手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2020年3月)

2020年04月05日 | 会員の作品

三谷和夫:きのこ雲の下にも一つ太陽の落ちたる如しすべて溶かして(新アララギ2020.3)

佐々木フミ子:歩をとめて我も染まらむあかあかと白鷺の立つ夕日の原に(新アララギ2020.3) 

千葉照子:ハーン曰く敵の力を利するとは柔道のみならず国の質ぞと(添削2020.3)

今野英山:子供らの感性おのづと変はるべし超高層SNSみなフロンティア(新アララギ2020.3)

高橋毬枝:短冊の自筆の歌に顔の見ゆ近寄りて読む親しみて読む(新アララギ2020. 3)

麦島和子:*朝光に映ゆる深紅のどうだんつつじ沈む気持ちのわれ立ち返る(新アララギ2020. 3)

岸野トモヱ:*治五郎は友等誘いて白樺の文学興しきこの我孫子の地(添削2020. 3)

大倉康幸:*きめ細かく質問するは理解する意欲の徴良しとしようか(新アララギ2020. 3)

相川盈子:*災害派遣の布を広げて自衛隊のジープが走るわが町館山(新アララギ2020. 3)

宮本通代:さよならも言はずに逝きて三年過ぐしみじみ語りたきことのあり(新アララギ2020. 3)

葛岡昭男:*ご無沙汰を便りに描きたくなるような群れ咲く丘に揺れるコスモス(新アララギ2020. 3)

丸山さち子:*「母さんの歌じんとくるね」と子はいいて一首を手帳に写してゆきぬ(新アララギ2020. 3)

戸田邦行:*我よりも妻が先に読み解くを羨ましいとも妬ましいとも(新アララギ2020. 3)

鈴木英一:ダビンチの「受胎告知」をじつと見る遠近法を思ひ浮べて(添削2020. 3)


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