これまでも多くの方々からご支持いただき、高評価いただいてまいりました西野製の二胡。
数年前、初めて作った物から数えて、
商品として中国人楽器商に認められるまでの実験的な物、数十把。
楽器店の店頭に並んでからも、満足できない物は躊躇なく却下した、数十把。
光舜堂として売り出してからの数十把と、その間も開発、実験、却下を繰り返し進化した数十把。
工房に転がる、ワタクシが“死骸”と呼ぶ数多くの実験で駄目にした百数十もの二胡。
その山を築きながら、その間、西野二胡、光舜二胡、舞音二胡、と開発し、
その都度、西野製の二胡は進化し続けてきました。
進化する度に「もうこれ以上の進化はないだろう」と本人が言い、その舌の根が乾かぬうちに
あっという間に次のステージへ進化し続けた過程で、ある楽器屋さんからは
「販売上、問題が出るからこれ以上は進化しないで下さい」とまで言われたこともありました。
でも、それも遥か昔のことのよう。。。
その後も何度も何度も大きく進化してきました。
「第○ステージ」なんて数えていたのは、ごくごく初期だったのだと、今にしてみれば思います。
ワタクシは、「もうこれ以上の進化はないだろう」と進化の度に言う殿の言葉は狼少年とみなし、
毎回毎回聞き流してきましたが、それでもさすがに、
満を持してドデカゴン―宇南二胡が出来た時には決定打かな、と思いました。
ところが、
本業過密スケジュールでしばらく二胡から離れた後、
久しぶりに二胡製作を再開したと思ったら、、、
出てしまいました。。。久々の構造上の新発見。
理論は殿の頭の中でしっかりありますから、後は作ってみるだけ。
実際形になったら、どうでしょう???
土曜日にはさっそく仕上げました。
そして結果は、、、理論通り!
思った通り以上の結果に大満足の殿。
後は、翌日の光舜堂営業日にご来店の方々に試していただくだけ。
どんな感想が出るでしょうか。。。
(この二胡、自分で弾いても大きな違いは良く解りますが、
人が弾いているのを聴くと、その差が歴然なのを、より大きく実感します。
重低音と煌びやかな高音、ドアをも抜ける爆音ながら艶やかな音色。
楽器は弾く人によって音色が違うと言われますが、
その事を、誰が聴いても実感させる二胡に仕上がったようです)
殿本人は、「プロ仕様」として、従来の物と分けて売り出そうかと考えていたようですが、
従来の物より製作に手間が非常にかかるというのに
「シリーズ名も変えず、価格も買えない」とおっしゃる。
「それじゃあ、変に“プロ仕様”などとうたう意味が無いじゃないですか!」
と、ワタクシ。
突き抜けたなら、突き抜けたまま行く宿命の二胡が出来上ったのですから、
今後製作する西野製の二胡には全部その構造を施すべきでしょう?と言うと、
「そっか」と殿も納得したよう。
「我が道を行くしかない、か」
今までは、かなり気の小さな(?)殿は、新しいタイプを作るごとに中国の名品と言われる物などと比較したりもして、
「ここは良いけど、このところは、、、」等とつぶやいておりましたが、
今回のは、全く比べようともしておりませんでした。
「どうして比べてみないのですか」と尋ねると、
「昔、高尾太夫が、仙台候の問い合わせに、『主がこと思いいだしもせず、え忘れ得ねばなり』と答えたのと、同じだよ」
などと、わけのわからぬことを言っております。????
皆さんどうぞ、試してみて下さい。
数年前、初めて作った物から数えて、
商品として中国人楽器商に認められるまでの実験的な物、数十把。
楽器店の店頭に並んでからも、満足できない物は躊躇なく却下した、数十把。
光舜堂として売り出してからの数十把と、その間も開発、実験、却下を繰り返し進化した数十把。
工房に転がる、ワタクシが“死骸”と呼ぶ数多くの実験で駄目にした百数十もの二胡。
その山を築きながら、その間、西野二胡、光舜二胡、舞音二胡、と開発し、
その都度、西野製の二胡は進化し続けてきました。
進化する度に「もうこれ以上の進化はないだろう」と本人が言い、その舌の根が乾かぬうちに
あっという間に次のステージへ進化し続けた過程で、ある楽器屋さんからは
「販売上、問題が出るからこれ以上は進化しないで下さい」とまで言われたこともありました。
でも、それも遥か昔のことのよう。。。
その後も何度も何度も大きく進化してきました。
「第○ステージ」なんて数えていたのは、ごくごく初期だったのだと、今にしてみれば思います。
ワタクシは、「もうこれ以上の進化はないだろう」と進化の度に言う殿の言葉は狼少年とみなし、
毎回毎回聞き流してきましたが、それでもさすがに、
満を持してドデカゴン―宇南二胡が出来た時には決定打かな、と思いました。
ところが、
本業過密スケジュールでしばらく二胡から離れた後、
久しぶりに二胡製作を再開したと思ったら、、、
出てしまいました。。。久々の構造上の新発見。
理論は殿の頭の中でしっかりありますから、後は作ってみるだけ。
実際形になったら、どうでしょう???
土曜日にはさっそく仕上げました。
そして結果は、、、理論通り!
思った通り以上の結果に大満足の殿。
後は、翌日の光舜堂営業日にご来店の方々に試していただくだけ。
どんな感想が出るでしょうか。。。
(この二胡、自分で弾いても大きな違いは良く解りますが、
人が弾いているのを聴くと、その差が歴然なのを、より大きく実感します。
重低音と煌びやかな高音、ドアをも抜ける爆音ながら艶やかな音色。
楽器は弾く人によって音色が違うと言われますが、
その事を、誰が聴いても実感させる二胡に仕上がったようです)
殿本人は、「プロ仕様」として、従来の物と分けて売り出そうかと考えていたようですが、
従来の物より製作に手間が非常にかかるというのに
「シリーズ名も変えず、価格も買えない」とおっしゃる。
「それじゃあ、変に“プロ仕様”などとうたう意味が無いじゃないですか!」
と、ワタクシ。
突き抜けたなら、突き抜けたまま行く宿命の二胡が出来上ったのですから、
今後製作する西野製の二胡には全部その構造を施すべきでしょう?と言うと、
「そっか」と殿も納得したよう。
「我が道を行くしかない、か」
今までは、かなり気の小さな(?)殿は、新しいタイプを作るごとに中国の名品と言われる物などと比較したりもして、
「ここは良いけど、このところは、、、」等とつぶやいておりましたが、
今回のは、全く比べようともしておりませんでした。
「どうして比べてみないのですか」と尋ねると、
「昔、高尾太夫が、仙台候の問い合わせに、『主がこと思いいだしもせず、え忘れ得ねばなり』と答えたのと、同じだよ」
などと、わけのわからぬことを言っております。????
皆さんどうぞ、試してみて下さい。
今日帰郷するのですが、自分の二胡弾いて聴き比べたいと思います。できたてホヤホヤを弾かせて頂きありがとうございました!
あの響き、今までは、まだ比較の対象内でした。
いつか又行きますのでその時は聴かせてください!
お待ちしております。