今年も、不便な立川の工房までいらしていただいた二胡弾きの皆さん。そして各地から二胡の不具合を直すべく送っていただいたみなさん。そしてただただ二胡の事きり書いていないこのブログ日々を、日々見に来ていただいたみなさんへ、感謝申し上げます。
今年は、14周年の記念として花紫檀の二胡の発売あるいは、黒毛の弓「黒旋風」の弓の張り替えなど、この3年何となくコロナ禍で沈んでいた二胡業界に少しは楽しい話題をお知らせできたのかなと思います。
その他各地の先生方が工房まで来ていただけたりもし、やっと少しは皆さんも演奏活動に活躍出来たりとしたのではないかと思います。
光舜堂としては、コロナが始まるとともに癌で入院していたほぉさんが、二胡神さんのところへ帰る前に、光舜堂そして日本の二胡愛好家のためにと、様々考えてくれていた企画も何とか実現できたかなと考えています。
思わぬこともありました。
それは、コロナ禍が始まるとともに工房に来てくれたネオちゃんが思わぬほど二胡弓作りにその手技を見せてくれるようになったことです。
光舜堂が始まるとともに、その企画や、デザインまた、お客さまとの手紙でのやり取りなど、その事務能力を発揮してくれていたのですが、ネオちゃんはどうやら、作る事に特化した能力のようです。
その点私と非常に似ていて、事務能力も似たような感じですね。
そのため皆様にはほぉさんが持っていたような細かい心使いというのがどうも不足しているようで、皆様には様々ご迷惑をかけてしまったかもしれません。
折角このところ弓つくりで皆さんのご期待に応えていたネオちゃんですが、年末に気て忙しすぎたのもあったのでしょう、インフルエンザでダウンしてしまい、ご注文の「黒旋風」またまた皆様をお待たせすることになってしまいました。大変申し訳ありません。
この年末年始はゆっくりと休んでもらい、来年早々にも復帰してもらいたいと、一人で大掃除をしている爺としては願っております。
折角二胡神様から良い作り手も送ってもらったのですから、来年からは二胡造りにも参加してもらうようにと考えております。
作れないと楽器の修理というのはできないですから。
少しづつでも皆さんのお役に立てるように、木で楽器を作る楽しさを教えていこうと考えています。
直ぐにではないでしょうが、近いうちにネオちゃんのオリジナルの二胡が姿を現すかもしれません。
まだまだ新種のコロナも現れて来たり、インフルエンザが猛威を振るっていたりします。
皆さんもどうぞお体に気を付けてお過ごしください。
どうぞ良いお年をお迎えください。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ