二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

5月28日(日) “西野の調整”、侮るなかれ! 11:00~17:00

2017-06-02 09:23:05 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
早くも、もう6月ですね。。。
自然豊かな108城の周りは緑が一段と濃くなりました。
工房の窓のすぐ横に生えている大きな桑の木は赤い実をつけています。
これからの季節、工房周りは雑草が生え放題です。
敷地内にある廃車トラックの下には、狸が新たに住み着いた模様。
以前からこの辺りの狸は、夜中に店主が二胡を弾いていると覗きに来るので
『セロ弾きのゴーシュ』って半分はノンフィクションだったのかなぁ、
なんて思わせます。
しかし、自然いっぱいだからこそ、有り難く無い住民もいっぱい。
昨日は、ワタクシの机の横に置いた鞄をちょっとどけたら、
ひやぁああああああ!!!!!!
そこには、おもちゃのような、
ホント、子供の頃に遊んだゴム製のおもちゃのような大きなムカデが。。。!

(ビジュアル閲覧注意なので、画像は知りたい方だけ『アカズムカデ』で検索して下さいw)


さて気を取り直して日曜日の報告です。

今週もいろいろなことがあった日曜日でしたが、一番のビックリは、
突然いらした方々が今回もまたすごく遠くからいらした、
ってことでしょうか。

ご遠方会員のIさんは、5年前から毎年お正月に調整にいらしています。
そのIさんの、同門の方とお嬢様でした。
(更に、お嬢様は、偶然『青蓮』のTomomiさんのお知り合いでした!)
教室で、Iさんの二胡の音色がいつもとても綺麗で、
ドアを閉めていてもIさんの二胡の音色だけが聴こえて来るそうで、
どうしてですかと訊いたら、Iさんが
「東京にこういう店があるのだよ」 と教えてくれたとのこと。

「今回は場所だけ確認しに来ました」!

帰りの時間が迫っていたので長居は出来なかったのですが、
西野二胡を弾いて良い音なので驚いていらっしゃいました。
「私の楽器も結構良いの買ったはずなのだけれどなぁ。。。」 と。
「調整するとIさんみたいに良くなりますから是非また来てください、ああでも、
出張で休みの時もあるから気を付けて」 なんて話から、出張調整会の話題に。
「交通費さえ2人分出していただければ、そして会場さえあれば、
希望者が5人位いればどこへでも行きますよ、宿泊費は要りませんから」 と言うと、
お友達皆で上京するよりは安いので、かなり本気で考えていらっしゃいましたね。

でも、西野の調整は、わざわざ呼んでも その価値ありますよ!
最近更に調整の腕を上げていますから、よその調整とは比べ物にならないです。
実際、他店で調整を受けたり、先生がやった、という、
西野以外の方々の行う調整を受けたというお客様の持ち込んだ楽器は、
光舜堂で もっと ずっと良くなっています。
というか、中には酷い場合は、
「これ、誰がやったの?」 という”調整”になっていないレベルも。

過去数回開催した『調整講座』を受講した先生方は、
西野から知識を学んで実技も受けて基礎的な事なら完全に理解した上でも、
それでも最終的には、生徒さんを光舜堂にゆだねて来ます。
自分の学んだ知識で調べてみた上で、
「こんな状態だけれど、ここまでやってみてこうなったけれど、
次はどうしたらいいですか?」 と、メールで不具合の直し方の指示を仰いだり、
「この生徒の楽器の状態はこうで、こういう必要があるんですが」
と必要な生徒達を一覧表にしたり、
「ここから先は西野さんに任せた方が良さそうだから送っていいですか?」
とご連絡が来ることもあります。
それらは本当に的確なので、店主は「調整講座をやった甲斐があったね」と、
その先生方を頼もしく思っています。
でも受講者の皆さん、西野の高い技術を認めて下さるからこそ、
西野から直接学んだ上でも、過剰な自己判断をしないのです。

その一方で、
根拠の無い自己判断で楽器の良し悪しを決めつけて
買い替え宣告してしまう先生は実に多いです。
しかし、楽器を売りたいから、という悪意で言うので無いなら、
それは早急過ぎます。
だって、愛着有る楽器を名残惜しむあまり、
先生に宣告されても持ち主さんがこっそり光舜堂に持ち込んで、
悪い楽器どころか凄く高価な物だと判明したり、
簡単な調整だけで直ったり、
修理することで驚くほど美しい音色に生まれ変わったり、
という胡達は、枚挙に暇が無いのです!


とは言え、西野の調整の威力は、
やはり実際に受けないと分らないのでしょう。
この日は『きりゼミ』の或る生徒さんも調整を受けたのですが、
「正直、ここまで変わるとは思ってなかった!」 っておっしゃっていました。
『きりゼミ』生徒さんの場合、
二胡愛好家、というより桐子ちゃんのファンの方が多いので、
桐子先生に「受けると絶対良いですよ☆」 って言われた情報だけで、
調整に対する過度の期待は0状態ですから、よけいに驚きますよね♪


過度の期待0と言えば、『薔薇駒』も。
この日は会員MさんがDODECAGONに装着したのですが、
いや、効く、効く!
しんたろ君以外ではMさんが男性ユーザーさん初の装着だったのですが、
薔薇駒効果にびっくりしていらっしゃいました。
「西野はなにを大袈裟な事言ってんだろう、って思ってたでしょう?w」
と言ったら苦笑いされてました(笑)



さてこの日は『きりゼミ開校日』。
桐子先生の生徒さんは、元々は二胡に全く興味が無かった、
演奏家KiRiKoのファンになったからこそ二胡を習い始めた方も多いです。
しかし桐子先生は、ファンであろうと二胡愛好家であろうと
レッスンの質は同じですから、まぁファンの皆さんも上達の早い事ったら!
実はこの日は、先頭の時間のレッスンがキャンセルになり、
ちょっとの間、桐子先生は時間が空いていました。
登校してきた時、桐子ちゃんは連日のハードスケジュールで
少々お疲れモード。なので、
「ちょうど時間空いて良かったね、少し休んでなさい」
なんて店主に言われていたのに、
ちょうどその時いらしていたお客様に店主が運弓の話をしていたら、
急に目がキリっ!と輝いて、熱心に教えてくれ始めちゃって!!
たまたま居合わせた、自分の生徒でもなんでもない人に対しても
熱心にレクチャーしているのを見て、
こりゃ、桐子ちゃんの生徒さんは上手くなるはずだわ、と納得。
桐子先生は“教える事”に妥協は無いのです☆☆☆



とまぁ、5月最後の営業日はそんな日でした。
ご来店の皆様、ありがとうございました!!
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