二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

今までになく、二胡の様々なお問い合わせが来ています、

2020-02-25 11:46:24 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
たまたま、でしょうが、ほぉさんの体調不良で神田の光舜堂をお休みしている現在、

コロナウィルスでの、二胡の集まりが次々と取りやめになっています。

毎年行われていた、「ニコニコ大作戦も」取りやめたそうです。

昨日所用があって神田へ行き、光舜堂を見てきましたが、休日にもかかわらず、観光バスが全くいませんでした。

いつもは、休日などは、人にぶつからないように歩くのでさえ困難な、光舜堂の周辺がほんとに空いていました。

私も含めて、二胡業界は高年齢層の塊ですしね、

また二胡の場合、グループでのレッスンもおおいです。

人に会うのを避けている、ような状況の中、お出かけなる方も減って来たのではないでしょうか。

ほんとに、たまたま、光舜堂はお休みです。

そんなことからかもしれません、楽器を送られてくる方も増え、またお問い合わせも増えてきています。

具体的な、相談もあります。

どうやら二胡の棹が曲がっているようで、見てもらえないか、

送ってもらい見たら、まあ、なんとSの字に曲がり更には、その直角方向へも曲がっています。

木は、良く乾かさないで使うと、元の木の癖や、あるいは、弦の張りっぱなしによる負荷で、棹が曲がることもあります。

ほとんどの場合、乾燥度の問題です。

乾燥が悪いと後々木は反ったりねじれたりもします。

そして細い木を使った場合、木の曲がりというのは大きく出ます。

若くて元気なのです。

もともとからして紫檀類は、19世紀20世紀に紫檀類は高級家具材として、乱伐されてきています。

中国では以前はそのような古い家具の木など使って二胡を作ってきました。

良く明清老紅木などと言って真っ黒になって何の気だかわからないくらいな楽器がありますね。

真黒になるくらいな古い時代に伐採されたということです。

そこまでいかずとも、紫檀類は、かなり濃い色に変化していきます、し。

普通紫檀類と言われるものは比較的、比較的気が動きにくいものが多いです。

この感覚は作っている人にしかわかりにくいのですが、

それらの古い材や本当の紫檀類がいよいよ枯渇してきて、ついにはアフリカあたりから、アフリカ紫檀、

名前は紫檀ですが、いろいろ調べてみても代用品としか出ていません。

この木はパーロッサと言われていますが、細い木なのです。この木が取れる地方全体の木が細いのだと、聞いたことがあります。

細い木は動きやすい、その上この20年くらい前から二胡に作られてきたのか、割と新しい木が多いです。

ですから動きます。するとSの字などにもなってしまうのとねじれますから、何となく、まっすぐではなくなります。

大変残念なことですが、弦なとを緩めずにおいて負荷がかかり反ったものは直せますが、

ねじれたものは、私には直せません。

もし皆さんの中に、アフリカ紫檀という二胡をお持ちの方は、棹の曲がりや、胴の割れ尚d一度は確かめてもよいのではないですか・

こんなこともあり皆さんお持ちの10年以上前に買った紫檀類は本当に大切にしてください。

Comment    この記事についてブログを書く
« 試行錯誤! | TOP | 色々な問い合わせ。その2 二... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 二胡の救急箱に書かなかったこと