町内会長へのヒアリング

町内会は数多くの問題を抱えている。後継者問題、役員の高齢化、高齢者の一人暮らし世帯の増大、子どもがいない。若い親がいない。ＰＴＡ活動の停滞。學校への関心が乏しい。空き家の増大、廃屋の危険家屋化、空き地の増加、草ぼうぼうである。アパート、マンションの空室が目立つ。誰が住んでいるか表示が無い。郵便ポストの無い戸建て住宅、行政からの依頼回覧物の増加、行政の回覧物に併せて回覧してほしいとして届く、回覧物の増加。多くが町内会長宅に直接届く。説明を付けなければ配れないもの、班別になっていない配布物、集金が必要となる協賛金募集物、等々が増えている。高齢化している町内会長はパソコンが不得意な人が多い。いちいち、説明文章を付けて班長さんに回す作業がある場合、特に
嫌がる傾向がある。「行政から届く回覧物以外は配らない」とする町内会長すらいる。班長のなりてがいない。班に所属する世帯は１０軒以上あっても班長を引き受けてくれる世帯は３軒程度が実態だ。又、廻って来た！と班長経験者から苦情が来る。班長だけではない。町内会の役員は町内会長以外に専門部長が必要だ。防火部長、防犯部長、保健衛生部長、補導厚生部長、婦人部長、青年部長、会計、副会長、会計監査、等の役員も必要とする町内会が多い。世帯数の多い町内会は可能であろうが、５０世帯を割る町内会、アパート、マンションの多い、町内会は
役員のなりてが乏しくなる。回覧版の廻らない世帯の増大、ゴミ出し支援が必要な高齢者宅の増加。地域包括支援の必要性と制度の浸透が進んでいないこと。定期清掃活動に集まる住民の乏しさ。セーフテイ活動、交通安全、防火・防災訓練に参加してくれる住民の乏しさ。敬老者対策と制度の維持費用の増加。町内会費を集める事の難しい世帯・駐車場・アパートオーナーへの請求書の作成。防犯灯電気料補助金申請書の作成、町内会行事にかかった費用の一部を補助金申請する際の制度の理解が進まない。他のコミ協からの配布物要請もある。町内会配布ルートに乗せてほしいとする要望も増えて来た。定期的に配布要望のある団体は配布物を入れる袋お回収して届けてほしいと要望が来る。これ以上仕事を増やさないで欲しい！町内会長からの悲鳴が聞こえた。今回、多くの町内会長宅を回った。ヒアリングを行った。書面回答は戻って来ないが聞き取り調査はそれなりに効果がある。
調査員がコミ協役員だから。一般の顔が知られていない調査員よりはるかに具体的に答えてもらえた。永年地域で暮らし、長年地域で役員をしていないと聞けない話題、聞かせてもおらった。実態が少しわかった。