日本の二胡の先生方、楽器屋さんたち全ての方々にこの「二胡の救急箱」は読んで欲しいのです。
勿論二胡愛好家の方々にもです。
書籍としては、1300冊(後、数冊は工房にあります)が発売されました。購入された方々に感謝いたします。
しかし、ほぉさんと考えていた全ての二胡愛好家の方々にというわけにはいきませんでしたね。
様々な理由があったとはいえ、やはり本場の人間でない私が書いた本という事もあるでしょう。
愛好家の方々の中には、高額な本を買ってまで二胡のことを知りたいとは思わない方々もいらっしゃるでしょう。
本を買ってまでとは思わなくても、ちょっとネットで調べればよいと思っている人もたくさんいらっしゃると思うのです。
本、大好きな私とほぉさんとしては、やはり書籍という形、手に持ってページをめくっていくという形での知識は広げていきたかったのですが、様々な障害もあり今回光舜堂のHPに、知識としての二胡の救急箱をアップしました。
出来たら、PCかタブレットで読むほうが読みやすいかもしれません。
やはり書籍の大好きな方々からは本の増刷というのも望まれていますが、私としては、まず二胡の知識という点で皆さんにご自身の二胡の事を知って欲しいのです。
勿論、演奏家あるいは楽器屋さんなどは、この二胡の救急箱に書いた二胡の楽器としての知識に反対意見のある方もいらっしゃるかもしれません。
演奏家の立場からきちっと反論したり話し合えばよいのではないかと思います。そうすれば二胡というものが、より深く研究されることになると思います。(楽器の研究というのは、終わりのないものですから)
東京の木場に代々木工を家業とする家に生まれ、この60年木に携わり、多少洋楽器を弾いてきた経験もあって、この15年(書いた時点では10年)二胡を製作して修理してきた立場から、今、日本に来ている二胡がどういうものかを書いたのがこの二胡の救急箱です。
今回、駒・弓をアップしまして、電子版の二胡の救急箱は完了します。
修理のことなどは、新たに得てきた知識もあるためこのブログとHPに、別のバージョンで書いていこうと思っています。
今ネット上には様々二胡の知識がバラバラとアップされていますが系統だった知識というのがありません。
これはこのブログを読んでおられる方にお願いですが、SNSなどでまとまった二胡の知識としてのHPがあるよと、二胡の愛好家たちに広げていただきたいのです。
どうぞよろしくお願い致します。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ