しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

記憶の曖昧さ

2018年07月25日 | Weblog

多くの会議に参加する。若い頃はいつも鮮明に会議の内容が記憶に残っていた。60年も前の出来事。いまだに映像として記憶を辿ることができる。歳をとってくると脳の能力が低下する。大脳の細胞が死滅してくる。140億個の脳細胞の大半は使われていない。そんな記事もありましたが、実際の所は高齢となると大半は死滅している。そう実感としては思う。極最近の出来事すら思い出す事ができなくなる。朝、愛犬と散歩に出ただろうか?愛犬は糞を出してくれただろうか?家人に聞かれると明確な回答ができない日もあった。日常の反復行為。食べる、飲む、眠る、歯を磨く、トイレに入る、新聞を読む、ペットの散歩に出かける。習慣となった行為に刺激が残らない。特別においしい食事、大きな印象が残る出来事、そんな事でも起きない限り、記憶が曖昧となってきた。最近は地域の会議の内容が記憶に残らなくなってきた。必ずその日のうちに議事録・会議概要を残すようにしてきた。そうでないと資料が失われると会議そのもののあった事すら忘れてしまう。歳と思えば良いのだろうが、症状に普段と違う程度を感じたら引退も考えるべき。そんな意識が芽生えてきた。定年。これは個人差のある脳の衰えに対して一定の説得力のある制度だ。プライドだけは高く、いつまでも体力、気力、能力の低下を意識していても過大に「指示と点検だけ」で実務に拘わらない名誉職に固執する人物にだけはなりたくない。「引退」この意味は自分で判断すること。他人に指摘されて引退する辱めを受けることがないようにしたいものだ。地域は名誉職なんて言って名前だけの役員は必要がないのだから。


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