２月８日（日）『ちょくちょく どこへでも 持って行ける二胡』 完成♪ １１：００～１７：００

二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
二胡姫さんへ福音弓をご注文下さり２月のお届けになっている方々、
大変お待たせいたしました！お品物、先週末に工房から出荷しております！！
二胡姫さんが再度の検品をし次第、近日中に迅速かつ丁寧に発送してくださる手筈です。
お手元に届くのは間もなくでしょう。
駒をご注文、お待ちの方々は、申し訳ありませんがもうしばしお待ち下さいませ。

もう、すっかり販売に関しては二胡姫さん頼みです（笑）
しかし、二胡姫さんが素晴らしく販売管理計画を進めて下さるおかげで、
ヒラメキと商品精度追及にばかりに夢中な光舜堂は、
次々と湧き出る新たなヒラメキをきちんと計画的に発表出来ています。
今後も続々と新たな商品が順次発売される予定ですよ！
ちらっとお知らせしちゃうと、
今後、二泉二胡専用弓『阿炳礼賛』発売、
その後、人工皮の、西野ＣＤＭ二胡『雪花』、
中胡用弓、
リノベーション二胡第二弾、
リノベーション二胡高級バージョン、等々。
どうぞお楽しみに
※ 発売期日は未定です。ご予約受付はまだしておりません。

というわけで、今週日曜日は『雪花』のテストモデルと『阿炳礼賛』を
ご来店の方々に試していただこうと店に持って来ていました。
すると当日いきなりご連絡が入り、峠岡慎太郎君も遊びに来てくれました！！
願ってもないテスト奏者の登場です！
と言うのも、昨年峠岡慎太郎君がご来店時に、やはり開発前段階での人工皮二胡を試奏して下さっていて、
その鳴らしっぷりに、「もっと良い音色をもっと極めねば！」と店主の研究者魂に更に火がついて
今日に至っていたからです。

二胡姫さんでの発売を前に、店主が手掛けたこれまでの人工皮とはまた別の素材での新たな開発は、
もう、寝ても覚めても、の勢いで店主の頭の中は人工皮の新素材のことで一杯！！
ワタクシと会話している間は人工皮が思考の大半を占めてましたから、
しょっちゅうチグハグな返事に、上の空。会話がなかなか成り立たず困りました。
そして数日前にようやく納得できる音色が完成したばかり。
あとは峠岡君が弾いて鳴らす音に店主自身が納得出来れば、
これまで万世橋の店舗の壁まで共鳴させたのは峠岡君だけですから合格です。

そして！

「もう蛇皮いらないかも、ですね！」

峠岡君も満足の鳴りと音色！！　安い蛇皮の二胡よりずっと良い音色で響きました！！
もともと店主は自信満々でしたが、彼の音色と鳴りを聴き、この感想を聞いて、
リベンジ戦に勝った挑戦者かのように満足気ににんまり。
これで胸を張って沖縄に送り出せます♪
あ、人工皮の二胡のネーミングの『ＣＤＭ』とは、本当は素材の一部から由来するのですが、
オフィシャル的には、「ちょくちょく、どこへでも、持って行ける」の略、ってコトで（笑）
『雪花』はシリーズ名で、その柄から来ています。
（当分『雪花』一種での製作ですが、いつの日か別のシリーズも？、、かも？？？）


さて、そして、『阿炳礼賛』！
これは、二泉映月の作曲者、阿炳本人の演奏が他のどの演奏家の二泉映月より好きな西野が、
作曲者への敬意を込めて作った二泉二胡専用の特別な弓です。
通常弦より太い二泉弦をしっかり捉える竹と毛の重さと、バランス。
福音弓の『東風』より更に味わい深い哀愁の音色を生み出す配合を研究したブレンド毛。
「さあ、どうだ！」 とばかりに峠岡君に弾いてもらうと、

「うん、これは別に。。。」　と、の感想。
あれれ？
腕の良い峠岡君はどんな弓でも弾きこなせちゃうところもあるので、これといって特別感が無い模様。。。
むむむー。。。
しかし、「じゃあいつも愛用している東風では？」　と東風で同じように弾いてみてもらったところ、
「あ！」と。
ちょうどその瞬間にタイミング悪く席を外していたワタクシが戻ってみると、
「うん、うん、違った違った」「二泉弾くには東風じゃ重さが足りない」と話しているので
「もいちど弾いてみて！！」とせがんで再度東風。　
すると、
ああぁー！納得。 軽過ぎだわ、音色が。　
さっぱりとした『二泉映月ライト』といった感じの印象。
峠岡君曰く、弦が太いので「弾き易さも違う」 とのこと！
ということで、こちらも合格☆
あとは、来月の発売に向けて完成度を上げる微調整の段階に入ります！
どうぞお楽しみに～♪



話変わって、
店主とワタクシ、夏にとある教室の発表会でユーモレスクを重奏予定なんですが。

まず楽譜をじっくり頭に入れてからでないと曲が弾けない店主に対して、
チャラチャラと耳コピだけでなんとかしてしまおうという魂胆の、楽譜の全く読めないワタクシ、
パートは店主が１st、ワタクシが２ndと配分されたのですが。。。

耳コピストの命綱＝ＣＤでは
「２ndの単独パートが分からないーーーーーっ！」(号泣）

すると、グッドタイミングで突然Ｓさんが、
「帰省のお土産を届けに来ました」と二胡も持たずご来店下さいました！
ヴァイオリ二胡ストのＳさんですからクラシック曲は得意分野！
さっそく「良いとこ来た♪」とワタクシに捕えられ、２ndパートを弾かされる羽目に(笑）
でもＳさん、快く教えて下さって、一緒に弾いて下さって助かりました。


光舜堂のこれから半年間の課題曲はユーモレスクです(笑）
ジャー・パンファンさんの楽譜でユーモレスクを弾いたことがある貴方、
今後ご来店の際は、調整が混んでいなかったら一緒に弾いて下さいね。
そしてどうか、当分グダグダ演奏のワタクシと店主に教えて下さいね！


今週は雨の中、ご来店の皆様ありがとうございました！！