農林水産関係機関成果発表の水産分科会の第二弾は「漁協の現状と今後 ~釣り人で賑わう河川湖沼を目指して~」について概略をアップする・・・
まずは数値を見て驚いた! 群馬県は「つり」がスポーツ行動者率で全国最下位なんだって!
内水面だからと云えばそれまでだけど放射性セシウムで「つり」どころではない福島県よりも低いんだね・・・
私が水産関係の仕事に携わっている頃はこれほど酷くなかったが、釣り人ランキングでも38位! やっぱり海なし県は低いね! 東京と神奈川はなんでだろう?
年齢や性別にみると・・・30~49歳のつりの行動者率は比較的高いけど行動日数は低い。 特に女性は低いな! 働き盛りで子育て世代、遊びの選択肢も豊富だからねぇ~
一方、65歳以上は行動者率は低いけど行動日数は多い・・・いわゆる年金釣り師と言うやつだね(笑)
漁協の収入は組合員の行使料収入と一般の遊漁料収入の二種類だけど、ともに減る一方で特に組合員の行使料収入が減っている・・・
放流量は渓流魚は増加傾向、ニジマスやワカサギは減少、アユは横ばいらしい。 漁獲量はアユはバラツキが多く、渓流魚は横ばい、ワカサギは減少している。
そして、収入のほとんどが遊漁料収入に頼っているのに一般釣り人の意見が反映されていないという現状を考えないといけないだろうな・・・
今後の対策として行政からの提案は・・・
①収入が限られて放流が限定されているので漁場全域に放流するのでなく場所を限定した放流と漁場管理がが効果的・・・いわゆるゾーニングだね!
②ワカサギ卵の生産不安定でワカサギの漁獲量が減っているので自前での増殖を積極的に行うべきこと・・・早く技術確立をして欲しいね!
③子供から高齢者まで遊漁者を増やす新たな取り組みが必要なこと、組合員資格の見直しなどをして漁協の体制強化を図ること・・・!
④収入の大半を占める遊漁者の意見を取り入れて管理漁場のビジョン構築を行うとともに費用対効果を重視した予算配分が必要・・・!
以前から折に触れてこのような提案はされてきたけどねぇ~! 現状がどうかは見れば分かりますよね・・・ハァ
次回はカワウ、渓流魚関係・・・その次はアユ関係を掲載予定だよ!
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渓流2018春 (別冊つり人Vol.460) | |
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