丘陵地帯の雑木林も紅葉(もみじ)が始まった。 この辺りはコナラが多いので褐色系の色に染まっている。
褐色と言っても赤褐色や黄褐色、緑褐色など個体によって、そして枝によっても色は様々でグラデーションが美しいのだ!
以前このブログでも書いたけれど、紅葉の赤は光合成産物の糖から合成されたアントシアニンに由来し、黄葉の黄色はクロロフィルが分解されて葉に含まれていたカロチノイドが目立ってきたのであり、褐葉はタンニン性の物資やそれが複雑に変化したフロバフェンという物質に由来するのである。
つまり、コナラにはフロバフェンなどの褐色の色素が多く含まれれ、他に様々な色素が微妙に関係しているのだと考えられる・・・
(↓)赤が多くて赤褐色になったコナラ・・・割合と日当たりが良い樹に多いよね!
さらに、コナラやミズナラなどは二次成長しやすくて老化した葉が褐変しても秋伸びした葉は緑色を保っていることがあったりする・・・こんな現象を遠くから眺めると緑褐色に見えたりする!
「紅葉の仕組みがどうのとか・・・」あまり難しいことは言わないで紅葉を楽しむのが一番かな!
そして林床には落ち葉が積もって・・・カサコソと落ち葉を踏みながら冬芽や葉痕を眺めて歩くのも楽しい季節となってきた!
と言うことで、今週末の9日には群馬県憩の森で「樹木を冬姿で見分けよう」をテーマに森林観察会が行われる・・・講師は私だけどネ!
詳しくはここをクリック→群馬県憩の森「森林観察会」
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