昨日の議論はどちらが現実的かという判断が求められた。「少子高齢化」の進む地域。
地域毎に異なる地域団体とそこに組み込まれた団体の活動。それぞれが独自に活動している。
連携が難しい。学校統合が実現した地域ではあるが、子どもたちを見守る活動をしている組織は
まだ統合されていない。それぞれ独自に活動している。
学校統合によって生まれた閉校した校舎とグラウンド。玉つき式に移転すると生まれる空間。
地域が求める要望はそれぞれ旧来の地域住民が意見集約をして出したものだ。
下町地域全体のグランドデザインの観点で出された要望でなかった。
個々の地域と交渉して生まれる空間の活用法を検討してきた行政。多くの地域で方向性が示された。
市営住宅の移転、保育園の移転、青少年センター、国際青少年センター、コミ二テイセンターの移転。
子供達にやさしい地域をアピールする標語をつくり、多くの地域から生徒を呼び込める地域とすべきだ。
とする意見。
高齢者の多い地域である。高齢者福祉を主体に活動をしてきた。その観点から地域連携を
図ったほうが合意が近いとする意見。
多くがまだ独自で活動している地域コミ協自体の組織上の問題を解決する必要がある。
コミ協の活動が高齢者に重きを置くか、子供達に置くかの判断である。
高齢者の多いコミ協役員。多くは自分の子供達は学校に通っていない。自分の町内会には子供が一人も居ない。とする
町内会長が半数だ。
反面、65歳以上の高齢者は自分の町内の4割に達しているという実情がある。
更に子供を活動の目的とする専門部の役員のコミ協における立場、コミ協会長というトップの連携がとれているかの問題。
広域での住民合意が一つのテーマで得られるかの問題。多くの課題が指摘された。
「今は年寄りが主でしょう」子供達ではない。そうゆう声が聞こえてくる。現実のはざまで議論はかみ合わない。
強力なリーダーシップを発揮できる人材に乏しい。高齢者を主体とする組織に重きが置かれている。例えば防災訓練は高齢者の避難誘導を主な目的とする。
ここは、長期、中期、短期の3つの目標を掲げ、活動の方向性を示し、地域の賛同をえてゆくしかない。
そんな結論だった。多くの問題を含む統合問題。地域エゴも見え隠れする。若手のリーダーの新しい発想による連携が求められてる。