二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

少し訂正。光輪 寂光

2024-09-25 17:40:32 | 光舜松脂 ヴァイオリン用
正直に書きます。
「光輪」「寂光」は既存の松脂の上に乗ります。
アルコールの眼鏡拭きで弓毛を拭かなくともです。
私たちが思うようにでは無いですが、みなさんそれでもとても驚かれるくらいには。です。
まあ、普通は新しい松脂を使う時には新しい弓毛にした時に一番その良さは表れるでしょう。
しかし、このところお買い上げいただいている方々はどうやら、実際には付属の眼鏡拭きを使っておられない方も多いようです。
既存の松脂の上にそのまま載せているとのことです。

にもかかわらず、大変絶賛のお言葉を頂戴したりします。
そして、光輪、寂光の音の、音色の違いもしっかり出ていて、今日はどちらを使うか楽しみなのだそうです。
1カ月半もかけて作る側から言いますと、出来たら、アルコール系の眼鏡拭きを使って、以前使っていた松脂を拭き取ってから、使っては欲しいのです。
全然違いますから、一気に楽器が生き返る感じです。

かなり高額な松脂を使い続けてきたが、もうこれ以上の松脂はないからと、光舜松脂には興味はしめされなかった方もいらしたのですが、
隣で弾いている方の音に惹きつけられて、寂光を使ってみたのだそうです。

お買い上げありがとうございます!!!

それでも、やはりアルコールの眼鏡拭きは使わず、その高額な松脂の上に直接塗ったそうなのですが、大変感動してくれたようです。

たぶんその方もいつか毛替えする事でしょう。
その時に再度感動していただければ良いかなと、考えを改めました。

弓毛を触るなというのは、ヴァイオリンの世界では厳しい掟になっているのです。手で触るのとは違うのですが、アルコールで拭くのは。全部ではなくとも表面だけでも落してしまうのですから。

光輪と寂光は既存の松脂の上に乗せても、その力は発揮されます。
100%では無い私には感じますが、
それでも、これが最高と皆さんが考える今使っておられる松脂の上に塗っても、かなり十分に音色の良さ、弓の操作性、音のキレ、倍音の豊かさは、今まで以上に発揮されます。

ですので、訂正です。
「光輪」「寂光」は既存の松脂の上に乗ります。
アルコールの眼鏡拭きで弓毛を拭かなくともです。

但し、「煌」は出来たら「音」を塗ってから試してもらわないとそのキラキラが少しだけですが冷めてしまいます。
キラキラ 
くらいですかね!
コントラバス用の「B」を作った時に考えたのは、世の中のコントラバス奏者が99%?くらい95%だとしても、柔らかい松脂を使っているのだとしたら、せめてその上に乗せて天然熟成の松脂の音の良さ弓の操作性の良さ少しでも知ってもらえればと考えて作ったのです。
それはクロサワ楽器店さんの担当者の方達の希望でもありました。
毛替えをした時には是非「B」だけ、あるいは「寂光」「光輪」を試してください。

今、ヴァイオリンの方達は弓毛を触ることをとても嫌います。
それはそうですね、折角弓毛に馴染んできた松脂が一部乱れたり、取れたりしてしまうかもしれませんから。
アルコールで拭くなんてもってのほかと思う方が殆どでしょう。

それでも100%ではなくとも、天然熟成系の光舜松脂「光輪」「寂光」は既存の松脂の上に乗せてもその力は十分発揮されるのが皆さんにも見えてきたのです。

毛替えの時に再度感動していただければ、作ったものとしてはとてもとても嬉しいです。
念のため、もしかしたら、眼鏡拭きで以前の松脂を拭きとるのを嫌がらない人もいらっしゃるかもしれませんので、一応同封しますね。

松脂工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ

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