違ってきます。

今はまだ過渡期だと私は思っています。

ろくに二胡のことを本当には知らなくとも先生であるという事だけで、生徒に押し切ってきた押し付けて来たことから考えると、

それぞれの考えに基づいて、二胡を調整することも大切であるとおもいます。

今しばらくすれば、各地にそれぞれ二胡の調整屋あるいは修理屋ができてき、

それこそ皆さんの好みに合う、感覚に合う人が見つかるようになるかもしれません。

二胡は調整一つでどのようにでも変わってくるのだと、最近になってやっとわかってきたからこそ、

書けない、ことも出てきます。

今は公然と批判しないという事も大切なのだと思うのです(ただし私の意見は言います)

しかし万一それらの方が私のブログを見ていてくれたら、

ある間違いを伝えた結果がどんな風にお客様に影響あるかだけでも知ってもらいたいというささやかな気持ちもあるのです。

それは、私などのように爺が、変に権威ぶって上からものをいうのを避けるためでもあります。

これからまだまだ二胡の愛好家は増えていくでしょう。

その時に様々な楽器の不具合に出会う経験を経てきた人が楽器の調整屋になってほしいのです。

そのために今本も書いていますが、反対にブログなどの言葉だけのあるいは画像だけの世界で、

あるいは論理の筋だけで、話を進めるという事もしたくはないとも思っています。、

あと何年続けるかはわかりませんが、もしかしたら人に嫌がられるほど長生きかもしれませんが、

今しばらくお付き合いくださいませ。

光舜堂店主 西野和宏












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