一年生の小枝は艶のある紫褐色~暗褐色を帯び、多数の皮目が見られます。
冬芽の画像は溜まる一方で・・・と言うことで冬芽の記事に戻ります。ニワウルシは中国原産のニガキ科ニワウルシ属の落葉高木です。ウルシに似て羽状複葉ですが、かぶれないため庭木として植えられているため、この和名が付いたのでしょう。別名はシンジュ(神樹)で英名のTree of Heavenを直訳したのだそうです。天(天国)に届くほど大きくなる木という意味だそうですが・・・
先端に近づくほど冬芽が多くなり、妖艶なカーブを描き芸術的な彫刻のようにも見えます。
2~3枚の芽鱗に包まれた冬芽は下半分が葉痕に包まれます。よ~く見ると・・・「千と千尋」に出てくる「顔無し」に見えてきませんか?
葉痕は心形で小さな維管束痕が9~15群できてV字状に並びます。仮頂芽よりも上部に枝痕が残されて居ることが多いのも特徴です。
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