面白いですね、
鮭の皮も、鹿皮も、豚、馬もケンピも、人造皮も、各種、やっては見ました。
今私の友達も、グラスファイバーの皮作っているみたいです、
(まだ聴いていませんがそのうち聞かせてもらえると思います。彼の了解を得たら、彼のブログのアドレスのさせてもらいます)
費用的に言うと、入手経路や流通の手間などを入れると、殆ど変わらないと思いますよ。
人造皮が比較的材料費としては安いでしょうが、それを張り込むまでの工程から考えると、これもそれほどは変わらないことになると思います。
また、鮭は確かに安いでしょうが、相当大きな物でないといけないのです、私はたまたま「時知らず」が手に入って、それを自分で加工しましたから、でも「時知らず」の一匹の値段ご存知ですか?
ですから北海道の魚協とかと提携すれば、かなり安くはなると思いますが
、或いは築地ですかね、でも皮はいでしまった鮭は、売れなくなりますから、
結局何処かの料亭の板前さんに頼むことになるでしょうね。これらのことを考えると、その値段と言うのはどうなるのでしょう?
皮を取るために、やってくれるでしょうか、やはり、一匹づつ買うしか仕方ないでしょうね。
こんな感じで、生の皮と言うのは、なかなか手に入りにくいのです。
豚皮は比較的、入りますが、破れてしまいやすいので使えません。
その他の物も、生皮で入手すると、様々な困難にぶつかります、結局は、流通のシステムの問題なのです。
たまたま、一枚を手に入れるというのは出来ることも有るでしょうが、
それをコンスタントに安価に仕入れるようにするというのは、
かなりのイニシャルコストがかかり、結局はその需要との対費用効果と言うことになりかねません。
例えば、北海道の漁協と提携して、鮭の生皮をコンスタントに買うとします。
こうすれば、費用的には安くなるでしょう、
でも皮をはいだ身はどうしたらよいのでしょう、何処かチェン店のお寿司屋さんとでも提携する方が早いでしょうが、皮を取るためのように捌いてもらえるのでしょうか?
たまたま、一台だけを費用無視すれば、皮だけの値段と言うことで考えたら、出来ないことはないかもしれませんが。
一番安定しているのは、ドラムなどに使う、人造皮でしょうが、小売りになるとかなりの費用になります。
それとプラステイックを木にどうやって張り込むかと言う技術的な問題だと思います。
確か、何方か、これを実験的にやっておられる方がいらっしゃると聞いたことが有ります。
それであったら、今の中国でもやっているように、蛇皮をすべて使う、
お腹や首のあたりの、薄い所まで全部、使うというのが、一番安い方法だと思います。
しかし、これには難点があります。
今の中国製の安い物は、機械張をしています。皮一枚一枚の張力に合わせて、張り込むわけではありません。
どの皮も一律の張力という設定で皮を張ってしまいますから。良い物が少なくなるのです。
胴に対して皮が均一の張力になるようには貼れませんから、当然雑音だらけになります。
本来、薄い皮でも二胡は非常に良い音になります。
現実に、光舜堂に置いてある、50年前の二胡は、ホントに透けて見えるほど薄いのですが、今の2,30万円するものと殆ど変りの無い音がします。
しかしこの薄い皮を一枚一枚手張りすれば、手間的には他の高級品と変わらない手間がかかります。
縦横の皮の伸び率が変わりますから、かえって時間はかかってしまいますし、安定した弾き込み後の成長まで考えると、かなり大変になるでしょう。
量産でやすく作るというのは、それなりに様々な問題を抱えます。
例えばの話、私が今春嶺さんのおっしゃるように、鮭の皮を使って、木もオークぐらいの金額の物を使って、二胡を作ったとしたら、
それも、内の工房をライン生産出来るように人も雇い入れ、機械も開発して、それでも健全になるような方法を考えて作ったとして、
多分、日本の人件費からすると、直売で、2万5000円ぐらいには出来るでしょうが、
その全体の採算点と言うのは、月に400台は売れるというのが計算上の採算点になとおもいますが、
量産するためにはそれなりに規模も大きくしないといけないのです。
いま日本で二胡は全体で月に200台も売れていないはずです。(ある輸入業者さんの話)
これは不可能だと思います。
不良在庫の塊になるのと、
よりよい楽器を作りたいという、私が、犠牲になります。
確かに春嶺さんのおっしゃるように、初心者向きに安い物が有れば、もっとみなさんは
二胡に入りやすくなりますが、
ここで疑問、「やめやすくもなりませんか」
ましてやそれが雑音だらけの物であったとしたら、
今安い物は、探すと1万円台のも有ると言います、或いは2万円台なら、見たことはあります。
はたして楽器と言うのは、どこまでが楽器なのかということも考えても良いのではないでしょうか。
ちゃんとその楽器の音色が聞こえて来る物、そして雑音だらけでいやになるという物ではないと思います。
後は、今中国から入ってくる物の、商品チェックをちゃんとして、
それから輸入ルートも、輸入業者も変えて、
まともな商社が輸入すれば、多少今よりはましな、量産物が入ってくるかもしれませんが、、、、、、はたして今より安くなるかは問題ですね。
そこで、私たち光舜堂が考えたのは(元は会員のMさんの、レンタルのアイデアでした)中古二胡の仲介、それも光舜堂は手数料なし、と言うことでです。
多分、今良質な物を、安価にという点ではこれ以上は安くはできないと思いますが、
いかがでしょう?
尚、私は、ただ作りたいだけの人間です、
ただただ、良い楽器を作りたいし、折角誰かが作った二胡なら、ちゃんと修理して、調整して鳴らしたいと思っているだけです。
私自身、本業がありますから、なんとかやっていけます(体力気力は別にして)
あの渋谷の店を維持し、修理の知識を得るため、100台を超える、蛇皮と、鮭の皮、その他もろもろ、或いはブラジリアンローズを無駄にして、或いは
十分な乾燥をした二胡を作るために4年前から材料買いこんで、ただだちゃんと鳴るというのを味わってもらいたいだけなのです。
二胡、は良い楽器でしょ、と。
楽器は、御縁、ですから。
ただただ、なんだか分からないのですが、二胡に対する思い入れの為だけにやっています。
良い楽器を作りたい、良い楽器にしたい、と言うだけなのです。
西野和宏
鮭の皮も、鹿皮も、豚、馬もケンピも、人造皮も、各種、やっては見ました。
今私の友達も、グラスファイバーの皮作っているみたいです、
(まだ聴いていませんがそのうち聞かせてもらえると思います。彼の了解を得たら、彼のブログのアドレスのさせてもらいます)
費用的に言うと、入手経路や流通の手間などを入れると、殆ど変わらないと思いますよ。
人造皮が比較的材料費としては安いでしょうが、それを張り込むまでの工程から考えると、これもそれほどは変わらないことになると思います。
また、鮭は確かに安いでしょうが、相当大きな物でないといけないのです、私はたまたま「時知らず」が手に入って、それを自分で加工しましたから、でも「時知らず」の一匹の値段ご存知ですか?
ですから北海道の魚協とかと提携すれば、かなり安くはなると思いますが
、或いは築地ですかね、でも皮はいでしまった鮭は、売れなくなりますから、
結局何処かの料亭の板前さんに頼むことになるでしょうね。これらのことを考えると、その値段と言うのはどうなるのでしょう?
皮を取るために、やってくれるでしょうか、やはり、一匹づつ買うしか仕方ないでしょうね。
こんな感じで、生の皮と言うのは、なかなか手に入りにくいのです。
豚皮は比較的、入りますが、破れてしまいやすいので使えません。
その他の物も、生皮で入手すると、様々な困難にぶつかります、結局は、流通のシステムの問題なのです。
たまたま、一枚を手に入れるというのは出来ることも有るでしょうが、
それをコンスタントに安価に仕入れるようにするというのは、
かなりのイニシャルコストがかかり、結局はその需要との対費用効果と言うことになりかねません。
例えば、北海道の漁協と提携して、鮭の生皮をコンスタントに買うとします。
こうすれば、費用的には安くなるでしょう、
でも皮をはいだ身はどうしたらよいのでしょう、何処かチェン店のお寿司屋さんとでも提携する方が早いでしょうが、皮を取るためのように捌いてもらえるのでしょうか?
たまたま、一台だけを費用無視すれば、皮だけの値段と言うことで考えたら、出来ないことはないかもしれませんが。
一番安定しているのは、ドラムなどに使う、人造皮でしょうが、小売りになるとかなりの費用になります。
それとプラステイックを木にどうやって張り込むかと言う技術的な問題だと思います。
確か、何方か、これを実験的にやっておられる方がいらっしゃると聞いたことが有ります。
それであったら、今の中国でもやっているように、蛇皮をすべて使う、
お腹や首のあたりの、薄い所まで全部、使うというのが、一番安い方法だと思います。
しかし、これには難点があります。
今の中国製の安い物は、機械張をしています。皮一枚一枚の張力に合わせて、張り込むわけではありません。
どの皮も一律の張力という設定で皮を張ってしまいますから。良い物が少なくなるのです。
胴に対して皮が均一の張力になるようには貼れませんから、当然雑音だらけになります。
本来、薄い皮でも二胡は非常に良い音になります。
現実に、光舜堂に置いてある、50年前の二胡は、ホントに透けて見えるほど薄いのですが、今の2,30万円するものと殆ど変りの無い音がします。
しかしこの薄い皮を一枚一枚手張りすれば、手間的には他の高級品と変わらない手間がかかります。
縦横の皮の伸び率が変わりますから、かえって時間はかかってしまいますし、安定した弾き込み後の成長まで考えると、かなり大変になるでしょう。
量産でやすく作るというのは、それなりに様々な問題を抱えます。
例えばの話、私が今春嶺さんのおっしゃるように、鮭の皮を使って、木もオークぐらいの金額の物を使って、二胡を作ったとしたら、
それも、内の工房をライン生産出来るように人も雇い入れ、機械も開発して、それでも健全になるような方法を考えて作ったとして、
多分、日本の人件費からすると、直売で、2万5000円ぐらいには出来るでしょうが、
その全体の採算点と言うのは、月に400台は売れるというのが計算上の採算点になとおもいますが、
量産するためにはそれなりに規模も大きくしないといけないのです。
いま日本で二胡は全体で月に200台も売れていないはずです。(ある輸入業者さんの話)
これは不可能だと思います。
不良在庫の塊になるのと、
よりよい楽器を作りたいという、私が、犠牲になります。
確かに春嶺さんのおっしゃるように、初心者向きに安い物が有れば、もっとみなさんは
二胡に入りやすくなりますが、
ここで疑問、「やめやすくもなりませんか」
ましてやそれが雑音だらけの物であったとしたら、
今安い物は、探すと1万円台のも有ると言います、或いは2万円台なら、見たことはあります。
はたして楽器と言うのは、どこまでが楽器なのかということも考えても良いのではないでしょうか。
ちゃんとその楽器の音色が聞こえて来る物、そして雑音だらけでいやになるという物ではないと思います。
後は、今中国から入ってくる物の、商品チェックをちゃんとして、
それから輸入ルートも、輸入業者も変えて、
まともな商社が輸入すれば、多少今よりはましな、量産物が入ってくるかもしれませんが、、、、、、はたして今より安くなるかは問題ですね。
そこで、私たち光舜堂が考えたのは(元は会員のMさんの、レンタルのアイデアでした)中古二胡の仲介、それも光舜堂は手数料なし、と言うことでです。
多分、今良質な物を、安価にという点ではこれ以上は安くはできないと思いますが、
いかがでしょう?
尚、私は、ただ作りたいだけの人間です、
ただただ、良い楽器を作りたいし、折角誰かが作った二胡なら、ちゃんと修理して、調整して鳴らしたいと思っているだけです。
私自身、本業がありますから、なんとかやっていけます(体力気力は別にして)
あの渋谷の店を維持し、修理の知識を得るため、100台を超える、蛇皮と、鮭の皮、その他もろもろ、或いはブラジリアンローズを無駄にして、或いは
十分な乾燥をした二胡を作るために4年前から材料買いこんで、ただだちゃんと鳴るというのを味わってもらいたいだけなのです。
二胡、は良い楽器でしょ、と。
楽器は、御縁、ですから。
ただただ、なんだか分からないのですが、二胡に対する思い入れの為だけにやっています。
良い楽器を作りたい、良い楽器にしたい、と言うだけなのです。
西野和宏
やめやすくなる、というお言葉は痛いです^_^;
門扉を広げるにはいいかしらと思いましたが、確かにそうです。
コストの面でもド素人のわたしは「日本人鮭好き、皮もったいない、使えば今流行りのエコ」
と思ったのです。
鮭は体長90センチでもヒレがあるし、蛇の様にノッペラじゃないですものね。
こんなわたしの考えにも解答いただいて、本当にありがとうございます(^-^)
やっぱり先生のところで二胡譲っていただいて、正解ですm(__)m
何故なら…ブログを読めばわかります!(^o^)
今度、チューニングとドレミのクリアーな音出しを教えていただきに参ります
(~▽~@)♪♪♪
エコロジー大切ですね。
よく割箸のことなどでてきますが、
樹木が一番消耗するのは、燃やしてしまうのだそうです。
アフリカやインドなど開発途上国はまだガスなどひかれていません。
結局煮る炊くのに、使うのと、山火事を合わせて、80%だそうです。
残りの20%のうち半分以上が、紙になっています。残りの全体の10%ぐらいが、家や、家具或いは雑貨、そして楽器のような物に使われているだけのようです。
割りばしなどは、ホントに端材か、或いは間伐材などみたいです。
以前、製紙会社に見に行った時には、こんな大木使うのかというようなのを砕いていました。
楽器は、数百年持ちます。
蛇は、数年で再生できます。
紫檀などのような木は2,3百年経たないと次が使えません、
素人というのは「なんでそんな変な事考えるんだ?」と玄人が思う事を
平気で「行け!しゃぁーしゃぁー」と申す者です、、、
却ってお気遣いいただいてしまって、ごめんなさい。
(今回もわたしだけでしょう^^;絶対)
オークションの落札5000円二胡に引き攣り@0@
「こりゃ楽器屋さんで見るべきだった!」と
かりんちゃんを譲っていただく前に、1軒、楽器屋さんへ行ったんですが
安い(特価で15,000円弱)のはやっぱり音が『それなり』でした。
(たまたま?なのかもしれませんが?)
「こちらの方が断然音はいいですよ」と約50,000円の二胡を勧めてくださったのですが
わたしの予算ではムリです・・・OTZ
弓をただ行き来させるだけの音が、
安いのと高い(と言っても1万5千円と約5万円のですが)の物とは
素人のわたしの耳でも判るほど違いました・・・
どちらも『蛇皮使用』と言う事なのに何故なんでしょう?
お店の方がおっしゃった肝心な一言はただ「重さが違うでしょう?」でした。
同じ木材でも質が違ったんでしょうか?
わたしは衣服を買うにも女性が好きな『試着』は苦手でやらないのですが、
ましてや弾けない二胡を『試し弾』もしませんでした。
中古で買うしかないわたしが先生のブログを見て、
勘と価格(これがわたしにとっては一番ですが^^;)、
そして先生と元持ち主さんとの信頼関係というのに
『確かさ』を見ました。
(言い方がカッコ良過ぎますねm_ _m)
迷って辿り着いて自分の思った二胡と違っていたら絶対買っていなかったと思いますが、
先生が目の前で試し弾された後に
「はい、弾いてみなさいよ」と手に取らせてくださった時の、
何と気恥ずかしさと嬉しさが込み上げていた事か!
(感情入り過ぎてます・・・)
かりんちゃんは、わたしにとっては『新品』です。
と、話がまた長くなりました、、、OTZ
どうか今のスタイルで中古二胡を流通させてください。
良心的な先生方と元持ち主さん方に
改めて感謝いたします。
丸箸洗う洗剤、そのためのお湯を沸かす燃料、すすぐ水なんかを考えれば割り箸の方がエコだと思うのですが。。。
春嶺さんの発想は別に素人だからというわけではなく、貴重なお考えです。たまたまそれが玄人は先に発想していてやってみていたというだけで。
そいう意見や発想をぶつけることが重要だと思います。そんな中に目からうろこ的アイデアが出てくるものです。
皮の経時変化って、”育つ”という意味で良いものでもあるのですが、楽器を選び難いっていう一面もあるわけです。ですから、最初からその音で出て欲しいっていうのもあるのですね。最初から良い音が出て、永遠に変わらない振動板があるといいのですが。
そういう意味でカーボンみたいな材料はいいなぁ。
割り箸の方が逆にエコだなんて、わたしも思ってもみなかったひとりです。
洗ったお箸、わたしは違和感あります。
なんか衛生的に信じられない、って気分に^^;
(中国行った時みたいに箸をマジマジと見て拭いてたり・・・)
『たまたまそれが玄人は先に発想していてやってみていた』
Jimmyさん、そうですよねー、気付くのが遅かったかぁ~~~!!!><
ナンテ^-^
先生、皆様、またまた訂正させてくださいm_ _m
「素人というのにわたしという人は」と書いているつもりでした、、、
偉そうな書き方になってました><
ごめんなさい・・・
これ、激しく同意します!
世の中、エセエコが多すぎる。。。
と、いちゃもんをつけてゴミの分別が甘くて、タロ若にイエローカードを出されるワタクシ。。。
それにしても、春嶺さんちの坊っちゃんの“イケメン二胡奏者養成計画”の為にも、二胡人口拡大の為にも、
本当に、お手頃価格の良質二胡がもっと、ちゃんと有るといいですよね。。。
中国製、ガンバレ!!