しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

大きなニュースが

2018年07月08日 | Weblog

豪雨で死者50人超不明70人超。西日本中心に停滞する梅雨前線の影響による被害報道が出ている。数十年に一度の記録的大雨。自然災害大国日本。住宅、畑、河川の氾濫、土砂崩れ、生き埋め現場、家屋の倒壊、流失。多くの自動車が屋根まで水に浸かった。全損査定。家屋も水が引いたら、取り壊し以外に選択肢の無い状況が多数出ている。どのくらいの被害総額になるだろう。大規模災害は保険の恩恵が及ばない。10~25%程度しか被害担保ができない。このような災害に対する備えは十分にできているとは言えない。日本が自然災害大国と言われて久しいが

対策はまだまだ不十分である。常日頃の防災訓練がの必須であることは勿論だが、住民の訓練に参加する意識は高まっていない。どこでも参加者集めに苦労する話を聞く。自助、公助、共助、意識はあっても浸透していない。リヤカーがあっても運ぶ人がいない。置く場所も確保できない。普段の訓練がむずかしい。昨日も訓練の具体的課題が議論された会議があつた。結論はとにかく広報と実行。意識を常日頃地域住民に持ってもらう事に活動を反復継続し、強化策を探る。そんな意識の確認をする会議であった。懇親も少し、深められた。

もう一つのニュースはオウムの7人が死刑執行された事。地下鉄サリン事件で29名の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件で麻原彰晃死刑囚ら7人の死刑が7月6日に執行された。戦後最大規模の死刑執行。全世界に報道された。「日本は死刑制度を堅持する数少ない先進国だ」」と。EU、ロシア、も同様な立場で日本を見ている。韓国でも97年以降死刑は実行されていない。主要7か国(G7)で死刑制度があるのは日本と米国だけ。日本政府の15年調査で、国民の80%が死刑制度を容認していること。日本の世論がベースになっている。凶悪犯罪を扱うメデイアの扱い、論調。「死刑は非人道的、残酷で犯罪の抑止効果もない」「基本的人権の侵害」まだまだ国民意識の中で世界水準の意識が育っていない。そんな結論となるのだろうか。23年も経って一つの事件の結末が出た。遺族の思いに一つの区切り。日本人の意識にも。いろいろ資料を読み考えさせられた2つのニュースでした。


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