「日本人は保険好き」と良く言われる話だ。小生も現役時代1万円を超える掛け金を毎月保険に支払っていた。 最近特に「がん保険」の宣伝が多い。
キャッチコピーは「二人に一人はがんになる」だ。確かに一生涯で考えれば、男性の5割以上はがんと診断される。
しかし、50歳までに罹患する確率は「わずか2%」
60歳で「7%」以下にすぎず、
80歳でも37%以下、90歳や100歳まで生きる人を合わせてようやく「二人に一人」ががんに罹患する。
(国立がん研究センターがん対策情報センター)「最新がん統計」より。
この数値をかんがえたら若いときからがん保険に入る必要性に疑問が湧く。
必要な年代に合った必要な保険を選択する知識と選択が必要だ。
若いとき、結婚したとき、家族ができたとき、家族構成が壮年期を迎えたとき、定年を迎えるころ、退職後の保障。それぞれ多くの見直しが必要だ。
宝くじ。100円の宝くじを買って元金以上に帰ってくる確率は「わずか6%」。
かと言って掛けずはいられない必要保険は数多い。
「自賠責保険」「任意保険」「火災保険」「生命保険」「医療保険」だ。
新築住宅をローンで組めば「団体信用保障保険」も必要だ。
健康保険、年金保険、介護保険、等公的保険は当然必要だ。
ファイナンシャルプランナーはこれらの必要な知識を獲得できた人から構成された専門家だ。最近この資格者が増えている。
この知識が世論を下支えして成熟した社会基盤の
法制度の構築に寄与いただければうれしい。