どこからが低音というのかはわかりませんが、私の声などはかなり低音だと言われます。
低音の楽器でも、高音はちゃんと出ます。
チェロなどは良い例ですね。
かなりバイオリンに近い音まで出ます。
低音の楽器というのは一番低い音がどのくらいかということで決まります。
太鼓は大きさが大きくなれば、低い音になっていきます。
音の高さというのは級数比ですから、それに伴って楽器の大きさも大きくないと低い音というのは出来れません。
例えば、バイオリンにビオラ弦を張ってビオラの調弦をしたとしても、ちゃんとした音になりきれません。
二胡でいえば、普通の二胡に中胡の弦を張って、GDに調弦したとしても、音は出ますが、音楽をするというところまでのちゃんとした音になりきれないのです。
なんだか鈍い、ボーっとした音ですね。
それは、低い音を響かせるだけの木の量が無いのと、皮の面積が足りず低い音が出しきれないからです。
二胡の場合、楽器自体のサイズがいろいろあります。
普通の二胡でもです。
小さなものは胴の直径88ミリぐらいからあります。
普通は90ミリですね、中には92ミリぐらいある物も有ります。
わたしの作る二胡は92ミリです。
88ミリに比べると、内弦の開放弦がかなりしっかり低い音という感じがします。
これくらいの大きさがあると、AE弦、要するに、二泉二胡として使えます。
中国では殆どこの形で、普通の二胡にAE弦を張って二泉二胡として使っている方も多いようです。
中には、ジョージガオさんのように、単純に普通の二胡の千斤を思いっきり上げて、殆ど外弦のすぐ下ぐらいまで上げて、弦を長くしてAEの調弦をして、二泉映月を弾かれる方もいらっしゃいます。
これにはかなりのテクニックが必要なのでしょうね。
AEの音は出るのです。
それから更に1度、普通の二胡より5度下がった楽器としての中胡は、直径で120ミリ有ります。
体積からすると、殆ど二胡の倍以上有ります。
前出の音は級数比でという事から考えると、そのくらいになってしまいます。
しかし実際に鳴らしてみると、胴が大き過ぎるようなのです。
音になりきれずボーっとしてしまいます。
ましてや皮の面積が倍近くなりますから、張力も相当上げなければいけません。計算だけで行かないのが楽器作りの面白い処かもしれません。
今中国で作られている中胡というのはもしかしたら中国人の好みなのかどうか?かなりこもった音になります。
皮の振動を胴の中で響かせていますから、なんだか鈍い音になります。
また最低音が出るようにとの配慮からでしょうか、現在の12センチという直径になっていますが、相当強く皮を張らないとどうしても高音を出し切れません。
最初のうちはとても良くなる物も有るには有るのですが、皮が柔らかくなってくると高音が出なくなります。
第1ポジションだけを使った演奏なら問題なくとてもふくよかな音ということも可能ですが、、
やはり楽器ですから、ハイポジションの所まで使いたいですね。
ベルリンフィルの12人のチェリスト達という臨時の楽団があります。
ベルリンフィルの12人のチェリストたちが、何年かに一回チェロだけで楽団に組んで世界中を回ります。
これは凄いです。チェロだけで弦楽四重奏をやってしまいます。
チェロというのは良く作れれていればその位になるものです。
そのような低音楽器作りは目指したいものです。
低音の楽器でも、高音はちゃんと出ます。
チェロなどは良い例ですね。
かなりバイオリンに近い音まで出ます。
低音の楽器というのは一番低い音がどのくらいかということで決まります。
太鼓は大きさが大きくなれば、低い音になっていきます。
音の高さというのは級数比ですから、それに伴って楽器の大きさも大きくないと低い音というのは出来れません。
例えば、バイオリンにビオラ弦を張ってビオラの調弦をしたとしても、ちゃんとした音になりきれません。
二胡でいえば、普通の二胡に中胡の弦を張って、GDに調弦したとしても、音は出ますが、音楽をするというところまでのちゃんとした音になりきれないのです。
なんだか鈍い、ボーっとした音ですね。
それは、低い音を響かせるだけの木の量が無いのと、皮の面積が足りず低い音が出しきれないからです。
二胡の場合、楽器自体のサイズがいろいろあります。
普通の二胡でもです。
小さなものは胴の直径88ミリぐらいからあります。
普通は90ミリですね、中には92ミリぐらいある物も有ります。
わたしの作る二胡は92ミリです。
88ミリに比べると、内弦の開放弦がかなりしっかり低い音という感じがします。
これくらいの大きさがあると、AE弦、要するに、二泉二胡として使えます。
中国では殆どこの形で、普通の二胡にAE弦を張って二泉二胡として使っている方も多いようです。
中には、ジョージガオさんのように、単純に普通の二胡の千斤を思いっきり上げて、殆ど外弦のすぐ下ぐらいまで上げて、弦を長くしてAEの調弦をして、二泉映月を弾かれる方もいらっしゃいます。
これにはかなりのテクニックが必要なのでしょうね。
AEの音は出るのです。
それから更に1度、普通の二胡より5度下がった楽器としての中胡は、直径で120ミリ有ります。
体積からすると、殆ど二胡の倍以上有ります。
前出の音は級数比でという事から考えると、そのくらいになってしまいます。
しかし実際に鳴らしてみると、胴が大き過ぎるようなのです。
音になりきれずボーっとしてしまいます。
ましてや皮の面積が倍近くなりますから、張力も相当上げなければいけません。計算だけで行かないのが楽器作りの面白い処かもしれません。
今中国で作られている中胡というのはもしかしたら中国人の好みなのかどうか?かなりこもった音になります。
皮の振動を胴の中で響かせていますから、なんだか鈍い音になります。
また最低音が出るようにとの配慮からでしょうか、現在の12センチという直径になっていますが、相当強く皮を張らないとどうしても高音を出し切れません。
最初のうちはとても良くなる物も有るには有るのですが、皮が柔らかくなってくると高音が出なくなります。
第1ポジションだけを使った演奏なら問題なくとてもふくよかな音ということも可能ですが、、
やはり楽器ですから、ハイポジションの所まで使いたいですね。
ベルリンフィルの12人のチェリスト達という臨時の楽団があります。
ベルリンフィルの12人のチェリストたちが、何年かに一回チェロだけで楽団に組んで世界中を回ります。
これは凄いです。チェロだけで弦楽四重奏をやってしまいます。
チェロというのは良く作れれていればその位になるものです。
そのような低音楽器作りは目指したいものです。