二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

木の種類訂正です。(老紅木)

2012-04-18 12:09:30 | ■工房便り 総合 
老紅木という木の種類の二胡が販売されています。

ロウコウボクですね。老、要するに良く乾いた古い材料ということでしょう。

老かどうかは分かりませんが、そのほとんどは、マホガニーの事であったはずなのです。

また紅木というのは紅酸枝とも呼ばれる、マメ科の一種をも紅木とも言います。

中国製の二胡の中には、ホントにマホガニーの物も有りますが、中には紅酸枝をも紅木として販売するところも有ります。

この木は元々、中国の雲南省や、ミャンマーなどで産出される木です。

それから、最近良く見かける、紅木の中に、パドークが多くみられます。

この木は、タイやベトナムなどに産出するマメ科の木です。

きったばかりはかなり華やかな、オレンジ色をしていますが、空気に触れると茶色に変化していきます。

いわゆる紅木に良くみられる色です。

そのほか最近比較的金額の安い紅木の二胡に多くみられるのが、アサメラというアフリカ西部の木が有ります。

この木も、マメ科ですので本来ならばいわゆる紫檀の中に入るのですが、紫檀として販売されるより老紅木として販売されています。

音的には、パドークの老紅木より、比較的重量感が少ない感じがします。

いわゆる紫檀系として販売されている木と見た目で違うのは、木目が弱く、全体に単一な茶色に見えます。

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2 Comments

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すみません。 (やすぞ~)
2012-04-18 12:37:47
最後の『木目が弱く』が イメージ出来ません。
具体的にどんな状態ですか?

ハッキリ木目が見えない?
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やすぞ~さん (nishino)
2012-04-18 13:25:35
そうです、紫檀系は割と木目がはっきり見えやすいのです。

黒檀やブラックウッドのように全体が一つの色というより、茶色の濃淡のストライプに見える物が多いです。

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