今回も常緑広葉樹の冬芽でウコギ科のカクレミノ・・・漢字で書くと隠れ蓑で葉の形が昔の雨具の蓑に似ているからで、さらに天狗が持っていて着ると姿を隠せる「隠れ蓑」に例えたからなのだそうです。植物名を最初に付けた人の想像力って凄いですよね・・・
葉は5裂・3裂・切れ込みのない広卵形など様々・・・老木ほど切れ込みが無くなるようですね。
冬芽(頂芽)はやや扁平の三角形で数枚の芽鱗に包まれます・・・
中には芽鱗の間から葉が出ているものも観察できました・・・
気になって葉を外してよく観察してみると・・・
そして切断もしてみました・・・
奇形や虫えいではなく、よく見られる現象なのかな? この芽鱗が葉由来だということが分かりますね。
ついでに髄も観察できましたがスポンジ状の白い髄が詰まっていました。
側芽は葉柄の基部に隠れていて葉を外すと観察できました。葉痕は細い三日月形でウコギ科に特徴的な一列に並んだ維管束痕が見られます。
(冬芽と葉痕:228種目)
「カクレミノって面白い名前だ!」と・・・ (↓) 応援クリック よろしくお願いします! (3311話目)
「人気ブログランキング」にも参加しています。
冬芽ハンドブック | |
クリエーター情報なし | |
文一総合出版 |