二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡のレベル。その4

2012-07-24 10:11:33 | ■工房便り 総合 
これらいろいろなレベルがあるというのは御理解いただけたと思います。

最大の問題は、日本に入って来る時に、これらがどのレベルなのかが判らないことではないでしょうか。

はいこれはあなたの二胡ですよ、60万円です。

と言われても、確認のしようが無いのですね。

ましてや、誰々作などという良い楽器は、初心者に手渡されても、音になりもしないでしょう。

また、楽器屋さんに行ったとしても、これはよいもので、40万だの、35だの言われても、ああそうですかかとしか言いようがないのです。

これらの楽器のレベルの違いが判る方法は、ひたすら一台の楽器を、毎日、15分でも、30分でも3年ぐらい弾きこんで良い音だなと言われるぐらいになってからでしょう。

トータルで5000時間ぐらい弾けば、楽器もよく鳴りだしますし、皆さんの手も上がって来ますね。

そうすれば自然に楽器のレベルというのは、解るはずなのです。

中国の製品だから、、、、

あの楽器屋は信用できない、、、

あの先生の販売の値段は適正なのか、、、

あのブログにこんなことが書いてあった、、、

鱗は、、、

誰々の作と書いてある、、、、

良くも悪くもいろいろ人は言います。

しかし、一番信用できるのは、自分です。

シッカリと弾けるようになったご自分の右腕の力が、楽器のレベルを判断出来るようになるのです。

まだまだ二胡は日本に完全に定着しているわけではありません。

これから皆さんが、定着させていくのですから、色々な話しに惑わされず、まずみんなで上手くなりましょう。

もちろん、上手な人もいらっしゃると思います。

でも音楽に上限は無いのですし、その腕に見合った楽器というのも上限はありません。

皆さんの腕が上がっていくのにつられて、楽器屋さんも先生方も少し考えてくれるのではないでしょうか。

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