のっけから、で大変申し訳ないのですが、今までに中国製の低音二胡で、(いわゆる中胡、二泉二胡)まともに二胡並みになる楽器と言うのに出会ったことがありません。(私が出会っていないだけと言うのもあるかもしれませんのであしからず)
殆どの物が、代3ポジションになるともう音になりきれないのと、
中には鳴るけれども、とても音が小さくなってしまうというのがほとんどでした。
これは致し方ないと思います。
二胡そのものが、高音部の音が出にくい楽器ですし、最近作られてきたものはかなり良く高音部も出る楽器であっても、そのために木の厚みと言うのを犠牲にして、高音部も鳴らすようにしているからです。
これは構造的な問題です。
たとえよく鳴る二胡であっても低音弦の振動の強さにまけてしまうのです。
中国の楽器屋さんは、AEいわゆる二泉二胡ぐらいでしたら弦だけ変えて、普通の二胡で弾いてしまうという風に言っています。
確かにAEぐらいでしたら、出来ないことはないのですが、やはり代3ポジションくらいから音になり切れません。
中にはまれに、弦をAEに変えただけでも低音も出るし、高音もそこそこと言う楽器はあります。
それには条件があって、皮が厚いこと、材が厚いこと、そして材が硬いことです。
ウルフ音が出る楽器は、まずAE弦に変えたとしても、低音楽器としての役割は果たせないと思うのです。
二泉映月にしても最終部は相当の高音まで弾きます。
単に低音だけを使う楽器としてなら、今の二泉二胡あるいは中胡でも十分なのかもしれません。
私自身がとても低音楽器の鳴りと言うのは好きなのでこうやって二胡でも低音にこだわるのかもしれませんが、
たとえ、GDの楽器だとしても、今使われている、皆さんの良く聞く楽器としてもそれほど低いわけではありません。
ヴァイオリンの最低音絃でしかないのです。
ヴァイオリンとヴィオラというのはそれほど大きさも変わりないようにみえます。
実はヴィオラの定型の大きさと言うのがあるわけでもないのです。
胴の長さだけで言って、ヴァイオリンはそのほとんどが、355ミリ前後です、
多少の差はあっても、せいぜい5mm以内でしょう。
ところが、ヴィオラは、380ミリから420ミリくらい、中には375ミリくらいの小さなものまであります。
この小さなヴィオラですが、ヴァイオリンとは決定的に違うのは、表板の厚みが違うのです。
ヴァイオリンの場合表板は、最大3,5最少2,4くらいになります(周辺部が薄い)
ところがこの小さなヴィオラ(375)でさえ表板は、5ミリ近いのです。
この木の厚みが強い弦の振動を支えます。
この構造の変化が、二胡にはないのです。
まだまだ私も研究の余地はありますが、私の作るGDの低音楽器は、厚みが15ミリあるのです。
普通の二胡は、10,7ミリです。(私のは12ミリ)
この、木の厚みが低音を支えそして、高音部も鳴らせます。
殆どの物が、代3ポジションになるともう音になりきれないのと、
中には鳴るけれども、とても音が小さくなってしまうというのがほとんどでした。
これは致し方ないと思います。
二胡そのものが、高音部の音が出にくい楽器ですし、最近作られてきたものはかなり良く高音部も出る楽器であっても、そのために木の厚みと言うのを犠牲にして、高音部も鳴らすようにしているからです。
これは構造的な問題です。
たとえよく鳴る二胡であっても低音弦の振動の強さにまけてしまうのです。
中国の楽器屋さんは、AEいわゆる二泉二胡ぐらいでしたら弦だけ変えて、普通の二胡で弾いてしまうという風に言っています。
確かにAEぐらいでしたら、出来ないことはないのですが、やはり代3ポジションくらいから音になり切れません。
中にはまれに、弦をAEに変えただけでも低音も出るし、高音もそこそこと言う楽器はあります。
それには条件があって、皮が厚いこと、材が厚いこと、そして材が硬いことです。
ウルフ音が出る楽器は、まずAE弦に変えたとしても、低音楽器としての役割は果たせないと思うのです。
二泉映月にしても最終部は相当の高音まで弾きます。
単に低音だけを使う楽器としてなら、今の二泉二胡あるいは中胡でも十分なのかもしれません。
私自身がとても低音楽器の鳴りと言うのは好きなのでこうやって二胡でも低音にこだわるのかもしれませんが、
たとえ、GDの楽器だとしても、今使われている、皆さんの良く聞く楽器としてもそれほど低いわけではありません。
ヴァイオリンの最低音絃でしかないのです。
ヴァイオリンとヴィオラというのはそれほど大きさも変わりないようにみえます。
実はヴィオラの定型の大きさと言うのがあるわけでもないのです。
胴の長さだけで言って、ヴァイオリンはそのほとんどが、355ミリ前後です、
多少の差はあっても、せいぜい5mm以内でしょう。
ところが、ヴィオラは、380ミリから420ミリくらい、中には375ミリくらいの小さなものまであります。
この小さなヴィオラですが、ヴァイオリンとは決定的に違うのは、表板の厚みが違うのです。
ヴァイオリンの場合表板は、最大3,5最少2,4くらいになります(周辺部が薄い)
ところがこの小さなヴィオラ(375)でさえ表板は、5ミリ近いのです。
この木の厚みが強い弦の振動を支えます。
この構造の変化が、二胡にはないのです。
まだまだ私も研究の余地はありますが、私の作るGDの低音楽器は、厚みが15ミリあるのです。
普通の二胡は、10,7ミリです。(私のは12ミリ)
この、木の厚みが低音を支えそして、高音部も鳴らせます。