最近様々な状態の破損した二胡が光舜堂にきます。
胴の割れた物。
これは多いですね。
金属軸の壊れたもの。ここへきて凄く増えていまして、
最近金属軸を止めて木軸に変えてほしいという依頼が4台ほど来ています。
なんだか金属軸のダメになる時期に来たようです。
これは致し方ないのです。
木も、使っていて回していればすり減ってきますが、これは削りこむことで直せます。
しかし金属軸の場合、すり減ってしまうと部品を交換するか、あるいは密閉式の物ですと全交換きり有りません。
が、問題はその金属軸の部品が手に入りにくいことです。
それもありますし、かなりな精密機械部品ですから、そこは、ボールペンの先端の丸い金属が作れないと、首相自ら嘆く国ですから、
比較的精密金属の部品というのは、安心できないのです。
そこで私は、木軸に取り換えることをお勧めしています。
また、頭のとれたのも良く来ます。
二胡の頭は壊れやすいですね。
これを読んでいる方でも、たぶん半分くらいの方が、頭を破損した方もいるでしょうね。
まあいいや、ボンドでつけておけば、とご自分でつける方もいます。
同じ破損でも、いろいろありますから、本当はボンドの種類も変えなければいけないのですが、
ご自身でつけた時に一番の問題は、圧着要するに、破断面をぴったり強く押し付けることが難しいようなのです。
ですから、破断面の間に、ボンドが厚くついてしまい、再度取れやすくなります。
何台か他の楽器屋さんで直してもらったが、また取れてしまったと言う楽器も来ています。
診てみると、ほとんどがボンドを付け過ぎでボンドの力だけで持っていた感じです。
これ結構直すの大変なのです。
ボンドが気に木い込んでいますのでそれを一度全部取り去らないといけません。
そうでないと再度ボンドの上にボンドを塗り重ねるだけになってしまいます。
最近はボンドも色々出て来ていますし、膠にしても、かなり木に食い込んでいます。
これを刃物で一度少しずつ彫りだす作業が、、、
また、お客様によっても、大変大切にしている、製作者の本物であるという認定書月の物なども付いている物であったりする場合、
私は、ほとんどの場合、その製作者に修理してもらう事をお勧めしています。
理由は、信用の問題です。
そのような名器と思われるものには、その所有者様の特別な思いもこもっているでしょうから、
その信用を壊すわけにはいかないことと、
そして、本場の本物を持っているのだという、所有者の方の想いというのは特別なものですから、
私が、何か迂闊な事を言えないということもあります。
私が思うにご本人が良ければそれでよいのですし楽器に対する思いというのは、
おおかれすくなから、皆さん特別なものがあると思うからです。
根ほり葉ほり、本物かどうか調べたりすることよりも、ご本人がその楽器の音を気に入り、
名人作という事を大切にするという事も、楽器を愛することの一つの方法だと思っています。
私の知り合いのヴァイオリンにストが、この楽器はガルネリなの、ほんとかどうかわからないけれど、
たぶん本斧ではないでしょうねと思っているんだけれど、でも聞いて、このD線の音、いいでしょ!
やっぱり本物よ!と嬉しそうにいう時にはそれは本物の音がします。
楽器の良し悪しは単に、作者の名前や、販売元ではありません。
如何にその人がその楽器をいつくしんで弾き込むかによって、名器にもなるのです。
大切なら、きちんと調整もしてもらうでしょう。
大切なら壊れたところもちゃんと直してもらうでしょう。
大切なら日々弾き込んでいくでしょう。
それこそ楽器がその本領を発揮して名器への道を進んでいくのです。
そして修理や調整というのはその思いがきちんと伝わる相手に、治してもらうべきではないでしょうか。
それは一つには、その楽器を作った本人。
また一つには、それは認定書や販売証明書というようなものを出したところ、それを出すらいな楽器だとしたら、
そのメンテナンスもきちっとしていると考えても良いのではないでしょうか。
それでないと何のための認定書なのかわかりませんから。
そして、とにかく直してほしい私の大好きな楽器、と思える方は、光舜堂へいらして下さい。
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胴の割れた物。
これは多いですね。
金属軸の壊れたもの。ここへきて凄く増えていまして、
最近金属軸を止めて木軸に変えてほしいという依頼が4台ほど来ています。
なんだか金属軸のダメになる時期に来たようです。
これは致し方ないのです。
木も、使っていて回していればすり減ってきますが、これは削りこむことで直せます。
しかし金属軸の場合、すり減ってしまうと部品を交換するか、あるいは密閉式の物ですと全交換きり有りません。
が、問題はその金属軸の部品が手に入りにくいことです。
それもありますし、かなりな精密機械部品ですから、そこは、ボールペンの先端の丸い金属が作れないと、首相自ら嘆く国ですから、
比較的精密金属の部品というのは、安心できないのです。
そこで私は、木軸に取り換えることをお勧めしています。
また、頭のとれたのも良く来ます。
二胡の頭は壊れやすいですね。
これを読んでいる方でも、たぶん半分くらいの方が、頭を破損した方もいるでしょうね。
まあいいや、ボンドでつけておけば、とご自分でつける方もいます。
同じ破損でも、いろいろありますから、本当はボンドの種類も変えなければいけないのですが、
ご自身でつけた時に一番の問題は、圧着要するに、破断面をぴったり強く押し付けることが難しいようなのです。
ですから、破断面の間に、ボンドが厚くついてしまい、再度取れやすくなります。
何台か他の楽器屋さんで直してもらったが、また取れてしまったと言う楽器も来ています。
診てみると、ほとんどがボンドを付け過ぎでボンドの力だけで持っていた感じです。
これ結構直すの大変なのです。
ボンドが気に木い込んでいますのでそれを一度全部取り去らないといけません。
そうでないと再度ボンドの上にボンドを塗り重ねるだけになってしまいます。
最近はボンドも色々出て来ていますし、膠にしても、かなり木に食い込んでいます。
これを刃物で一度少しずつ彫りだす作業が、、、
また、お客様によっても、大変大切にしている、製作者の本物であるという認定書月の物なども付いている物であったりする場合、
私は、ほとんどの場合、その製作者に修理してもらう事をお勧めしています。
理由は、信用の問題です。
そのような名器と思われるものには、その所有者様の特別な思いもこもっているでしょうから、
その信用を壊すわけにはいかないことと、
そして、本場の本物を持っているのだという、所有者の方の想いというのは特別なものですから、
私が、何か迂闊な事を言えないということもあります。
私が思うにご本人が良ければそれでよいのですし楽器に対する思いというのは、
おおかれすくなから、皆さん特別なものがあると思うからです。
根ほり葉ほり、本物かどうか調べたりすることよりも、ご本人がその楽器の音を気に入り、
名人作という事を大切にするという事も、楽器を愛することの一つの方法だと思っています。
私の知り合いのヴァイオリンにストが、この楽器はガルネリなの、ほんとかどうかわからないけれど、
たぶん本斧ではないでしょうねと思っているんだけれど、でも聞いて、このD線の音、いいでしょ!
やっぱり本物よ!と嬉しそうにいう時にはそれは本物の音がします。
楽器の良し悪しは単に、作者の名前や、販売元ではありません。
如何にその人がその楽器をいつくしんで弾き込むかによって、名器にもなるのです。
大切なら、きちんと調整もしてもらうでしょう。
大切なら壊れたところもちゃんと直してもらうでしょう。
大切なら日々弾き込んでいくでしょう。
それこそ楽器がその本領を発揮して名器への道を進んでいくのです。
そして修理や調整というのはその思いがきちんと伝わる相手に、治してもらうべきではないでしょうか。
それは一つには、その楽器を作った本人。
また一つには、それは認定書や販売証明書というようなものを出したところ、それを出すらいな楽器だとしたら、
そのメンテナンスもきちっとしていると考えても良いのではないでしょうか。
それでないと何のための認定書なのかわかりませんから。
そして、とにかく直してほしい私の大好きな楽器、と思える方は、光舜堂へいらして下さい。
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