かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ヤマナラシの冬芽と葉痕・・・

2019年12月01日 | 冬芽と葉痕

今日から12月・・・木々の葉が落ちて「冬芽と葉痕」の季節が始まった! 

・・・と云うことで今シーズンの第一弾はヤマナラシの冬芽と葉痕をアップ!

ヤマナラシ(ヤナギ科ヤマナラシ属:箱の材料にしたことから別名はハコヤナギ)は僅かな風でも葉が揺れ擦れあって鳴るから「山鳴らし」なんだ!

(↓)は、横に伸びた枝から上方に伸びた側枝・・・1年生枝や側枝には頂芽と側芽が発達する。


ヤマナラシの枝には往々にして短枝(↓)が見られる。 短枝は頂芽だけが肥大し側芽は発達しない!


(↓)頂芽と葉痕・・・頂芽は三角錐状卵形~長卵形で10~13枚の芽鱗に包まれ樹脂を被っている。 

芽鱗は隆起して浅いV字型~倒松形で3個の維管束痕が見られる。


(↓)側芽と葉痕・・・側芽は紡錘形~長卵形、葉痕は倒松形で3個の維管束痕があり、葉痕の脇に線形の托葉痕が見られる。


髄は細く淡褐色で五角形・・・


樹皮は灰色で滑らか、菱形の皮目が多数みられる。


(冬芽と葉痕:254種目)


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冬芽ハンドブック
林 将之
文一総合出版

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