先日の吾妻渓谷自然観察会の続き・・・今回は更にマニアックになって虫えい(虫こぶ)編! 観察した順に紹介していくね!
まずはイヌブナだけに見られるイヌブナハボタンフシ・・・イヌブナボタンタマバエによって葉表に釦状の虫えい(虫こぶ)が作られる。 秋には虫えい(虫こぶ)のまま落下して越冬するらしいが生活史の詳細は分かっていない!
次は鹿飛橋に掛かるイタヤカエデに見られたイタヤカエデハイボフシ・・・フシダニによって作られたもので図鑑には載っていない種なんだ!
橋周辺のシロヨメナに見られたシロヨメナハナフクレフシ・・・この虫えい(虫こぶ)はタマバエの一種によって作られるのだけど全国で群馬県、それも榛名山と此処だけでしか確認されていないものなんだ・・・ハッケンシャハワタシ
左岸側の遊歩道沿いに見られたヌルデミミフシ・・・ヌルデシロアブラムシによって複葉に作られる不定形の袋状の虫えい(虫こぶ)で、染料やタンニンを採る五倍子として有名だね!
続いてヌルデハベニサンゴフシ・・・ヤノハナフシアブラムシによってヌルデの複葉に作られた珊瑚状の虫えい(虫こぶ)だけど虫は脱出した後だった!
熊の茶屋跡前の石垣にはノブドウが垂れ下がりノブドウミフクレフシが見られた。 色鮮やかな実はノブドウミタマバエによって作られた虫えいの事が多いんだ!
最後は私も久しぶりに見たハクウンボクエダサンゴフシ・・・ハクウンボクハナフシアブラムシによって2年がかりで作られる虫えい(虫こぶ)なんだよ!
このアブラムシには攻撃性がある兵隊が居るのでむやみに揺すると刺されることもあるので要注意だね! 当ブログ143種類目
二つのブログランキングに参加しています。 (↓)のバナーをクリックして応援よろしくお願いします! (3995話目)
日本原色虫えい図鑑 | |
クリエーター情報なし | |
全国農村教育協会 |