お盆も終わる。Uターンラッシュの報道も見た。
帰省客はふるさとで英気を養い、墓参りして先祖の供養をする。
けっこう年中行事であるだけにこの時期に忙しい思いをする人達は多い。
遠隔地から帰省する人。混む電車、道路を経験して帰省する。
帰省みやげを含めて出費も多い。受け入れる側もそれなりに大変だ。先祖の墓の維持。お盆礼、墓掃除、仏具磨きに卒塔婆の注文。仏壇備えにお盆花等お備えの準備。来客布団の天日干し。仏間の掃除と整理整頓。中元粗品の準備。
スイカ、水菓子、枝豆、メロン、この時期の出費も嵩む。高校野球と暑い夏。庭木の潅水と夏祭り。会社や仕事はひとまず御休みモードではあるが、家庭的には忙しいのだ。
来客も去り、盆の墓参りツアー(親戚の菩提寺巡り)を終えると虚脱感。廻る方、受ける方、いずれも年中行事だ。この時期の行事として墓を守る家庭は仕事があってはこなせない。地方祭、お盆、年末年始、先祖と地方行事を受け継ぐ地域と住民は伝統を守る義務がある。
昨今、地域活動に停滞の声が聞こえる。地域での祭り、成人式、イベントに帰省する人の率が下がっているようだ。都会ではお盆休みを設けていないケースも多々あるようだ。小生の息子(東京在住・勤務)も帰省しなかった。
国が日本の文化土壌、習慣基盤を破壊しているのではないか。無党派層の拡大、政治に無関心な層の増加。これだけ生活が厳しく、不満の多い社会でありながら政治に無関心で政党主張に賛同しない層が大きいのだ。
マニュフェストで票を取り政権交替を行いながら、多くのマニュフェストを実行しなかった「民主党の責任は大きい。
主張を履行する勢力に期待する向きもあるが「維新の会」が自民党に次いで比例区第2位に躍進した。このアンケート数字に民主党は愕然としているそうだ。
野田降ろしが始まる。別の候補が擁立されれば、秋には解散・総選挙があるかもしれない。
主張が正しくとも実行力が伴わなければ絵に書いた餅だ。多くの意見に翻弄されて取りまとめができなければ何もしない無政府状態だ。
ここは大連立でも国の意見をまとめる組織が必要だ。解散・総選挙。そして「維新の会」の選挙動向。無党派層がこの動きに動けば日本は変わるかもしれない。
自民、民主、公明、維新の会の大連立。これが可能となつたら日本は変わる。