キラメキ。
これは以前のK20です。
K20といってもお客様はイメージが付きませんそこでこの松脂の特徴を一つの言葉にしてみました。
この「煌」は、普通の松脂や天然熟成にはない特徴を持っています。
硬質なのです。
それと、かなり鋭角部分を持った粒子のようです。
ギターやウクレレあるいは三味線など撥やピックを使って演奏する楽器は、その撥やピックの質、あるいは硬さによって大きく音色が変わりますね。
日常でもドアなどを手のひらや手の甲でたたくのでは音が変わります。
それと同じように弓に付いた松脂の硬さによっても音色が変わります。
この「煌」は、たぶん普通に販売されている松脂の中では一番硬質でしょう。
光舜松脂の特徴である大変細かい粒子でなおかつ硬質な松脂がキラキラと輝く冬の星空のように空間に音を広げます。
非常に繊細で鋭敏な乾いた音色になります。
そしてその質の硬さが大変素早い音の立ち上がりとキレの良さを実現してくれます。
そういう点では現在の金属巻の弦をその金属のそれぞれの質の違いをより良く引き出すとも言えます。(現在の金属巻の弦は銀やアルミなどの金属が使われています)
もう一つの特徴は、ヴァイオリンからコントラバスまでその弓の毛の質量にあわせて鳴らすことができる松脂でもあります。コントラバスやチェロ用の柔らかい松脂の上には乗りません。
ヴァイオリンからコントラバスまで細かく質の分かれた現在の松脂とは違います。
この松脂は今のところ夏場の再低温度の高い時期にきり作れないようです。
ですので、今年の夏に作ったものが無くなると販売は終了します。
この「煌」9月7日に【光舜松脂製造販売所】より発売されます。
松脂による音色の違いで音楽の雰囲気の違いも楽しんでみてください。
松脂工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ