皆さんの実感としては、薪を燃やして料理をしたり、暖房にしたりというのは判りにくいでしょうね。
でも、世界の半分の人口は、いまだに煮炊きを薪でやっています。
都市ガスなど無いのです。
当然、暖房も同じことが言えます。
二胡の中でも黄花梨は今や絶滅したといわれます。
それは、20世紀に入ってから、爆発的な人口増加によって、東南アジア一帯で、煮炊きに薪が大量に使われたからともいわれます。
紫檀は良く燃えます。
油分がとても多いですから、その上硬い木ですから、長持ちするのです。
私の工房は暖房が薪ストーブです。
暖かいですよ、40坪ほどある鉄鋼場が、真冬でも普通の作業着で過ごせるくらいです。
その暖房の元になる木というのは、木工場から出る、廃材です。
ところが廃材だけですと、夏の間にためておいたものでは足りなくなります。
そこで、あちこちこち仲間内に声をかけておくと燃やせる材料が集まります。
それがこれです。
約5センチの角材です。
長さが2メートルくらいあります。
それが約、300本
これすべて、紫檀の仲間でした。
でも二胡にできるほど良い木ではありませんよ。
釘だらけで、製材するにも危ないのですが。
中には思わず、これで二胡作れるかも、
それこそ、初心者用のなんだかわからない紅木などよりは、よほど目が詰まっているものもあります。
(何本かよいのは取ってあります)
この材、実は梱包材なのです。
鉄製品や、機械などをコンテナに積むときに梱包するために強い木で作っているのです。
ふつうはこのまま廃材として捨てているそうです、
それも有料で。
それならいっそ、私の工房で燃やして暖房にしてもらったほうがということで、これをもらいました。
今積んであるこのくらいの量が、年に3回はあるということです。
でも、こうやって、木は廃材として燃やされてもしまうのです。
木は、森林は今や絶滅に向かっています。
特に熱帯雨林などは、伐採してそのままにしておかれると、土地そのものが傷んでしまい、
自然のままにほっておくと砂漠化してしまいます。
ですから紫檀や黒檀いくらでもできるわけではないのです。
それなりに手を尽くしてきちんと植林していかないといけないのです。
東南アジアの紫檀類がどんどんなくなり、今アフリカからのものが主体になってきています。
でも、それもあと何十年持つことでしょう。
今皆さんの手元にある二胡は楽器としてもそして木材としても生大変貴重なものなのです。
たまたま、中国と日本との金利の違いによって、かなり安い、日本にとっては安い金額で二胡は手に入ります。
(まあ、皆さんがどのくらいの金額で購入したかはほかの問題もあるので一概には言えません)
でもこれも、そういつまでも続きません。
ましてや、いまはまだ、円と元は15倍くらいですかね。
それも、中国の今の発展の仕方からすると、そのうち、3倍くらいにはなってしまうでしょうし。
人件費も今では都市部では日本と変わらないといわれています。
ワシントン条約の規制も厳しくなり、材料としての紫檀も少なくなって来れば、あとはもう値上りがあるだけです。
それとともに、今の二胡は民族楽器、壊れたら、調子悪ければ、買い替えればよいという考え方ではやっていけないでしょう。
木材というのはぞの材の金額というのもありますが、それより大きいのは、運送料です。
何も都会の中でトラックで運ぶだけではありません。
今はアフリカでも、港の近くで伐採で来ていても、次第に奥地での伐採ということになります。
その森林までの道も作らなければいけませんしね。
以前、材木の密輸の現場の写真というのを見たことがあります。
(いつどこでということはご勘弁を)
インドの山奥、ミャンマー(ビルマ)の山奥を、何十人の人々が、材木を担いで山越えしているのです。
夜中にひそかに。
そうやって、インドの小葉紫檀などが輸出禁止といわれながら出回っていたそうです。
おかげで今や、伐採禁止、さすがにインド政府の目が厳しくなったようです。
そうなったとたん、小葉紫檀の二胡は、良いものは中国でも100万円以上で売られるようになったといわれます。
これ、単に木の重さだけからすると、金の4分の一くらいの価格です。
小葉紫檀だけではありません。紫檀は。
本当に本当に皆さんお手持ちの二胡、大切にしてください。
でも、世界の半分の人口は、いまだに煮炊きを薪でやっています。
都市ガスなど無いのです。
当然、暖房も同じことが言えます。
二胡の中でも黄花梨は今や絶滅したといわれます。
それは、20世紀に入ってから、爆発的な人口増加によって、東南アジア一帯で、煮炊きに薪が大量に使われたからともいわれます。
紫檀は良く燃えます。
油分がとても多いですから、その上硬い木ですから、長持ちするのです。
私の工房は暖房が薪ストーブです。
暖かいですよ、40坪ほどある鉄鋼場が、真冬でも普通の作業着で過ごせるくらいです。
その暖房の元になる木というのは、木工場から出る、廃材です。
ところが廃材だけですと、夏の間にためておいたものでは足りなくなります。
そこで、あちこちこち仲間内に声をかけておくと燃やせる材料が集まります。
それがこれです。
約5センチの角材です。
長さが2メートルくらいあります。
それが約、300本
これすべて、紫檀の仲間でした。
でも二胡にできるほど良い木ではありませんよ。
釘だらけで、製材するにも危ないのですが。
中には思わず、これで二胡作れるかも、
それこそ、初心者用のなんだかわからない紅木などよりは、よほど目が詰まっているものもあります。
(何本かよいのは取ってあります)
この材、実は梱包材なのです。
鉄製品や、機械などをコンテナに積むときに梱包するために強い木で作っているのです。
ふつうはこのまま廃材として捨てているそうです、
それも有料で。
それならいっそ、私の工房で燃やして暖房にしてもらったほうがということで、これをもらいました。
今積んであるこのくらいの量が、年に3回はあるということです。
でも、こうやって、木は廃材として燃やされてもしまうのです。
木は、森林は今や絶滅に向かっています。
特に熱帯雨林などは、伐採してそのままにしておかれると、土地そのものが傷んでしまい、
自然のままにほっておくと砂漠化してしまいます。
ですから紫檀や黒檀いくらでもできるわけではないのです。
それなりに手を尽くしてきちんと植林していかないといけないのです。
東南アジアの紫檀類がどんどんなくなり、今アフリカからのものが主体になってきています。
でも、それもあと何十年持つことでしょう。
今皆さんの手元にある二胡は楽器としてもそして木材としても生大変貴重なものなのです。
たまたま、中国と日本との金利の違いによって、かなり安い、日本にとっては安い金額で二胡は手に入ります。
(まあ、皆さんがどのくらいの金額で購入したかはほかの問題もあるので一概には言えません)
でもこれも、そういつまでも続きません。
ましてや、いまはまだ、円と元は15倍くらいですかね。
それも、中国の今の発展の仕方からすると、そのうち、3倍くらいにはなってしまうでしょうし。
人件費も今では都市部では日本と変わらないといわれています。
ワシントン条約の規制も厳しくなり、材料としての紫檀も少なくなって来れば、あとはもう値上りがあるだけです。
それとともに、今の二胡は民族楽器、壊れたら、調子悪ければ、買い替えればよいという考え方ではやっていけないでしょう。
木材というのはぞの材の金額というのもありますが、それより大きいのは、運送料です。
何も都会の中でトラックで運ぶだけではありません。
今はアフリカでも、港の近くで伐採で来ていても、次第に奥地での伐採ということになります。
その森林までの道も作らなければいけませんしね。
以前、材木の密輸の現場の写真というのを見たことがあります。
(いつどこでということはご勘弁を)
インドの山奥、ミャンマー(ビルマ)の山奥を、何十人の人々が、材木を担いで山越えしているのです。
夜中にひそかに。
そうやって、インドの小葉紫檀などが輸出禁止といわれながら出回っていたそうです。
おかげで今や、伐採禁止、さすがにインド政府の目が厳しくなったようです。
そうなったとたん、小葉紫檀の二胡は、良いものは中国でも100万円以上で売られるようになったといわれます。
これ、単に木の重さだけからすると、金の4分の一くらいの価格です。
小葉紫檀だけではありません。紫檀は。
本当に本当に皆さんお手持ちの二胡、大切にしてください。
知りませんでした。
逆に自然のままにした方が森が広がると思っていました。
木も蛇皮もいろいろな命をいただいて二胡が成り立っていることを考えると、今手元にある二胡の縁に感謝して大切に育てていかないと申し訳ないですね。
私の二胡、黒紫檀で具体的に何の木かわからないですが、大切にしようと思います。
アフリカンブラックウッドが多いようです。
紫檀なんですが、要するにマメ科。
でも黒いのです。
最近売られている、老紅木、も、黒いです、でもこれもマメ科です。オバンコールという木ですが、
ほんと最近なのでまだ乾いた木が少ないです。
ですので胴が割れたり、皮が緩んだりします。
しっかり弾きこんだご自身の二胡はたぶんそれこそ世界一の音色になるのです。
でも1000時間弾きこまないといけないとも言われています。