塗装のしていない二胡というのは、
ほとんどないのです。
唯一塗装しないのは、小葉紫檀くらいでしょう。
単に乾拭きです。それで十分光ります。
それくらいに油分が多いのです。
塗装というのが、その材料の持っているもの以外で仕上げるということです。
昔、家具など、ぬか袋で磨いたり、クルミの粉を布地に包んで磨いたりしました。
これはぬかの油分や、クルミの油分を木に薄く塗布している状態なのです。
二胡も最終的にはバフをかけます。
バフというのは布地の塊です。
それに労を付けて、その布地で磨きげるのです。
木自体どんな木であれ油分を持っています。
ですから、表面を布地だけで常に磨いていると、しまいに木自体の油分で光ってきます。
ただ木は空気中にそのまま置いておくと表面が、乾き荒れてきてしまいます。
極端な例を言いますと、海辺の木の看板や、昔のお寺の柱などですね。
風にさらされあ雨に濡れて、油分が飛んでしまうと、
細かな罅割れなど起きてきて、何となく知らっちゃけた色になってしまいます。
それを保護するのがとそうです。
漆にせよ、老分にせよ、多くのものが木の樹液からできていることが多いです。
チークオイルなども、チークの木から搾り取ったオイルです。
椿油も、オリーブオイルも、その種から、胡麻もそうですね。
松脂も同じくです。
これらは木の肌や、木目を生かした塗装といえますね、
しかしどうやら中国の人は木目を生かすという事を考えておらず、
真っ黒に塗ったり、あるいは本紫檀に紫がかった小葉紫檀の色を塗ったりもします。
木材そのままの美しさがわかりにくいのでしょうか?
と、こんなことを話してこの項を書いていたところ、いきなりほぉさんが、、、
「そんなことはないとおもいます。中国の人も木目の美しさというのは分かると思います。
西野さん、違うんじゃないですか、中国製の二胡の塗装は、そんな良いことのためじゃなくて、
ごまかしのためですよ、本来の木の使い方ではない様々なダメなところを隠すために、
塗っているんですよ。ほらあんなこともあったでしょ」
そういえば、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e7/7c689a21be7c2433dcd6b93671d9b8f1.jpg)
頭が取れた二胡の頭を付けてさて仕上げにと、細かなやすりをかけ始めたら、
中から白いものが、、
これ、木のシラタです。(木の皮のすぐ下の脂肪のように柔らかいところ)
これを一緒に使ってしまったのでしょう。
それで、この上に色を塗ってしまったのです。
この辺がわかりにくいところで、ギターなどは、シラタを活かしてデザインしたりもするのです。
子のシラタは柔らかいですが、これを楽器の一部に使っても、それはそれとした、それなりの音になるのです。
たぶんこの場合は、デザイン上とは思えないのですが。
まあまあ、ほぉさん!
塗装は楽器に悪いという事ではないのだよ、
ヴァイオリンなんかは塗らないで白木のまま弾いたら音は大きく響くけれど、ガラガラ声みたいなものですから。
そういう意味では、真っ黒に塗った花梨の二胡、
いわゆるお土産二胡というのは意外と良い音がするものが多いのです。
あれは大きな振動する花梨の音色を整えているとも言えます。
もちろん、私も最終は、蜜蝋プラスアルファで、二胡を仕上げています。
塗る落ちうより磨きあげるかんじです。
もちろん自然のものを使っています。
プラスアルファは、内緒です。
ストラデヴァリ薄の塗料の秘密と一緒です。
ほとんどないのです。
唯一塗装しないのは、小葉紫檀くらいでしょう。
単に乾拭きです。それで十分光ります。
それくらいに油分が多いのです。
塗装というのが、その材料の持っているもの以外で仕上げるということです。
昔、家具など、ぬか袋で磨いたり、クルミの粉を布地に包んで磨いたりしました。
これはぬかの油分や、クルミの油分を木に薄く塗布している状態なのです。
二胡も最終的にはバフをかけます。
バフというのは布地の塊です。
それに労を付けて、その布地で磨きげるのです。
木自体どんな木であれ油分を持っています。
ですから、表面を布地だけで常に磨いていると、しまいに木自体の油分で光ってきます。
ただ木は空気中にそのまま置いておくと表面が、乾き荒れてきてしまいます。
極端な例を言いますと、海辺の木の看板や、昔のお寺の柱などですね。
風にさらされあ雨に濡れて、油分が飛んでしまうと、
細かな罅割れなど起きてきて、何となく知らっちゃけた色になってしまいます。
それを保護するのがとそうです。
漆にせよ、老分にせよ、多くのものが木の樹液からできていることが多いです。
チークオイルなども、チークの木から搾り取ったオイルです。
椿油も、オリーブオイルも、その種から、胡麻もそうですね。
松脂も同じくです。
これらは木の肌や、木目を生かした塗装といえますね、
しかしどうやら中国の人は木目を生かすという事を考えておらず、
真っ黒に塗ったり、あるいは本紫檀に紫がかった小葉紫檀の色を塗ったりもします。
木材そのままの美しさがわかりにくいのでしょうか?
と、こんなことを話してこの項を書いていたところ、いきなりほぉさんが、、、
「そんなことはないとおもいます。中国の人も木目の美しさというのは分かると思います。
西野さん、違うんじゃないですか、中国製の二胡の塗装は、そんな良いことのためじゃなくて、
ごまかしのためですよ、本来の木の使い方ではない様々なダメなところを隠すために、
塗っているんですよ。ほらあんなこともあったでしょ」
そういえば、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e7/7c689a21be7c2433dcd6b93671d9b8f1.jpg)
頭が取れた二胡の頭を付けてさて仕上げにと、細かなやすりをかけ始めたら、
中から白いものが、、
これ、木のシラタです。(木の皮のすぐ下の脂肪のように柔らかいところ)
これを一緒に使ってしまったのでしょう。
それで、この上に色を塗ってしまったのです。
この辺がわかりにくいところで、ギターなどは、シラタを活かしてデザインしたりもするのです。
子のシラタは柔らかいですが、これを楽器の一部に使っても、それはそれとした、それなりの音になるのです。
たぶんこの場合は、デザイン上とは思えないのですが。
まあまあ、ほぉさん!
塗装は楽器に悪いという事ではないのだよ、
ヴァイオリンなんかは塗らないで白木のまま弾いたら音は大きく響くけれど、ガラガラ声みたいなものですから。
そういう意味では、真っ黒に塗った花梨の二胡、
いわゆるお土産二胡というのは意外と良い音がするものが多いのです。
あれは大きな振動する花梨の音色を整えているとも言えます。
もちろん、私も最終は、蜜蝋プラスアルファで、二胡を仕上げています。
塗る落ちうより磨きあげるかんじです。
もちろん自然のものを使っています。
プラスアルファは、内緒です。
ストラデヴァリ薄の塗料の秘密と一緒です。