取っても取っても出て来る雑草・・・一昨々日も庭や畑の草むしり!
庭のマツの下ではシランが満開・・・
シランはラン科シラン属で丈夫なランなのでどんどん増えてくる・・・
北側の路地ではハランの植え込みからドクダミがいっぱい出ていた。
ハランはランと付いていてもラン科ではなくキジカクシ科スズラン亜科ハラン属で葉がラン(蘭)に似ているから・・・本来は大きな葉のランでバラン(馬蘭)だったんだって!
葉をかき分けてドクダミを抜いているとハランの実を見つけた!
直径2~3cmの濃い緑色でスダチの実のようだね!
割ってみると中にはちょっと柔らかめの種が有った・・・まだ熟していないのかな?
別の根元には昨年の種が散らばっていた。 一粒持って爪を立ててみたら石のように硬かった。 ほとんどがカビていたけど自然界ではどうやって散布されるのだろうかな?
もしかしたらと探してみたら地面から咲いているような濃紺色の花が幾つか見つかった。 蕾と並んでかなり開いている花が有ったので一つ取って来た・・・
図鑑などによると花被は8つに裂けると書いてあるけれど、これは9裂だな・・・
ハランの花は地上に咲くので最初はカタツムリやナメクジが花粉を媒介すると思われていたらしい。 その後はトビムシの仲間が花粉媒介者ではないかと言われていた。
最終的に森林総研の研究でキノコに擬態した花に騙されたキノコバエ類が花粉を運んでいることが分かってきたらしい。 まさに波瀾万丈の世界・・・(笑)
ところで花の構造が分からないので半分に割ってみた・・・壷型の花被の中央に花柱が杯型に広がり、その下に葯があるという特殊構造だった!
花被と同じく葯は8個と書いてあったけど花柱を外して数えると9個・・・単子葉植物は三数性だから9個の方がしっくりいくけど、どうなんだろ?
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