しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

家1軒分のゴミ

2014年11月04日 | Weblog

近所の高齢者が施設に移転した。施設は9畳程の一人部屋という。従来住んでいた家は2階建て6部屋ほどの家だった。

質素な暮らしだったが、大量の荷物が残っていた。

ベッド、三面鏡、箪笥等一部の家具は運んだが大部分は残していった。

親戚のご主人がほぼ一週間残された家財と奮闘していた。

新潟市は6分別のゴミ処分がある。町内のゴミステーションに出せるゴミも曜日、量に限りがある。

トラックを借りて焼却場に何度も運んでいた。廃棄物処理を業者に頼むと数十万かかるらしい。

できるだけ経費をかけることなく、処分を終えたいとする本人の意向もあるかもしれない。

ボランテイア袋(45L)に入れて整理していただいた。一人での作業は気が遠くなることだったろう。

過去40数年間一度も引っ越しを経験したことのない住民だった。家が比較的広かったので従来物を捨てるという習慣が無かったようだ。昭和の初期の新聞紙まであった。古いラジカセ、ビデオ、テープ、衣類が凄い量だった。

先日TVでリサイクル業界の持ち込み番組を見ていたらけっこうお金になるものもあった。携帯100円、スマホ5千円、本100円、健康器具1000円から6千円。家具(程度の良い物)500円。

持ち込みさえできればいくらかにはなるようだ。ただ、その持ち込む手間にそれ以上かかりそうだ。

かって、小生が引っ越しの際、古物商を呼んで引き取ってもらったことがあったが、軽トラ1台引き取ってもらって、6千円程だった。引き取り料も引かれた様だ。ゴミを出しても有料だ。ゴミを残して財産ということもない時代だ。

 

使わなくなった物は早めに処分して、家の空間を確保した方がよほど、快適に過ごせる。そんな感慨が残った引っ越し騒動だった。


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