今回の「冬芽と葉痕」は常緑広葉樹のサカキ・・・サカキは漢字で書くと木偏に神、榊ですがご存じのとおり神事に使われますね。ちなみに神事に使われる樹はサカキに限らず全て榊なのだそうです。 サカキの葉は付き方がらせん形でなく二列互生なので神前に並べて供えやすいから選ばれたのだそうです。
冬芽(頂芽)は独特な形なので一度覚えたら忘れそうもありませんせんね! 長さ1cm~2cmのかぎ型で2枚の無毛の芽鱗に包まれているように見えますがよく見ると葉の幼形で裸芽なのです。 冬芽の色は赤紫だったり緑だったり・・・
側芽は頂芽に較べるとかなり小さいのですが・・・
副芽的役割をしていて頂芽が失われると急激に伸びだします。
伸びた側芽はかぎ型に曲がらず根元に短い芽鱗が4枚見られるので鱗芽であったことが分かりますね!
葉痕は半円形で維管束痕は一つ見られます。
横から見ると葉柄基部が残っていて盛り上がって見えます。
(冬芽と葉痕:227種目)
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