今日から12月・・・木々の葉が落ちて「冬芽と葉痕」の季節が始まった!
・・・と云うことで今シーズンの第一弾はヤマナラシの冬芽と葉痕をアップ!
ヤマナラシ(ヤナギ科ヤマナラシ属:箱の材料にしたことから別名はハコヤナギ)は僅かな風でも葉が揺れ擦れあって鳴るから「山鳴らし」なんだ!
(↓)は、横に伸びた枝から上方に伸びた側枝・・・1年生枝や側枝には頂芽と側芽が発達する。
ヤマナラシの枝には往々にして短枝(↓)が見られる。 短枝は頂芽だけが肥大し側芽は発達しない!
(↓)頂芽と葉痕・・・頂芽は三角錐状卵形~長卵形で10~13枚の芽鱗に包まれ樹脂を被っている。
芽鱗は隆起して浅いV字型~倒松形で3個の維管束痕が見られる。
(↓)側芽と葉痕・・・側芽は紡錘形~長卵形、葉痕は倒松形で3個の維管束痕があり、葉痕の脇に線形の托葉痕が見られる。
髄は細く淡褐色で五角形・・・
樹皮は灰色で滑らか、菱形の皮目が多数みられる。
(冬芽と葉痕:254種目)
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