CDM(人工皮)の色は、塗料を使っていないのです。
ですので、皆さんが絵を描く時のようには、自由に色が出せません。
このCDMは、ほとんどというか蛇皮の音と全く変わりません。
今までにどなた蛇皮の二胡の音との違い話聞き分けられていません。
むしろ何年か弾き込んだ二胡の良い音がします。
その理由の一つに、この金属箔があります。
今までの二胡の人工皮は、その大部分が、ポリエステルの布地です。
ですから音としては非常に単純な音きり出ません。
当然ですね一種類の素材ですから。
二胡の尾の複雑な倍音のほとんどは蛇皮に由来します。
蛇皮は、私が剥離して実験したところ、大きくは3層の3種類の皮によって成り立っています。
一番裏の柔らかな素材、
真ん中の弾力のある強い素材、
そして、一番表の、硬い鱗。
鱗はとても薄く、大体、100分の1ミリくらいです。
この方さが、二胡の鳴りの、パンとした鳴りを実現します。
まれに、特に、薄く削られた蛇皮を使う、北京系の楽器では、まるでラッパのように響く時もあります。
まるで金属の笛を吹いているような感じです。
これは、内側の柔らかい九州素材を思い切り削ってしまっているので、表面の鱗の硬い部分の振動が現れてくからだろうと想像されます。
私の思いつく限り、薄くて硬い物は金属箔きり有りません。
鉛箔、銅箔、銀箔、鉄箔、真鍮の箔、金属それぞれに、色があります。
当然質量も硬さも、粘度も違いますので、音としても違ってきます。
塗料の色は基本的に、顔料です、岩の色、石の色、それらをとても細かく砕いた色なのです。
その粉を有機材で固めたものですからどうしても、音として使うには、強さが出ません。
その塗料の強さでしかありません。
薄くて硬い物ではないのです。
その薄くて硬いものの代表が金属箔です。
CDMにはその金属箔を、張り、その金属の持つ自然の変化、
例えば鉄は錆びると赤くなり、またオレンジにも、そして安定すれば黒くもなります。
鉄は黒金とも言いますのは酸化して最終的に安定した色が黒だからです。
鉛は、白いですね。錫も白いです。
胴は参加すると緑青の、緑色になります。
今回、ゼノカルテットの川野さんが弾いていた、シャム柿は、銅箔を酸化させた緑色です。
金は、表の加工次第では、赤く見えます。
ですから、そのベースにピンクを作ることも可能です。
また鉄も赤く錆びます、これもピンクを作ることの役には立ちますが、かなり思うようにはいきません。
このCDMは、ミツマタや楮和紙を原料にしていますから、その色付も音の質も、出来たら自然素材で行きたいと考えて作り上げられたものです。
勿論それらを張り合わせるボンドはこれは有機溶剤系の物も使われてはいますが、漆系のものも使われています。
最近私の仕事場はもうなんだか、錬金術師の仕事場と化しています。
このように少しずつでも今は、私の作りだしたものを残していこうと考えています。
二胡を作りたい人、あるいは、調整をしたい人は少しずつ書いていきますので参考にしてください。
あくまでも参考でしかありません。
作るにせよ、調整するにせよ、ご自身が手を動かすしか会得できないからです。
ですので、皆さんが絵を描く時のようには、自由に色が出せません。
このCDMは、ほとんどというか蛇皮の音と全く変わりません。
今までにどなた蛇皮の二胡の音との違い話聞き分けられていません。
むしろ何年か弾き込んだ二胡の良い音がします。
その理由の一つに、この金属箔があります。
今までの二胡の人工皮は、その大部分が、ポリエステルの布地です。
ですから音としては非常に単純な音きり出ません。
当然ですね一種類の素材ですから。
二胡の尾の複雑な倍音のほとんどは蛇皮に由来します。
蛇皮は、私が剥離して実験したところ、大きくは3層の3種類の皮によって成り立っています。
一番裏の柔らかな素材、
真ん中の弾力のある強い素材、
そして、一番表の、硬い鱗。
鱗はとても薄く、大体、100分の1ミリくらいです。
この方さが、二胡の鳴りの、パンとした鳴りを実現します。
まれに、特に、薄く削られた蛇皮を使う、北京系の楽器では、まるでラッパのように響く時もあります。
まるで金属の笛を吹いているような感じです。
これは、内側の柔らかい九州素材を思い切り削ってしまっているので、表面の鱗の硬い部分の振動が現れてくからだろうと想像されます。
私の思いつく限り、薄くて硬い物は金属箔きり有りません。
鉛箔、銅箔、銀箔、鉄箔、真鍮の箔、金属それぞれに、色があります。
当然質量も硬さも、粘度も違いますので、音としても違ってきます。
塗料の色は基本的に、顔料です、岩の色、石の色、それらをとても細かく砕いた色なのです。
その粉を有機材で固めたものですからどうしても、音として使うには、強さが出ません。
その塗料の強さでしかありません。
薄くて硬い物ではないのです。
その薄くて硬いものの代表が金属箔です。
CDMにはその金属箔を、張り、その金属の持つ自然の変化、
例えば鉄は錆びると赤くなり、またオレンジにも、そして安定すれば黒くもなります。
鉄は黒金とも言いますのは酸化して最終的に安定した色が黒だからです。
鉛は、白いですね。錫も白いです。
胴は参加すると緑青の、緑色になります。
今回、ゼノカルテットの川野さんが弾いていた、シャム柿は、銅箔を酸化させた緑色です。
金は、表の加工次第では、赤く見えます。
ですから、そのベースにピンクを作ることも可能です。
また鉄も赤く錆びます、これもピンクを作ることの役には立ちますが、かなり思うようにはいきません。
このCDMは、ミツマタや楮和紙を原料にしていますから、その色付も音の質も、出来たら自然素材で行きたいと考えて作り上げられたものです。
勿論それらを張り合わせるボンドはこれは有機溶剤系の物も使われてはいますが、漆系のものも使われています。
最近私の仕事場はもうなんだか、錬金術師の仕事場と化しています。
このように少しずつでも今は、私の作りだしたものを残していこうと考えています。
二胡を作りたい人、あるいは、調整をしたい人は少しずつ書いていきますので参考にしてください。
あくまでも参考でしかありません。
作るにせよ、調整するにせよ、ご自身が手を動かすしか会得できないからです。